2024年03月18日更新
ウマ娘 umamusume 考察

【ウマ娘 プリティーダービー】強さが大体分かる!各キャラの重賞レース勝利数ランキング!

各キャラの強さがわかっていたほうがアニメを楽しく見られるという人もいると思うので、各キャラが史実でどのぐらい重賞レースを勝ったかを調べて、ランキング形式でまとめてみました。レース結果についても言及しているのでネタバレが嫌な人はご注意を。最弱は連敗しまくったあの人、最強は王冠をかぶっているリギルの…。

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重賞レースとは

出典:1話
中央競馬では重賞レースというひときわ賞金の高いレースが存在します。重賞レースにはG1、G2、G3というようにグレードが設定されており、G1がもっとも格上となっています。

この記事では重賞レースでの勝利数順に主要なウマ娘をランク付けしてみました。G1勝利数が多い方を上とし、等しい場合はG2で比較、G2も同じならG3で比較しています。

このランキングは誰がどのぐらいの強さなのか、ざっくりと把握したい場合に役立つはずです。ただ、このランキングが正確な強さランキングになっているわけではありませんので注意してください。理由は次の通りです。

・重賞レースは新設されたり、グレードが変わったりすることがあるから、生まれ年の異なる馬の比較は不公平になる
・昔は外国産馬は出走できるレースが限定されていたから、外国産馬は不利になる
・同年代に強いライバルが多かった馬が不利になる
・短期間にずば抜けた活躍をした馬より、長く安定して活躍した馬が有利になる

1位:テイエム‌オペラオー

出典:OP
性別:牡
誕生:1996年
通算:26戦14勝
G1:7勝
G2:4勝
G3:1勝
他 :2勝
ウマ娘ではあんまり強キャラ感がないため、なぜか王冠をかぶっている変な人というイメージを持っている人が多いと思いますが、史実では超強い馬で、なんと獲得賞金総額は歴代2位(1位はキタサンブラック)。特に全盛期だった2000年には8戦して全勝(G1で5勝、G2で3勝)という信じがたい強さを発揮し、「世紀末覇王」と呼ばれました。

2位:シンボリルドルフ

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出典:OP
性別:牡
誕生:1981年
通算:16戦13勝
G1:7勝
G2:1勝
G3:2勝
他 :3勝
ウマ娘では生徒会長を務めており、カリスマ的存在として描かれています。史実でも『初めて無敗でクラシック三冠を達成』、『初めてG1で7勝』など、歴史を塗り替える活躍をし、「皇帝」と呼ばれました。無敗でクラシック三冠を達成した馬は、シンボリルドルフのほかにはディープインパクトしかいません。

3位:ウオッカ

出典:OP
性別:牝
誕生:2004年
通算:26戦10勝
G1:7勝
G2:0勝
G3:1勝
他 :2勝
史実では、牝馬でありながら牡馬を抑えて日本ダービーで優勝という快挙を成し遂げています。また、G1で7勝もしており、史上2番目に強い牝馬と評価されることが多いです(最強として名前が挙がりがちなのはジェンティルドンナ)。ウマ娘でボーイッシュなキャラとして描かれているのはそういった史実を反映したものでしょう。

4位:ゴールドシップ

出典:4話
性別:牡
誕生:2009年
通算:28戦13勝
G1:6勝
G2:4勝
G3:1勝
他 :2勝
ヤンチャな馬だったことを反映して、ウマ娘では遊び人キャラとして描かれているため、弱い馬だったと思っている人が多いはず。確かに、史実でもゲートが開いた瞬間に2本脚で立ち上がってしまい大きく出遅れて負けたりとやらかしは多かったです。しかし、調子(機嫌?)の良いときはめちゃくちゃ強く、スタミナを活かしたロングスパートを武器にG1で6勝もしています。やらかしが多かったのにそれだけの実績を残しているわけですから、持っていた素質は凄かったのだと思われます。

