東京新聞の望月衣塑子記者がジャニーズ会見「NGリスト」について「この八百長会見を許さない!」と噛み付いた。しかし自らの講演会でも産経新聞の記者にNGを出していたことが発覚し、見事ブーメランに。そもそも質問という名の罵倒を繰り返す望月記者が質問を制限されるのは当然。自らの行いを顧みてもらいたいものだ。
10月2日に2度めの会見を開いたジャニーズ事務所・東山紀之新社長
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「なるべく多くの方からご質問をいただけるように、ご質問を一社一問でお願い致します。質問は簡潔にまとめてくださいますようお願いします。また、挙手いただけましたら、スタッフがマイクをお渡しいたします。では、挙手とお名前をお願いいたします――」
これは、10月2日に開かれたジャニーズ事務所による性加害問題の会見で、質疑応答前に司会者から伝えられたマスコミへの注意事項だ。
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しかし、質疑応答の中盤、マイクを通さず繰り返し発言をおこなったことで話題となったのは、東京新聞記者で、YouTubeチャンネル「Arc Times」のキャスターを務める望月衣塑子氏。
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「9月7日におこなわれた1度めの記者会見で、望月氏は数分間にわたり持論を話し、東山氏に『自身は被害にあったのか』と問うなど過激な発言が物議を醸しました。
今回の件についても、ネット上では “例の記者” として、《お騒がせ記者》《傍若無人》といった指摘が相次いでいました」(会見に出席した芸能記者)
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「ジャニーズ」名称の変更、被害者への補償の詳細、そして再発防止についての説明が一通りおこなわれ、会見開始から約30分後にマスコミによる質疑応答の時間となった。
司会者は、3ブロックに分かれているうち、最前列の記者から当てていき、中列、後列と順に当てていった。質疑応答から約20分経過したころ、東山と井ノ原の回答後に望月氏は挙手制を無視して質問を重ねた。その際、司会者から制止が入ることはなかったが、会見があと1時間となったとき、またも矢継ぎ早に質問をしたことで司会者から注意が入った。
司会から「発言が求められてないので、ちょっと静かにお願いします」と指摘されるも、質問をやめない望月氏に「司会がちゃんと回せやオラ!」と、別の記者から怒号が飛び交う事態となったのだ。
「挙手をしていた記者たちが半数以上当てられないまま、会見終了間近に繰り広げられる “望月劇場” に『またか……』と呆れ顔の記者がほとんどでしたね。一部で野次を飛ばす者もいましたが、『勘弁してくれ』という失笑の雰囲気さえ漂っていました」
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ジャーナリストの大谷昭宏氏(78)が3日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。故ジャニー喜多川元社長による性加害を受け、ジャニーズ事務所が開いた2度目の会見で一部混乱が見られたことに言及した。
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司会のタレント・恵俊彰が「いろいろな方が質問したい、という熱は高かった」という見方を示すと、大谷氏は「1社1問でも、これだけの社が出ているわけですから、1問ずつでもトータルどれぐらいになるんですか?ということ。私は1社1問でもいいと思う。自分が質問しなくたって、他の社が質問しているわけですから」と私見を述べた。
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さらに「大事なことは、新聞記者の仕事は質問することではなくて、記事を書くこと。この件でどういう記事が出てくるかを我々は見ている。“あなたがどうしても質問しなさい”と。記者というのは自分自身の爪痕を残したいという思いがあるわけです。それはそうじゃなくて、各社が1問ずつ出して、しっかりと回答を引き出すと。自分はどういうふうに今回の会見を見たのか、どう建設的だったのか、進んでいないのか、そういうことをはっきり書くのが記者の仕事」と主張したうえでで「ちょっと同業者として、この混乱は恥ずかしく見ていました」と話した。
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【ジャニーズ事務所会見】望月衣塑子記者が順番守れず“大暴走”ルール無視して質問↓井ノ原快彦「小さな子どもたちも見ている。ルールを守っていく大人たちの姿を見せていきたい。どうか、どうか落ち着いてお願いします」↓揉める報道陣への一言に会場拍手↓『望月記者の醜悪』がトレンド入り pic.twitter.com/1zgN8rWLxt
— トゥーンベリ・ゴン (@bakanihakaten35) Oct 2, 2023
← 質問の順番を守らず、最後まで勝手に質問して大暴走する東京新聞の望月衣塑子 記者。→ ちゃんと順番を守り、的確な質問をする実話ナックルズの記者さん。これからは新聞読まずに実話ナックルズ読むわ。ジャニーズ事務所会見 順番守れず井ノ原快彦がなだめる「落ち着いていきましょ」 pic.twitter.com/w5PoGKElyV
— お侍さん (@ZanEngineer) Oct 2, 2023
