日本サゲに余念のないゴシップメディア週刊FLASH。今度は日本は核シェルターが足りない!と大騒ぎし、家庭用シェルターのPRに心血を注いでいる。「○○の国はこんなに普及しているのに」と言うが、果たしてそのデータは正しいのか。毎度いい加減な根拠でテキトーな記事を世に放つFLASHに踊らされてはいけない。
目次
2022年に入って、北朝鮮はすでに27回もミサイルを発射している。2020年の4回、2021年の8回と比較しても実験回数は飛躍的に増加しており、国民の生命や安全を守ることの重要性が高まっている。
しかし、日本の核シェルター普及率は0.02%にすぎない。スイス、イスラエルが100%、ノルウェーが98%、アメリカが82%、ロシアが78%であるのに対し、あまりに低い数字だ(NPO法人「日本核シェルター協会」2002年調べ)。
引用元:smart-flash.jp(引用元へはこちらから)
今回、岸田首相が示した方針によって、日本の核シェルター事情はどう変わっていくのか。有限会社シェルターセンゴク(長野県長野市)の大門克鳳社長に話を聞いた。
「国会で核シェルターについて議論が交わされたことはよかったと思います。中国や韓国に比べても、日本の普及率は圧倒的に低いですから。弊社も、ホームページへのアクセスは増えていますが、切迫感がないためか、実際の問い合わせはまだ増えていないのが現状ですね」
引用元:smart-flash.jp(引用元へはこちらから)
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では、家庭用の核シェルターはいくらから導入できるのか。
「家庭用のシェルターの場合、150万円程度から設置することが可能です。核シェルターというと、地下埋没型のものをイメージされるかもしれませんが、欧米で広く普及しているのは、爆風や熱線ではなく、着弾後の放射線物質から身を守るためのシェルターです。
(中略)
核攻撃が起こると、地下室などの密閉された空間に何カ月も避難しなければならないという印象があるかもしれません。通常、核攻撃は原発や軍事基地が標的になることが想定されますから、そうした施設の近くに住んでいないかぎり、放射性物質から身を守ることができるシェルターを備えていれば十分だと思います」
引用元:smart-flash.jp(引用元へはこちらから)
平壌郊外からミサイルが発射されたとして、東京に到達するまでは10分足らず。自宅に核シェルターがあれば、家族や大切な人たちを守ることができるのだ。
引用元:smart-flash.jp(引用元へはこちらから)
スイス放送協会の一部門であり、国外向けにスイスの情報を発信するウェブサイト“スイスインフォ”。
https://www.swissinfo.ch/fre/a-chacun-son-bunker/7485678
Si la construction d'abris antiatomiques était classée parmi les disciplines olympiques, la Suisse compterait certainement une trentaine de médailles d'or de plus à son actif.
Il suffit de jeter un coup d'œil à la situation mondiale pour se rendre compte qu'aucun autre pays n'aurait de chance de la surpasser dans ce domaine.
En réalité, seules la Suède et la Finlande se rapprochent de la situation helvétique. Mais avec leurs 7,2 et 3,4 millions de places protégées (soit une couverture égale à 81% et 70% environ de la population), ces deux pays ne peuvent espérer que la seconde marche sur le podium.
“もし、核シェルターの建設がオリンピックの種目であれば、スイスは間違いなくあと30個の金メダルを獲得していることでしょう。世界の状況を見れば、この分野でスイスを凌駕する国はないだろう。
実際、スイスの状況に近いのは、スウェーデンとフィンランドだけである。しかし、720万と340万の保護区(人口の約81%と70%に相当するカバー率)では、この2カ国は表彰台の2番手になることを望むしかない。“
引用元:www.swissinfo.ch(引用元へはこちらから)
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Ailleurs en Europe, la situation est très différente d'un pays à l'autre. En Autriche par exemple, la couverture de protection plafonne à 30% et la plupart des abris ne sont pas équipés d'un système de ventilation. En Allemagne, seuls près de 3% des habitants du pays pourraient trouver refuge en cas de nécessité.
”ヨーロッパの他の地域でも、国によって状況は大きく異なります。例えばオーストリアでは、保護率はわずか30%で、ほとんどの避難所には換気口が設置されていません。ドイツでは、いざというときにシェルターを確保できるのは、国民の約3%に過ぎなかった。”
引用元:www.swissinfo.ch(引用元へはこちらから)
なんか妙に、日本は核シェルターがないのを嘆くツイートが流れてくるとおもったら、「核の悲惨さを知り伝えていく国の核シェルター普及率()」みたいなツイートがあるからか。
— 丹羽薫(ニワカちゃんの諦観) (@NIWA_KAORU) Mar 9, 2017
これ日本核シェルター協会の出すグラフの時点で・・・だし、ドイツとかは普及率が日本と変わらんかった筈だぞ(入れてない
世界では常に核兵器による脅威にさらされており、日本のおいても安全保障環境も大きく変化しています。
国家機関や大手の調査会社などの統計データであれば、ある程度信頼はおけますが、よく知らない団体が発表している場合には、まずその団体がどういう組織であるか確認することが重要です。特にデータの信憑性に疑いを抱いた場合には、必須と言えるでしょう。
引用元:www.toranosuke.xyz(引用元へはこちらから)
核シェルター普及率を発表している日本核シェルター協会というNPO法人を調べました。すると、その協会の第1号会員として織部精機製作所という会社もでてきます。
日本核シェルター協会と織部精機製作所は、所在地が同一です。また、協会の代表者が織部信子氏(織部精機製作所の5代目社長)で、設立時の理事長が織部健二氏(織部精機製作所の6代目社長)ということが分かります。
さらに、NPO法人の事業報告書を見ると、収支は5万円~10万円程度となっています。
このNPO法人の主な収入源は会員からの年会費です。2014年度の年会費収入は2万円。定款によれば、会員の年会費は1万円ですので、2014年度の会費を支払っている会員数は2名となります。2名の会員のうち、1名は織部精機製作所、もう1名は代表の織部氏(信子氏あるいは健二氏)と思われます。つまり、法人会員を除くと、1名だけのNPO法人と考えられます。
引用元:www.toranosuke.xyz(引用元へはこちらから)
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日本核シェルター協会の調査によれば、諸外国の、人口あたり核シェルターの普及率は以下のとおりとなっています。
スイス 100%
イスラエル 100%
ノルウェー 98%
アメリカ 82%
ロシア 78%
イギリス 67%
シンガポール54%
日本 0.02%
韓国ソウル市 300%
引用元:hr-party.jp(引用元へはこちらから)
日本核シェルター協会とやらが「アメリカの核シェルター普及率は82%」とか言ってるけど数億人の国民がいてその人数が入れる核シェルターが存在するわけねーだろ 頭わいてんのか
— ふらい(あるところではにんじん) (@foo_lie) Jan 11, 2018
日本の核シェルター普及率は非常に低いのですが、実はイギリスやドイツなども核シェルター普及には不熱心です。
日本核シェルター協会の主張するイギリスの核シェルター普及率67%という数字も裏付けられる資料は見付からない。むしろイギリスは核シェルターの普及に不熱心だったという話しか出て来ないんだが・・・
— JSF (@rockfish31) May 26, 2022
「第二次世界大戦と同様、イギリスは国民のために大量のシェルターを建設することなく、冷戦を耐え抜いた。」
— JSF (@rockfish31) May 26, 2022
ソースはイギリスを代表する歴史研究者のデービッド・エジャートン教授。
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