2024年03月10日更新
泉健太 立憲民主党 共産党

【決められない党首】立民泉代表、共産党と共闘する?しない?を『各議員の判断』に丸投げして解決か

立憲民主党が共産党と共闘するかしないかで、二転三転を繰り返す泉代表。連携にノリノリの共産党と政策合意なき連携に拒否感を示す他野党で板挟みという状況の中、泉代表はとうとう『各議員の判断に委ねる』と責任を放棄してしまった。党の方針すら決めることのできない代表の率いる立憲民主党。国民の信頼もボロボロだ。

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▼責任放棄…?立民・泉代表が『野党共闘の判断』を各議員に丸投げしてしまう

出典:www.fnn.jp
11月30日で就任3年目を迎える立憲民主党・泉健太代表。
インタビューで今後の選挙戦略について語った中で、自身の優柔不断さを露呈してしまった。

選挙における共産党との連携は「各議員の判断に委ねる」と堂々宣言


え、いいんですか、それで。
――最後に、次の選挙での議席増に向けてどのような戦略を描いていますか?

立憲民主党・泉健太代表:
立憲民主党の仲間は政権交代を目指して、自民党ではないもう1つの極を作るのに取り組んでいます。野党第一党という立場で、各地域で勝利のために努力をしているわけですから、戦い方を一律に縛るつもりはありません。例えば、連合の推薦や支援を受けようと思えば、連合からは「一線を越えれば推薦を出さない」と明示されているので、我々としては党内に周知をして、その範囲で各議員が判断をしていくと思います。
引用元:www.fnn.jp(引用元へはこちらから)
そして、次のような発言が続いた。
「今は他党の候補者を応援できる状況じゃない」
「"ここには野党候補がいる"と各党が抑制的に考える選挙区はある」
「各選挙区の情勢を見ながらどう判断するか」

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https://www.fnn.jp/articles/-/621109
――共産党との選挙区の候補者一本化に向けた調整は進めますか?
立憲民主党・泉健太代表:
今のところ党として他党の候補者を応援できる状況は生まれていません。我が党が仮に全選挙区に候補者を立てられない場合、他党が候補者をたてるかもしれない。一本化ではなく一人が立っていることを各党が受け止め、「ここには野党候補がいる」と各党が抑制的に考える選挙区は存在しています。各選挙区の情勢を見ながらどう判断するか。そのまま野党同士が突っ込んだら誰も得しない、政治も変わらないと、各党がいかに思うかですね。
引用元:www.fnn.jp(引用元へはこちらから)

思慮深いような物言いだが、単に決断するのを避けているだけにも聞こえる

▼優柔不断も大概にせいよ…共産党との共闘を巡って発言を二転三転してきた泉代表

5月「共産党とは選挙協力しない」「他党に頼らず独自で頑張る

立憲民主党の泉健太代表は(2023年5月)19日の記者会見で、次期衆院選で共産党とは選挙協力しないと明言した。連携を見据えた政策協議も否定した。自分たちの政策を訴え、支持を広げることが重要だと強調。「そうでなければ、どの党と組もうが党勢は伸びない。他党に頼らず独自で頑張る」と述べた。

国民民主党との関係構築には重ねて期待感を示した。「元々一つの政党だ。連合や両党の地方組織には共に行動できるとの声がある。選挙協力は十分あり得る」と語った。
引用元:www.sanyonews.jp(引用元へはこちらから)

6月「野党間の連携は、各地域の事情も踏まえて柔軟に検討したい」

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出典:www3.nhk.or.jp
「選挙協力しない」と言ってからほんの1カ月後の発言
泉代表は、(2023年6月)25日、訪問先の群馬県高崎市で記者団に対し「今、それぞれの政党で『野党共闘』の姿が異なっている状態だと思う。立憲民主党として、可能なかぎり野党の議席を最大化していきたい」と述べました。