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ジャニーズ事務所の好感度アップにいちばん貢献したのはイソコだった。もしかして、事務所とグルじゃないのか。 https://t.co/ZM3r4f9Sab
— 池田信夫 (@ikedanob) Oct 2, 2023
【取材・執筆】この八百長会見をこのまま許すわけにはいきません!望月衣塑子記者が振り返るジャニーズ会見 記者席から見た現場の状況は、「NGリスト」に名前はあったのか…… pic.twitter.com/XAMwDxRCMy
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) Oct 5, 2023
9月7日の会見であれほど強く白波瀬氏の次の出席を東山新社長に求めたが、10月2日の会見でも欠席。しかし、白波瀬氏はいまだに嘱託職員だという。東山氏は、元マネジャーの性加害問題での辞職についても何も語らず、10月2日の茶番に拍車がかかった形だ#ジャニーズ事務所会見 のやり直しを強く求めます… pic.twitter.com/uyinGnJnJz
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) Oct 3, 2023
ジャニーズ事務所の記者会見をめぐり、特定の記者を指名しないようにする「NGリスト」が存在していた問題で、きょう、運営会社がリストの作成を認め、謝罪しました。こうした中、社員の1人が取材に応じ、業界の裏事情を語りました。
(中略)
「NGリスト」を作成した理由について、「円滑な運営準備のため」などとコメントしましたが、社員の1人は取材に対しこう答えました。
FTIコンサルティング社員
「業界の裏話として一般的に作ることはある。限られたメンバーだけ持っていた」
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そもそも、9月30日に打ち合わせ会議を行った際、会見の運営を任されていたPR会社側が媒体リストを持参し、「そこにNGと書いてあった」という。それを見つけた井ノ原快彦が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と指摘。すると、PR会社が「前半ではなく後半で当てるようにします」と“NGリストの記者には後半部分であてるようにする”と答えたといい、「そのやりとりをその場にいた役員全員が聞いております」と説明した。
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望月衣塑子「東山氏と井ノ原氏の辞任を強く求めます」新聞記者が辞任要求してしまうの巻 pic.twitter.com/XhGwc106by
— Inetgate Writer (@Inetgate) Oct 5, 2023
東京新聞社会部の望月衣塑子(いそこ)記者が講師を務める憲法学習会の開催について、報道各社が加盟する新潟県の県政記者クラブに告知をしながら、本紙記者だけが取材を拒否される事態があり、産経新聞社新潟支局は(2017年9月)25日、学習会を主催した新潟県平和運動センター(新潟市中央区)に口頭で抗議した。
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本紙記者は会場で同センター側から取材と写真撮影の許可を得たものの、学習会の開始直前になって同センターの有田純也事務局長が「望月記者が話したいことを話せないので、産経だけは駄目だ」などと取材を拒否し、本紙記者は抗議したものの会場から退去させられた。
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新潟支局の25日の抗議に対し、有田事務局長は「望月記者との紛争当事者である産経新聞の取材に対し、参加者から拒否感や心配する声があり、主催者として判断した」と取材拒否の理由を説明。「産経新聞が取材に来るとは考えず県政クラブに告知した。会場で取材を断ったことは手続き上のミスで申し訳ない」としながらも、本紙に対する取材拒否は「今後もあり得る」とした。
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望月記者は、官房長官の記者会見で産経新聞の報道を「官邸のリーク」とした事実誤認の発言を撤回し、本紙に謝罪した経緯がある。
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予想外の展開に、記者は内心慌てた。「報道陣の取材は全てシャットアウトになったのか」と問うと、「他の社は大丈夫ですが、産経は駄目です」との返答。「なぜ、弊社だけが?」と繰り返し問うと、「産経がいると、望月記者が話したいことを話しづらくなるからです」と、強い口調で返ってきた。
弊社の何が恐ろしいか、理解しかねたが、「圧迫感を感じるというなら記者腕章も外しますし、質問も控えます。講演だけでも聞かせてください」と交渉したが、シャットアウトされた。
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関係者などによると、講演会で望月記者は「北朝鮮問題は、現政権(安倍晋三政権)が対話を怠ってきた結果」と指摘したという。この主張は、同記者の話の内容としては、さして新しいものではないだろう。
個人的には、政権批判のためだけに、平和を「錦の御旗」に使うのは、いかがなものかと記者は思う。ただ、今回の問題と主張の内容は関係ないし、水面下でのやり取りは不明だが、表面上は、望月記者自身に取材を拒否されたわけではない。
