株式会社焦点工房は、中一光学のシネマレンズシリーズ「SPEEDMASTER CINEMA」に、新たに3つのレンズを追加し、2024年7月19日より販売を開始しました。ラインナップに加わったのは、Super 35mmフォーマット対応の「20mm T1.0 ASPH. S35」と「35mm T1.0 S35」、そしてフルサイズフォーマット対応の「50mm T1.0 LF」です。
3つのレンズはいずれも開放値T1.0という明るさを持ち、暗い場所での撮影や、背景をぼかした表現に優れています。特に「20mm T1.0 ASPH. S35」は、非球面レンズを採用することでフレアや歪みを抑え、クリアな画質を実現しています。
各レンズは、ビンテージレンズのような暖色系の色合いで、自然な描写が特徴です。動画撮影に配慮し、無段階で無音の絞りリングを採用しているのもポイントです。また、ピントリングと絞りリングの回転角や位置、大きさをシリーズ共通にすることで、レンズ交換時の調整が容易になり、カメラスタビライザーの使用にも便利です。
対応マウントは、ソニーE、ニコンZ、キヤノンRF、富士フイルムXと、主要なミラーレスカメラに対応しています。
今回追加された3つのレンズは、それぞれ個性的な表現を可能にする魅力的なレンズです。
個性的な3つのレンズ
# SPEEDMASTER CINEMA 20mm T1.0 ASPH. S35
Super 35mmフォーマット対応の広角レンズ。開放値T1.0ながら、非球面レンズを採用することでフレアや歪みを抑え、クリアな画質を実現しています。
# SPEEDMASTER CINEMA 35mm T1.0 S35
Super 35mmフォーマット対応の標準レンズ。開放値T1.0の明るさで、背景をぼかした撮影に最適です。
# SPEEDMASTER CINEMA 50mm T1.0 LF
フルサイズフォーマット対応の標準レンズ。開放値T1.0の明るさと、9枚羽根の円形絞りによる美しいボケ味が特徴です。
中一光学について
中一光学は、中国瀋陽に拠点を置く光学メーカーです。MITAKON(三竹光学のヨーロッパ向けブランド)のOEMメーカーとして、30年以上の実績があります。近年では、独自ブランドのレンズ開発にも力を入れており、その高い品質と性能で世界中のカメラ愛好家から注目を集めています。
まとめ
中一光学の「SPEEDMASTER CINEMA」シリーズは、開放値T1.0の明るさと、ビンテージ風な描写が特徴のシネマレンズです。動画撮影にも最適で、表現の可能性を広げてくれます。
中一光学のSPEEDMASTER CINEMAシリーズに、3つの新レンズが加わったというニュースに、カメラ好きとしてわくわくが止まりません。開放値T1.0という明るさは、暗所撮影や背景をぼかした表現に非常に魅力的です。特に20mmの広角レンズは、風景写真や建築写真など、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。35mmの標準レンズは、汎用性が高く、普段使いにも最適です。そして50mmの標準レンズは、ポートレート撮影に最適で、美しいボケ味を生み出してくれます。
また、ビンテージレンズのような暖色系の色合いは、独特の雰囲気を写真に与えてくれるでしょう。動画撮影に配慮した無段階で無音の絞りリングは、動画撮影においてもストレスなく使用できます。
各レンズの性能や描写については、実際に使ってみないと分かりませんが、中一光学のこれまでの実績を考えると、非常に期待が持てます。価格も手頃なので、これからカメラを始めたい人や、より表現の幅を広げたい人にとって、魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。
今回の新レンズは、従来のラインナップと共通の仕様を採用することで、レンズ交換時の調整が容易になるなど、ユーザーフレンドリーな設計となっています。これは、中一光学がユーザーの声を真摯に受け止め、より使いやすく、より良い製品を開発しようという姿勢を表していると感じます。
今後、中一光学からどのようなレンズが登場するのか、非常に楽しみです。