2018年04月12日更新
ウマ娘 umamusume 競馬

【ウマ娘 プリティーダービー】スペシャルウィークが主人公に選ばれた理由を考察してみた

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』で主人公に選ばれたのはスペシャルウィークでした。なんであえて知名度が低い馬を選んだの?と思うところですが、「適度に負けているのでスポ根作品と相性がいい」、「個性豊かなライバルが多かったので面白い」など、主人公にふさわしい理由がいろいろあることが判明しました。

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それほど有名ではないスペシャルウィークがなぜ主人公に選ばれたのか?

出典:1話
1話冒頭、スペシャルウィークは電車内で出会った親子に「私、スペシャルウィークって言います!」と名乗っていました。

競馬に詳しくない人の多くは、このシーンで「変な名前だな。まさか、そんな名前の馬がいるの?全然聞いたことないんだけど」と思ったはず。実際、スペシャルウィークはそこまで知名度の高い馬ではありません。
出典:prc.jp
こちらは2015年に優駿という競馬雑誌で行われた『未来に語り継ぎたい名馬』の投票結果。残念ながらスペシャルウィークはトップ10に入ることすらできず、18位どまりでした。アニメにも出ているオグリキャップやウオッカ、サイレンススズカのほうが順位は上でした。

「それならオグリキャップのほうが主人公にふさわしかったのでは?」と思った人も多いはず。しかし、知名度以外の部分でスペシャルウィークには主人公にふさわしい理由がいろいろあったのだと思われます。それをひとつひとつ説明していきます。

理由1:勝ったり負けたりを繰り返した

出典:3話
3話でスペシャルウィークは弥生賞では勝ったものの、皐月賞では3位に終わりました。これは史実通りの結果です。負けたレースもそのまま再現する方針と見ていいでしょう。

では、史実におけるスペシャルウィークの戦績はどんな感じだったかというと、17戦して10勝7敗。連勝があまり続かず(3連勝が最高)、ちょくちょく負けていたのが特徴的でした。
ウマ娘のプロデューサー石原氏は、雑誌のインタビューで「ビジュアルの雰囲気だけ見ると女の子たちがキャッキャするような華やかなアニメと思われるかもしれませんが、中身はガッツリとスポ根なので」と語っています。そういう方針でアニメを作る場合、スペシャルウィークぐらいの戦績のほうが、負ける悔しさとその後の成長を描くことができて、都合が良かったのだと思われます。

逆に、めちゃくちゃ強い馬、例えばシンボリルドルフを主人公にしていたとしたら、デビューから8連勝しているので、俺つええ主人公無双アニメみたいになってしまっていたはずです。

理由2:差しの戦法を使うことが多かった

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出典:3話
史実ではスペシャルウィークは3歳の頃は差しの戦法を使っていて、4歳になってからは先行という戦法も覚えたのですが、最終的にはまた差しの戦法に戻しました。
差しの戦法で勝つ場合は、レース序盤は後方でスタミナを温存して、レース終盤に一気に他の馬を抜き去って勝つという展開になります。そういう逆転勝ちはアニメにしたときに非常に盛り上がるので、戦法的にスペシャルウィークは主人公にふさわしかったのだと思われます。

逆に、逃げの戦法を得意としたサイレンススズカを主人公にしてしまっていたら、ひたすら主人公が1位を独走し、ほかの馬が「無理~」と言い続けるだけのつまらないアニメになっていたはずです。

理由3:怪我をしなかった

出典:3話
スペシャルウィークは引退まで大きな怪我や病気をすることがなく、コンスタントにレースに出走し続けました。サラブレッドの脚は「ガラスの脚」などと形容されるほどに故障が発生しやすいものなので、これはけっこうすごいことです。
そういう丈夫な体を持っていたおかげなのか、スペシャルウィークは負けるにしても善戦することが多く、負けた7戦のうち、ボロ負けしたのは1戦だけで、残り6戦は2位・3位になることができていました。

普通の視聴者は主人公に感情移入してアニメを見るはずで、その主人公がレース中に故障してしまったり、怪我が原因で実力を出しきれずに終わってしまっては楽しいはずがありません。その点、スペシャルウィークなら負けるにしても惜しいところまではいってくれるので、主人公にふさわしかったのだと思われます。

理由4:ライバルが豊富

出典:umamusume.jp
スペシャルウィークは勝ったり負けたりを繰り返した馬だったとさきほど説明しました。そういう戦績になったのは同世代(1995年生まれ)にエルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイ、キングヘイローという強い馬がいたせいです。また、世代は少し違いますがメジロブライト、テイエム‌オペラオー、エアグルーヴも脅威となる存在でした。
スペシャルウィークを主人公に据えれば、自然にそういったライバルたちをアニメに登場させることができます。ウマ娘のアニメはソシャゲの宣伝という位置づけだと思うので、いろんなキャラに興味を持ってもらうことが大事だったはず。そういった点で、スペシャルウィークは主人公役としてちょうどよかったのだと思われます。