その上で「各県ごとに、さまざまな取り組みや経緯、小選挙区の構図もあり、それなりに柔軟に考えている」と述べ、野党間の連携のあり方については各地域の事情も踏まえて柔軟に検討したいという考えを示しました。
引用元:www3.nhk.or.jp(引用元へはこちらから)

10月「さまざまな政党とできる限り連携する」と急に共闘方針で盛り上がる

出典:www.sankei.com
直前の補選で共産党と選挙協力し、その成功体験が効いているようだ。
ニコニコ笑顔で野党を挨拶回りした泉代表。
与野党が対決する構図となった(2023年10月)22日の補欠選挙は、衆議院長崎4区で自民党が議席を維持した一方、参議院徳島高知選挙区では野党側が議席を獲得し、自民党の1勝1敗となりました。
立憲民主党は「与党側と1対1で戦う構図に持ち込めば対抗できる」と受け止めていて、執行部が23日、ほかの野党に異例のあいさつ回りを行い、共産党との間では次の衆議院選挙も含め連携のあり方について意見を交わしました。

泉代表は「さまざまな政党とできる限り連携する」と述べていて、衆議院選挙に向けて野党間の候補者調整を進めたい考えです。
引用元:www.nhk.or.jp(引用元へはこちらから)

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しかし、他野党から冷たい視線を向けられた途端に「あれは挨拶回り」と再び言葉を濁し始める…

(2023年10月)24日付の機関紙『しんぶん赤旗』は1面で、志位氏と泉氏との会談について「次の総選挙での連携確認」と報道。志位氏は25日の会見で、「泉氏側から、与党の議席を最小化していくために次の総選挙で連携、力合わせをやっていきたいという提起があり、私どもも賛成だという話をした。それはまさに『合意』だ」と強調した。

これに対し泉氏は、会談の目的は「ただのあいさつ回り」と説明。27日の会見では「われわれの方針は『野党議席の最大化』だ。『与党議席の最小化』という言葉は使っていない。そういうところにズレって生じるんだなと思う」と語った。
引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)
そして今回のインタビューでは「各議員に任せる」と半ば責任放棄を宣言
泉代表には党の方向性をまとめあげるだけの理念もリーダーシップも欠如していると言わざるを得ない

▼立民がフラフラしている背景には、2021年衆院選の大敗北がある

大々的に共産党と共闘した立民。
政権奪取した暁には『共産党が閣外協力』するという協定に国民がドン引きしていた。
「2021年9月8日、立民、共産、社民、れいわ新選組の野党4党は、共通政策に合意しました。そして9月末、立民と共産は、政権交代が実現すれば《日本共産党は合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする》と発表したのです。両党が組めば議席が取れると判断していたのでしょう。ところが、10月に衆院選が行われると、立民は109議席から96議席、共産も12議席から10議席と、共に議席を減らしたのです」

特に立民は大物議員の“討ち死に”が相次いだ。現職の小沢一郎(81)、中村喜四郎(74)、海江田万里(74)の各氏が選挙区で落選し、衝撃を与えた。
引用元:www.dailyshincho.jp(引用元へはこちらから)

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「衆院選後、立民の代表代行に就任する逢坂誠二氏(64)は朝日新聞の取材に《あの合意が出たとき、ぶっ飛んだ》と振り返りました(註)。あるベテラン議員も『発表があるまで何も知らなかった』と打ち明けました。結局、野党共闘のメリットより有権者の共産党アレルギーのほうが強かったわけです。小沢さんや中村さんといった与党自民党を知り抜いている大物政治家に逆風が吹いたのも、手痛い結果だと言えます。こうした苦い体験があるため、泉代表は共産との協力について煮え切らない発言に終始するのでしょう」
引用元:www.dailyshincho.jp(引用元へはこちらから)
出典:jp.quora.com
この選挙で生まれたのが『立憲共産党』なるパワーワードだ。
当時のネガティブな反響がトラウマとなり、共産党に擦り寄ることに対して危機感を抱かずにはいられない立民。
しかし一方で「選挙における共産党との協力は必須だ」という声が大きいのも事実