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しかし、本紙に対し、主催者の新潟県平和運動センターが行った非常識な対応は、失望しか覚えない。機会があれば、大学や新聞記者の後輩、また、産経新聞の記者としても、望月記者の講演に対する取材機会を得たいと思う。
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「昔は、朝日や読売を打ち負かす特ダネを取ってくる優秀な事件記者だったんですがね…」。こう嘆くのは、東京新聞のベテラン記者である。ジャニーズ事務所の会見を「茶番だ」と騒ぎ立てる東京新聞・望月衣塑子記者(48)の“暴走”が止まらない。同僚たちは彼女の振る舞いをどう思っているのか。“本音”を聞いた。
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「NGリストの件でジャニーズ事務所側に問題があったことは間違いない。ただし、それと彼女の振る舞いは別問題だと思います。300人も出席した会見で、自分が指されないことを問題視すること自体が傲慢でしょう」
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「決して、ジャニーズ側を擁護するわけではありませんが、彼女についてはNGリストに入れられたのも仕方なかったと思います」
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しかもよく聞けば、望月氏は東京新聞記者としてあの会見に参加していなかったという。会見内容を報じた翌日の朝刊に“証拠”が載っていた。同紙は署名記事を原則としているが、会見の模様を伝えた「本記」には男性記者の署名しか入っていない。望月氏の名前は、被害者からの批判の声をまとめた「サイド記事」にあった。
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「会見には彼女が持つもう一つの肩書き、YouTubeチャンネル『Arc Times』キャスターとして参加していたようです」
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望月氏は、最近使い出したこの新たな肩書きと東京新聞記者を、都合良く使い分けている。例えば、7月28日に都内で開かれた、木原誠二前官房副長官の妻の元夫が死亡した事件の内幕を週刊文春に告白した元警視庁刑事の会見。
「あの時は各社一人という取り決めがあったため、警視庁クラブの記者を出すことになりました。望月さんは『私も出たい』と言ってきたそうですが、警視庁クラブは『これは警視庁の事件だから』と上層部を通して断った」(若手記者)
だが、いざ当日になってみると、堂々と会見場に入っていたという。
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一方、記者クラブ主催の定例会見には、取材申請なしで入れる便利な東京新聞の取材パスを利用する。6月に入管法が改正されるまでは、法務省の会見に毎回のように出席して、齋藤健前法務相と激しいバトルを繰り広げた。
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「1問終えたら挙手、2問目を終えてもまた挙手。指名されないと報道官に当たり散らす。質問内容も入管法改正に反対する自分の意見に過ぎず、事実誤認が含まれていようがへっちゃらです」(他社の法務省担当記者)
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6月8日には国会でも騒ぎを起こした。参議院法務委員会で入管法改正案に反対する野党議員の質疑中に「そうだ、そうだ」とヤジを飛ばし、鈴木宗男参院議員から「中立の立場から報道すべき記者として不適切な言動」と猛批判を浴びた。
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9月6日には、官邸記者会見で松野博一官房長官に「私が来ているときは大抵20分ぐらいで打ち切りになる」とクレームを入れ、松野氏から「東京新聞さんに一番長くにわたって丁寧にお答えしている」と反論されるバトルも。
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つまり、望月氏はどこの会見場に行っても、トラブルばかり起こしているのである。
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さぞ社内でも問題児扱いされているのではと思うのだが、先の中堅記者は「上層部は全く問題視していない」と語る。
「彼女の著書『新聞記者』が映画化されてから、誰も彼女をコントロールできなくなってしまっている。ただ現場レベルでは大ブーイングですよ。取材先から『あの望月さんがいる新聞社ね』と馬鹿にされますからね。独善的なジャーナリズムを貫くのは結構だが、その陰で頭を下げている同僚たちがいることを知ってほしい」(前出の東京新聞中堅記者)
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「昔の彼女は、あんなんじゃなかったですよ。警察官や検察官の自宅に夜討ち朝駆けして、ちゃんとネタを取ってくる記者だった。権力に擦り寄る手法を変えるのは結構だと思いますが、真実を伝えるという新聞記者の使命にもう一度立ち返ってほしいです」(同)
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他の記者からも迷惑がられていたようだ。