また、ライバルたちが個性豊かだったこともアニメを盛り上げる上で都合が良かったのだと思われます。2chではライバルたちの特徴を次のように表現している人がいました。

雑草魂系ライバル セイウンスカイ
金持ち系かませ キングヘイロー
一部かませ系実力派天才 エルコンドルパサー
幼馴染系ラスボス グラスワンダー
‌かませ系ベテラン先輩 メジロブライト
ベテラン女先輩 エアグルーヴ
最強系後輩 テイエム‌オペラオー

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理由5:競馬が大人気の時代だった

出典:lite.blogos.com
中央競馬の売上は1990年代は絶好調でしたが、その後下がり続け、近年は多少回復傾向にありますが、それでも1990年代の売上には遠く及ばないという感じになっています。

スペシャルウィークがレースで活躍したのは1997年から1999年にかけてです。そう、ちょうど競馬の売上がピークを迎えていた時期なのです。
世間での競馬の扱いは、1990年代と現在とではかなり差があります。なんと、1990年代においては、ジャンプやサンデーといった主要な少年マンガ誌で競馬の漫画(マキバオー、じゃじゃ馬グルーミン★UP!)が掲載されていたのです。また、ダービースタリオンという競馬ゲームが大ブームになり、PlayStation版は173万本も売れました。

そういった競馬ブームを若い頃に経験した世代の人は、今、30代~50代。ちょうど、ゲームやアニメの制作指揮をとるような年齢になっているはず。そういう人たちが、自分たちが一番競馬に熱中した時代を描こうと考えた結果、スペシャルウィークたちが活躍した時代が選ばれたのではと思います。あと、競馬ブームを経験した人たちに当時の盛り上がりを思い出してもらい、もう一度、競馬の世界に戻ってきてもらおうという意図もあったのかも。

理由6:日本産の馬

出典:2話
2話で描かれていたように、スペシャルウィークは北海道で生まれました。しかし、日本で活躍する競走馬がみなスペシャルウィークのように日本で生まれるわけではありません。
スペシャルウィークの同期の中では、エルコンドルパサーとグラスワンダーが外国生まれです。両者ともに1995年の春にアメリカで生まれ、翌年、日本に送られました。

この生まれた場所というのは実は重要です。なんと、スペシャルウィークたちが活躍した時代においては、外国産馬は皐月賞、日本ダービー、天皇賞などに出走することが認められなかったのです。

もし、外国産馬を主人公に選んでいたら、描けるレースの種類は大幅に制限されていたはずです。あえてそんなハンデを背負う理由もないので、日本産の馬を主人公に選んだのは自然な選択だったと言えます。

理由7:人懐こいネタキャラ

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出典:3話
アニメの中でスペシャルウィークは、

・おっさんに脚を撫で回される
・袋詰めにされてスピカに強制連行される
・ウイニングライブで棒立ち
・太ってスカートのホックが閉まらない

などなど、完全にネタキャラ扱いを受けています。
アニメを面白くするためには必要な演出なのでしょうが、競走馬は気が強かったり、プライドが高かったりすることが多いので、うかつにこういう演出をすると、その馬のファンから「イメージを壊すな」と文句をつけられてしまう可能性があります。

しかし、スペシャルウィークの場合はそういう心配はあまりありません。なぜかというと、スペシャルウィークは人懐こい性格だった上に、ネタっぽいエピソードが多かったからです。

・ダービーで武豊騎手がムチを落としてしまった
・海外挑戦を計画していたが、国内で完敗して白紙撤回
・不調を脱するために16kgのダイエットをした
・勝ったと思ってウィニングランしたら負けていた

史実でこれだけやらかしているのですから、多少ネタキャラ扱いされてもどうってことはなさそうです。主人公に選ばれるのも納得ですね。

まとめ

スペシャルウィークは『負けを糧にして強くなった努力家』、『逆転勝ち狙いの戦法を使用』、『体が丈夫』というスポ根作品と相性の良い特徴を持っています。また同時に『ライバルが個性豊か』、『様々なレースに出走』、『競馬ブームを思い出させる』、『ネタキャラ扱いされても平気』という面白いストーリーを作りやすい特徴も持っています。ウマ娘は適度にギャグを織り交ぜた楽しいスポ根作品という感じなので、そういった特徴を持ったスペシャルウィークが主人公にふさわしかったのだと思われます。

ほかにもウマ娘の記事をいろいろ作っています!

記事作成にあたっては2chを参考にしました

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