【パソナ(代表 南部靖之)】韓国若手人材の日本企業への就労サポートイベント開講式を開催!
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループは、優秀な韓国若手人材の日本企業への就労をサポートするためのイベント『Global Young Challengerプログラム2025』の開講式を、2月14日(金)開催に開催しました。
パソナ(代表 南部靖之)は、日本での就職を希望する韓国の若手人材を対象として、兵庫県淡路島で日本語やビジネス研修を行い、日本企業への就職を支援する『Global Young Challengerプログラム2025』を2月7日(金)から開始すると発表しました。これに先立ち、2月14日(金)には、「開講式」を兵庫県淡路市にて開催しました。
韓国若手人材の海外志向
出典:infofreestyle.com/thailand-travel-2
日本貿易振興機構(JETRO)が発表した「若者の海外就職を支えるエコシステム」(2024年12月25日)によると、海外でのキャリア形成を願う韓国の若年層は年々増加傾向にあるそうです。
日本を含む海外での就労を目指す動きが活発になっており、これに注目したパソナグループ(代表 南部靖之)が、韓国の大手銀行「新韓銀行」及び「韓国外国語大学」から受託する形で『Global Young Challengerプログラム2025』を運営する運びとなったのです。
プログラム内容
今回は17名の韓国若手人材を対象に、淡路島で約2か月間にわたってビジネスシーンに即した日本語研修や業界研究、面接マナーなど、日本特有の就職活動に向けた研修が実施されます。また、デジタルリテラシーの強化に向けたDX研修なども実施予定とのことです。
研修後はパソナグループのネットワークを活用し、全国の拠点を通じて就労支援が行われます。
『Global Young Challengerプログラム2025 開講式』概要
期間:2025年2月7日(金)~ 4月3日(木)
目的:韓国の若年人材のグローバルなキャリア形成を支援すると共に、日本企業の人材採用・事業成長に貢献する
対象:日本での就職を希望する韓国の若手人材(17名)
内容:約260時間の研修を実施
(ビジネス日本語研修・体験型インターンシップ・就職支援研修(業界研究、面接対策、合同企業説明会への参加など))
開講式の概要
日時:2025年2月14日(金)11:00~11:30
場所:GLOBAL HUB SQUARE(兵庫県淡路市野島常盤1042)
内容:
・来賓挨拶 キム・ミンジ氏/韓国外国語大学 国際社会教育院
・代表挨拶 南部真希也/パソナグループ 取締役常務執行役員
・研修生による決意表明
・記念撮影
韓国内では若手人材の就職難が続く
出典:gahag.net/003717-businesswoman-thinking
韓国では若年層の多くが大企業や公的機関への就職を目指すといわれています。長期間に及ぶ就職活動も一般的で、語学力の向上や資格取得など、いわゆる「スペック」を上げて他者との差別化を図る若者が増えているのです。
しかし、この「スペック追求」がかえって就活市場での差別化を困難にしているとも指摘されています。国内で競争が激化する中、海外就職を目指す若者が増えているのだといいます。
日本よりも厳しい韓国の雇用状況
日本でも若者の就職活動は簡単ではありませんが、韓国の雇用状況は日本よりも厳しいのが実情です。
求職者1人あたりの求人件数を指す有効求人倍率で見ると、日本は1を上回る「売り手市場」です。企業の求人が多い状態が続いている状況です。
一方で、韓国は0.6倍前後となっており、求職者に対して求人件数が少ない状態が続いています。2023年(0.58倍)には、日本(1.31倍)の半分以下の水準まで落ち込みました。
韓国では若年層の失業率が高め
2023年の失業率(年平均)では、韓国の15~29歳の若年層は5.9%で、労働力人口全体の2.7%よりも高くなりました。韓国の失業率自体は日本とあまり差がなく、OECD加盟国の中で見ても低水準です。
これは、韓国の若年層の「働き口」がないのではなく、大企業や公的機関などに人材が集中しているためだと考えられています。実際、中小企業やブルーカラーの職種など一部では人材が不足しているからです。
韓国は企業規模による賃金水準の格差が非常に大きく、多くの若年層が大企業や公的機関に就職したいと考える状況があるようです。賃金水準だけでなく、雇用の安定性や福利厚生、労働条件なども大企業や公的機関の方が充実しているため、人気が集中しているようなのです。
まとめ
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループでは、韓国の優秀な若手人材のグローバルなキャリア形成を支援していることがわかりました。それと同時に、日本の中小企業や地方企業のグローバル人材の採用をサポートしているため、事業成長に貢献することを目指しているそうです。
日本でも大企業や有名企業には若年層の就職希望者が多く集まり、中小企業や地方では若手人材不足が深刻化しています。パソナのこうした取り組みが、日本社会全体の人材不足解消につながることを期待したいですね!