パソナ(代表 南部靖之)、朝日インテックと共同で最先端医療技術に関する展示を実施
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展する同社パビリオンにおいて、最先端の医療技術を体感できる『未来の医療 ~リモート操作による空飛ぶ手術室~』に関する展示を行うと発表しました。同展示は朝日インテック株式会社と共同で行われます。
南部靖之氏が代表を務める株式会社パソナグループでは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にパビリオン「PASONA NATUREVERSE」を出展します。
この度、同パビリオンの「からだゾーン」において、パソナグループと朝日インテック株式会社(本社:愛知県瀬戸市、代表取締役社長 宮田憲次)が共同で、最先端の医療技術を体感できる『未来の医療 ~リモート操作による空飛ぶ手術室~』に関する展示を行うことが発表されました。
朝日インテック株式会社とは
朝日インテックは、極細ステンレスワイヤーロープの開発・製造・販売を行う研究開発型ものづくり企業です。独自のステンレス加工技術を活かしてつくられる同社の製品は、医療機器分野や産業機器分野で数多く使われています。
同社の主力製品は、血管内カテーテル治療に不可欠な医療機器・心臓血管治療用のガイドワイヤーです。国内・世界ともにトップシェアを獲得しており、同社がつくる極細ステンレスワイヤーロープは、最先端医療の発展に欠かせない製品だと言えるでしょう。
展示内容
『未来の医療 ~リモート操作による空飛ぶ手術室~』に関する展示では、「フライングオペレーションユニット(空飛ぶ手術室)」と、遠隔治療に当たる「リモートオペレーションセンター」から成る『未来の医療』に関する展示が行われます。
フライングオペレーションユニット(空飛ぶ手術室)
自走型マイクロロボットや医師をドローンで遠隔地に運ぶ「フライングオペレーションユニット(空飛ぶ手術室)」では、遠隔治療のコンセプト展示が行われます。
世界中に配置された「空飛ぶ手術室」を通じて、山間部や離島等の僻地、海上の船舶等でも最先端の治療が受けられる『未来の医療』を提案するとのことです。
この展示では、大林組と国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科の共同開発による手術室照明システム『オペルミ』が導入され、無影環境を作り出しています。
これは従来の手術室照明が持つ課題をクリアする新たな照明技術であり、今後、さまざまな施設への適用が進められています。
リモートオペレーションセンター
遠隔治療や手術を指示する「リモートオペレーションセンター」の構想展示では、医療へき地や海上などの特殊な環境でも、いつでも誰でも低侵襲な治療を受けられる社会の第一歩となるビジョンが展示されます。
現在、心臓血管治療用ガイドワイヤーを使った手術には2D映像が用いられています。その成否は医師の経験値に左右される部分が大きいのが実情です。
朝日インテックでは近い将来、映像を3D化し手術のナビゲートを行うことで、血管治療の標準化を目指しています。
展示概要
「フライングオペレーションユニット(空飛ぶ手術室)」と、遠隔治療に当たる「リモートオペレーションセンター」から成る展示で、『未来の医療』のあり方を提案。
【主な展示内容】
・<現在の医療> 手術用ガイドワイヤー操作体験
・<近未来の医療> 近未来のカテーテル手術体験
・<未来の医療>「自走型マイクロロボット」による血管内治療のコンセプト展示
・<未来の医療>「空飛ぶ手術室」による遠隔治療のコンセプト展示
へき地医療の課題点
近隣に医療機関がない僻地では、以下のような問題点が指摘されています。
地域住民に十分な医療を提供するために、病院・診療所が行政機関と連携して効率的かつ持続的な医療体制を構築することが求められています。
パソナグループの願い
パソナグループでは、『いのち、ありがとう。』をコンセプトに『PASONA NATUREVERSE』においてさまざまな展示を行う予定です。
子どもからお年寄りまで、世界中のすべての人たちが、
いのちを尊び、いのちへの感謝で包まれる、そんな世界を創りたい!
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)での展示には、パソナグループのそんな想いが込められています。
世界中から多くの人々にパビリオンを訪れてもらい、『ありがとう』が響き合う世界「NATUREVERSE(Nature×Universe)」をともに創る未来の創造者になってほしい―――それがパソナグループの願いなのです。