女子ゴルフの今シーズン、海外メジャー第3戦となる全米女子プロ選手権が、ワシントン州で行われました。21日に行われた第2ラウンドで、渋野日向子選手はスコアを2つ伸ばし通算4アンダー。首位と2打差の3位につけ、好位置をキープしました。
今大会は、パリオリンピックの代表選考を兼ねています。大会終了後の世界ランキングに基づいて、各国・地域の代表が決まるため、各選手にとって重要な試合です。
首位と2打差の4位からスタートした渋野選手は、10番ホールから12番まで3ホール連続バーディーを奪うなど、安定したプレーを見せました。第2ラウンドではバーディー4つ、ボギー2つと、スコアを伸ばすことに成功しました。
一方、日本勢では、世界ランキング22位の山下美夢有選手が2つスコアを伸ばし、通算3アンダーで6位に順位を上げました。しかし、世界ランキング20位の古江彩佳選手は2つスコアを落とし、通算1オーバーで23位に後退しました。
全米女子オープンを制し、日本選手トップの世界ランキング6位につける笹生優花選手は、通算5オーバーで64位。予選は通過しましたが、世界ランキング21位の畑岡奈紗選手は、通算7オーバーで予選落ちとなりました。
初日に渋野選手とともに4位につけていた岩井明愛選手と西郷真央選手は、ともにスコアを落とし、通算2オーバーの33位に後退しました。
アメリカのサラ・シュメルゼル選手と韓国のヤン・ヒヨン選手が、通算6アンダーで首位に並んでいます。
渋野選手の今後の活躍に注目が集まります。
全米女子プロ選手権は、オリンピック代表選考という大きな意味を持つ試合です。渋野日向子選手は、2打差の3位と、好位置につけています。安定したプレーを見せ、バーディーを連発するなど、好調ぶりを感じさせました。
ただ、首位との差は2打と、決して楽ではありません。最終日には、さらに上位進出を目指し、積極的に攻める姿勢を見せることが重要です。
オリンピック代表争いも、熾烈を極めています。日本勢は、渋野選手の活躍に加え、山下美夢有選手の躍進も見られます。各選手の戦いぶりに目が離せません。
全米女子プロ選手権は、今後の女子ゴルフ界の勢いを左右する重要な大会です。渋野選手をはじめ、日本勢の活躍に期待しましょう。