7月14日に開幕する大相撲名古屋場所の番付が発表され、先場所初優勝を飾った大の里が、幕下付け出しとしては史上最速となる7場所での関脇昇進を果たしました。
大の里は、新小結として臨んだ先場所、身長190cmを超える体格を生かした力強い相撲で12勝3敗の成績を収め、見事初優勝を達成しました。幕下付け出しでの初優勝は史上最速、付け出しを除いても新入幕として110年ぶりの快挙となる尊富士の10場所目よりも早い記録となりました。
今回の関脇昇進は、昭和以降の幕下付け出しでは平成26年の九州場所で昇進した逸ノ城の5場所昇進に次ぐスピード昇進です。元大関・武双山と並ぶ史上2番目の早さとなりました。
一方、先場所右足首の怪我で休場した尊富士は、十両に陥落しました。優勝からわずか1場所での十両陥落は史上初となります。また、先場所途中休場し、大関で2場所連続負け越しとなった霧島は、東の関脇に陥落しました。霧島は名古屋場所で10勝以上を挙げれば、大関に復帰できます。
さらに、先場所前頭2枚目で9勝6敗の成績を残した平戸海が新三役となる小結に昇進。また、先場所前頭筆頭で11勝を挙げた大栄翔が2場所ぶりの三役となる小結に復帰しました。
その他、関脇経験のある若隆景が1年ぶりの幕内復帰を果たすなど、5人が返り入幕を果たしました。33歳の遠藤も2場所ぶりに幕内に返り咲きましたが、新入幕はなしとなりました。
大相撲名古屋場所は、7月14日から愛知県体育館で開幕します。
大の里の関脇昇進は、まさに快挙と言えるでしょう。幕下付け出しからわずか7場所での関脇昇進は、彼の才能と努力の賜物です。今後の活躍に期待が高まります。
一方、尊富士の十両陥落は、怪我の影響が大きく、非常に残念な結果となりました。しかし、彼の持ち味であるスピードとパワーは健在です。怪我を克服し、再び幕内に返り咲くことを期待しています。
霧島も、大関陥落という厳しい状況に立たされています。しかし、彼は持ち前の闘志とパワーで、名古屋場所で10勝以上を挙げ、大関に返り咲くことを目指すでしょう。
名古屋場所は、大の里の関脇昇進、尊富士と霧島の復活など、見どころ満載の場所になりそうです。今後の戦いに注目していきたいです。