中国の税関総署は8月24日、「日本水産物の輸入全面停止に関する公告」により、原産地を日本とする水産物（食用水生動物を含む）の輸入を全面的に停止すると発表した。停止は即日有効となる。

輸入停止の理由は、東京電力福島第1原子力発電所のALPS処理水（注）の海洋放出による食品への放射線汚染リスクを防ぎ、中国の消費者の健康と輸入食品の安全を確保するためとしている。
引用元：www.jetro.go.jp（引用元へはこちらから）

函館市川汲町にある水産加工会社では、近年、需要が高まっているホタテを中国向けに輸出していました。

しかし、中国が先月、日本から輸入する水産物などの食品について規制強化を示して以降、中国向けの輸出が滞り、工場にある冷凍庫には数十トンほどの冷凍ホタテが出荷待ちとなっています。

会社では、対応策として国内の消費者向けに新たにインターネット販売なども行っていくということですが、今回の中国政府による輸入停止の措置で今後、さらに影響が出ることを懸念しているといいます。
引用元：www3.nhk.or.jp（引用元へはこちらから）

【8月24日 Xinhua News】中国税関総署は24日、福島放射能汚染水の海洋放出が食品安全にもたらす汚染リスクを防ぐため、日本からの水産物の輸入を同日から全面的に停止すると発表した。
引用元：www.afpbb.com（引用元へはこちらから）

帝国データバンクによると、中国に輸出している日本企業を調査した結果、2023年8月時点で、漁業や農業、食品の加工などを行う食品関連企業の数が727社にのぼることがわかった。

食品関連企業の場合、中国向けの取引が販売額の半分以上を占める企業の割合が、ほかの業種と比べても高く、中国を「最大の得意先」とする企業が多くみられた。

中国では、日本産の干しナマコやホタテが人気で、日本食ブームもあり、食品の輸出が拡大している。

福島第一原発の処理水放出をめぐり、中国政府が日本産水産物の全面的な輸入停止措置に踏み切ったことは、大きな打撃となりそうだ。
引用元：www.fnn.jp（引用元へはこちらから）

　東京電力福島第一原発からの処理水放出に伴い、中国政府が日本産水産物の禁輸措置をとっている問題で、北海道は4日、関係者を集めた連絡協議会を開いた。出席者からは、すでに出始めている影響が報告され、禁輸措置の解除に向けた外交努力などを求める意見が相次いだ。

　非公開で行われた意見交換では、「中国に輸出したホタテが戻された」「保管する冷凍庫が足りなくなり始めている」といった影響が出始めていることが報告された。道によると、出席者からは、中国が禁輸措置を解除するよう国に働きかけることや、中国以外の輸出先の開拓、国内消費の喚起などへの要望が出されたという。
引用元：www.asahi.com（引用元へはこちらから）

大阪府岸和田市の漁協。本来であれば、中国に輸出する魚を前に担当者は途方にくれていました。

鰮巾着網漁協 赤井隆章さん

「ボラは９月、１０月が例年取れる時期、これからなんですよ。うちらもいま中国に向けて、輸出できるための申請して、やっと今年取れたところなんですよ。うちもせっかく（輸出申請を）取ったのに出されへんて、そんな状態ですわ」
引用元：nordot.app（引用元へはこちらから）