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5位:ナリタブライアン

出典:OP
性別:牡
誕生:1991年
通算:21戦12勝
G1:5勝
G2:3勝
G3:1勝
他 :3勝
史実では、7頭しかいないクラシック三冠達成馬の1頭です。ウマ娘に登場しているキャラでクラシック三冠達成したのはこのキャラのほかにはシンボリルドルフだけ。故障が多かったため、成績が伸び悩みましたが、故障前は「シンボリルドルフより上」「史上最強馬」と評価されることもありました。

6位:タイキシャトル

出典:OP
性別:牡
誕生:1994年
通算:13戦11勝
G1:5勝
G2:2勝
G3:1勝
他 :3勝
ウマ娘でハナさんから「日本一の短距離ウマ娘」と評されていたように、史実において短距離レースで勝ちまくりました。現在でも1600mの最強馬として、モーリスの次ぐらいによく名前が挙がります。国内でも国外でも、芝でもダートでも、晴れでも大雨でも、力を出し切ることができたのが特徴。海外G1を制した功績が評価され、外国産馬としては初めてJRAの年度代表馬に選ばれました。年度代表馬に選ばれた外国産馬はこの馬のほかには2頭しかいません(エルコンドルパサー、シンボリクリスエス)。

7位:メジロマックイーン

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出典:OP
性別:牡
誕生:1987年
通算:21戦12勝
G1:4勝
G2:5勝
G3:0勝
他 :3勝
6歳まで現役を続け、そして、成績が落ちなかった珍しい馬です。持久力に優れ、長距離戦を得意にしていました。3200mならディープインパクトよりも強かったと評価する人もいます。OPで雨のレースが描かれているように、雨で重くなった馬場が得意だったのが特徴。実はゴールドシップの祖父です。ゴールドシップも6歳まで現役を続け、持久力を武器にしていました。やはり祖父と孫は似るのだなという感じ。

8位:オグリキャップ

出典:www.youtube.com
性別:牡
誕生:1985年
通算:32戦22勝
G1:4勝
G2:4勝
G3:4勝
他 :10勝
ウマ娘では大食いしている姿がときどき描かれるモブキャラみたいになっています。しかし、史実では地方競馬の笠松競馬場でデビューして12戦10勝の好成績を上げ、勢いそのままに中央競馬に乗り込み、引退までに重賞レースでなんと12勝もしました。これはオペラオーと並んでトップタイの記録です。地方競馬出身の、二流の血統の馬としてはありえない活躍ぶりで、世間からの注目を集め、競馬ブームを引き起こしました。現代では考えられないほどの過酷なローテーションを組まれていたにも関わらず、故障が少なく、故障しても立ち直るタフさがあったのが特徴でした。

9位:スペシャルウィーク

出典:3話
性別:牡
誕生:1995年
通算:17戦10勝
G1:4勝
G2:4勝
G3:1勝
他 :1勝
みなさんご存知、ウマ娘の主人公です。アニメで描かれている通り、様々なライバルと激闘を繰り広げた、主人公属性の強い馬でした。実は、引退までに重賞レースで9勝を上げ、獲得賞金総額で当時1位になっています(今は12位)。それなら、「少なくとも1995年生まれの馬の中では最強だったんでしょ?」と思いたくなりますが、レースで一度もエルコンドルパサーとグラスワンダーに勝てなかったため、3番手という評価を受けることが多いです。まあしかし、その2頭は外国産馬なので、日本産馬としてはトップだったと言えます。ジャパンカップで、海外から参戦したモンジューという当時の欧州最強馬に勝利し、実況から「日本総大将」と呼ばれたこともありました。

10位:グラスワンダー

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出典:OP
性別:牡
誕生:1995年
通算:15戦9勝
G1:4勝
G2:3勝
G3:0勝
他 :2勝
ウマ娘では怪我に泣かされている、か弱い女の子みたいに描かれています。確かに史実でも骨折をしてレースに出られない時期があったのですが、怪我が治って調子を取り戻してからは、2連勝、2位、3連勝という好成績を上げました。強いときは本当に強かったので、ネットでは「グラス最強」というフレーズが半分ネタ半分本気で使われています。スペシャルウィークから見れば、ラスボスのような存在です。見た目に騙されてはいけません。

