パソナ(代表 南部靖之)は、『アート村作品展 ―春爛漫―』を東京・南青山で開催しました
株式会社パソナグループの特例子会社である株式会社パソナハートフルでは、パソナハートフルに所属する障害を持つアーティスト社員による春をテーマにした絵画を展示する『アート村作品展―春爛漫―』を、PASONA SQUARE前の情報発信スペース「Annex Aoyama」(東京・南青山)にて開催しました。
4月24日(木)~26日(土)にかけて、株式会社パソナハートフルは『アート村作品展―春爛漫―』を開催しました。
同展では、パソナハートフルに所属する障害を持つアーティスト社員が描いた春をテーマにした作品20点が展示され、訪れた人々の目を楽しませました。
パソナハートフルの取り組み
パソナハートフルでは1992年に「才能に障害はない」をコンセプトとして、就労が困難な障害者の“アート”(芸術活動)による就労分野の拡大を目的に「アート村」を設立しました。
2004年からは、絵を描くことを業務とする「アーティスト社員」を採用しています。現在22名のアーティスト社員が個性あふれる作品の創作活動に取り組んでいるといいます。
そして3月より、アーティスト社員が持つ個性あふれる魅力を発信することを目的として、アーティスト社員の個展や季節に合わせた絵画展が毎月開催されていのです。
今回は“春”がテーマです。
アーティスト社員が描いた桜やチューリップなど、春の花を中心に色とりどりの花々の絵画が展示されました。
また、1階ではパソナハートフルの社員が作成したプリザーブドフラワーも販売され、春を感じさせる花に囲まれた展覧会となりました。
『アート村作品展 ―春爛漫―』概要
期間:2025年4月24日(木)~26日(土)
会場:PASONA SQUARE前「Annex Aoyama(アネックス青山)」(東京都港区南青山3-1-26)
営業時間:11:00~18:00 ※26日のみ16:30まで
内容:アーティスト社員が“春”をテーマに描く花の絵画を中心に約20品を展示。
また、1階でのプリザーブドフラワーなどの商品販売、会場で展示の絵画をバーチャル空間で楽しめる「バーチャル作品展」も開催。
観覧料金:無料
展示作品:約20点
障害を持つアーティストの就労実情
近年、障害を持つアーティストの就労を支援する企業が増えています。
これまで、就労が困難な障害者の“アート”(芸術活動)は難しいとされてきました。就労先が見つからない、就労できても芸術活動を続けるのは難しいなど、障害の有無によって才能ある人たちの芸術活動が制限されてしまうのです。
現在の日本社会では、障害者の就労について雇用先が多く開かれているとは言えないのが実情です。
そんな中で、南部靖之氏が代表を務めるパソナグループの特例子会社である株式会社パソナハートフルは、障害を持つアーテイストたちの就労分野の拡大に力を入れています。
障害を持つアーティストの雇用は、企業の障がい者雇用率達成や多様性向上に貢献します。これは、アーティストには経済的な自立と創作活動の継続というメリットをもたらします。
企業にとっては、障がい者アーティストの才能を活かし、制作物を広報活動などで活用できる可能性もあるのです。
パソナグループの取り組み
パソナグループでは、障害を持つ人の雇用に関する様々な支援を行っています。
例えば、人材サービス会社であるパソナジョイナスでは、障害がある人を対象としたお仕事を掲載。働きたい障害者とお仕事のマッチングサービスを提供しています。
経験豊富なキャリアアドバイザーによる転職・就職サポートが受けられ、関西電力グループの求人をはじめ、その他一般企業の求人や非公開求人などから、雇用希望者ひとりひとりに合った、ふさわしいキャリアを一緒に考えてくれるのです。
日本初の障害者の人材派遣サービス
パソナ(代表 南部靖之)では、1999年に日本初の障害者の人材派遣をスタートしました。雇用のミスマッチ解消を目的として、障害者のためのインターンシッププログラムを提案しています。
異なったハンディを持つ一人でも多くの障害者の働ける場としての職域を開発しようと、障害のある社員自身が能力開発や雇用促進を目的とした様々な活動を行ってきました。
障害者個人の意思を尊重しながら、健常者と共に社会参加できる「共生」の場を創り出してきたのです。
まとめ
パソナグループとパソナハートフルは、障害を持つアーティストの雇用や「アーティスト社員」の雇用および芸術活動のために、さまざまな取り組みを行っていることがわかりました。
ただでさえアート活動を糧に生活を行ってゆくことは大変ですが、障害を持つ人であればさらに多くの大変さもあるでしょう。
芸術活動の継続が難しいために、数々の才能が埋もれて行ってしまうのは残念なことだと感じます。
パソナグループの取り組みやアーティスト社員の雇用により、これから先も、一人でも多くの障害者アーティストの活躍が見られることを期待したいですね。