小沢一郎氏ら「野党候補一本化」を求める勢力が活発化

立憲民主党の小沢一郎衆院議員らが設立した「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」が(2023年7月)24日、国会内で初会合を開いた。

(中略)

 「有志の会」は6月、泉健太代表が否定的だった、共産党を含む候補者調整に取り組むよう働きかける目的で設立された。党所属の衆院議員の半数を超える50人超が賛同したとされる。
引用元:digital.asahi.com(引用元へはこちらから)
小沢氏は、この日の会合の冒頭、報道各社の世論調査で立憲の政党支持率について、「ますます思わしくない状態になっている」と発言。「候補者を統一しさえすれば、絶対に自公の候補に負けないのが現実だし、国民の願いだ」と述べた。小沢氏自身は、21日に共産の志位和夫委員長らと会食するなど、その動きを活発化させている。
引用元:digital.asahi.com(引用元へはこちらから)

▼結局どっちよ?「共闘ノリノリ共産党」と「共闘拒否の野党」のどちらも泉代表に不信感を抱いている

共闘にノリノリの共産党は泉代表の優柔不断に不信感


共産党との共闘に否定的な発言を聞きつけて「筋違いだ」とハッキリ不快感を示した小池氏。

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共産党の小池晃書記局長は(2023年7月)3日、国会内で会見し、次期衆院選を巡って野党共闘に否定的だった立憲民主党の泉健太代表が市民連合を介して再構築を模索する考えを示すなど、軌道修正に転じたことについて「これは筋が違う話だと思う」と単刀直入に批判した。

(中略)

小池氏は「各党が候補者調整を行う意思があるのかどうかを確認したい」などとした泉氏の発言について「非常に違和感を持った」とした上で、「どちらに向かって、おっしゃっているんですか? 候補者調整しないとおっしゃったのは泉さんじゃないですか? これはいただけない発言だ」と指摘した。
引用元:www.nikkansports.com(引用元へはこちらから)

国民民主党は立民の共産党との政策合意なき共闘に不快感

--昨日、立民と共産の党首が国会内で会談した。国民民主は野党共闘について今後どのように関わっていくのか
「わが党にも(立民から)面談要請が来ていたので、今日、受ける予定にしていたが、昨日、立民と共産が次の衆院選で選挙協力をするというような方向を打ち出したので、今日の面談は断った。わが党は選挙のために政策を脇に置いて、ただただ選挙目的で協力するということとは一線を画して結党した。とにかく自民党を倒すためには政策を脇に置いて、選挙を一緒にやれば何とかなるという考え方には立たない。政策が一致することでは国会や選挙でも一定の協力はあり得る」
引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)

立民スポンサーの連合は「共産党と協力する候補者は推薦しない」と立場を明確にした

立憲民主党の泉健太代表は9日、党本部で連合の芳野友子会長と会談した。芳野氏は次期衆院選に関する連合の基本方針を説明し、共産党と選挙協力する候補者は推薦しない考えを伝えた。泉氏は会談後、記者団に「(方針を)十分に理解をした」と述べた。

(中略)

連合は9日の中央執行委員会で次期衆院選の基本方針案を決定した。共産党を念頭に「異なる社会の実現を目的に掲げる政党」と政策協定を結んだり、集会に参加したりした候補者は「推薦できない」と明記した。
基本方針には連合が推薦を決めた後でも集会への参加などが判明した場合、推薦の取り消しも辞さないと盛り込んだ。
引用元:www.nikkei.com(引用元へはこちらから)

▼ネット民の間で泉代表に対する評価は「フラフラと定まらない人 」で定着しつつある

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政界からも国民からも「優柔不断」の烙印が押されてしまった泉代表。
そんな代表に党をまとめあげるリーダーシップなどあるはずもなく、立民の支持率はいたずらに下がる一方だ。

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