11位:ダイワスカーレット

出典:OP
性別:牝
誕生:2004年
通算:12戦8勝
G1:4勝
G2:2勝
G3:0勝
他 :2勝
ウマ娘世界では貴重な牝馬です。同じく牝馬のウオッカとは同期で、5回同じレースに出ています。G1勝利数で比較するとウオッカ7勝、ダイワスカーレット4勝なので差があると言わざるをえませんが、意外にも直接対決ではダイワスカーレットの3勝2敗です。そのためか、ウオッカよりダイワスカーレットのほうが強いと評価する人も珍しくありません。ウマ娘で両者がいつも喧嘩しているのはそういった状況を踏まえた描写と思われます。

12位:トウカイテイオー

出典:OP
性別:牡
誕生:1988年
通算:12戦9勝
G1:4勝
G2:1勝
G3:0勝
他 :4勝
ウマ娘ではシンボリルドルフに憧れる後輩キャラになっていますが、史実ではシンボリルドルフの息子でした。デビュー後、無敗のまま皐月賞、日本ダービーを勝ち、このまま菊花賞にも勝ってシンボリルドルフ同様に無敗の3冠を達成かと騒がれました。しかし、骨折してしまい達成できず。その後も故障に悩まされ、シンボリルドルフほどの活躍はできませんでしたが、363日休養後に有馬記念で優勝し、奇跡的な復活を遂げたのは有名です。363日休養後にG1勝利という記録はいまだに誰も破ることができていません。

13位:エルコンドルパサー

出典:OP
性別:牡
誕生:1995年
通算:11戦8勝
G1:3勝
G2:2勝
G3:0勝
他 :3勝

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ウマ娘では1話のリギル入部テストで断トツの1位をとっていました。史実においても、スペシャルウィーク、グラスワンダーとそれぞれ1度対決し、どちらにも勝っているので、世代最強という評価を受けています。その後、海外遠征に出かけ、日本のレースに戻ることなく引退。スペシャルウィークから見れば、勝ち逃げされたという感じでしょうか。

この馬の凄いところは、12戦(海外での4戦を含む)して常に1着または2着だったということです。もっと多くのレースに出場していれば、成績も伸びていたのでは?と思うところですが、当時、外国産馬は出場できるレースが制限されていたので仕方ありません。

1999年に凱旋門賞でモンジューと接戦を繰り広げて2着になったことが評価され、国際レーティングで134ポンドがつけられました。これは現在でも日本馬の最高数値となっています(2006年のディープインパクトでさえ127ポンド)。国際レーティングについては欧州馬と接戦すると高く出る傾向があるので参考程度にしかなりませんが、しかし、2400mならディープインパクトよりエルコンドルパサーが上だと評価する人をときどき見かけるので、かなり強かったことは確かです。

14位:ヒシアマゾン

出典:OP
性別:牝
誕生:1991年
通算:20戦10勝
G1:2勝
G2:4勝
G3:3勝
他 :1勝
牝馬かつ外国産馬でありながら、重賞6連勝という記録を持っています(最高記録はオペラオーの8連勝)。1994年には牡馬に混ざって有馬記念に出走し、当時の最強馬、ナリタブライアンに勝負を挑みました。敗れはしたものの3着以下を大きく引き離しての2着だったため、すごく強い牝馬という印象を残しました。現在となっては、もっと強い牝馬が多数現れたため、ヒシアマゾンの印象は薄くなっていますが、1990年代においては最強の牝馬はヒシアマゾンかエアグルーヴと言われていました。ウマ娘でエアグルーヴとコンビでスタート・ゴール役をやっているのはそのせい?

15位:エアグルーヴ

出典:OP
性別:牝
誕生:1993年
通算:19戦9勝
G1:2勝
G2:3勝
G3:2勝
他 :2勝
G1で2勝というところはヒシアマゾンと同じですが、ヒシアマゾンの場合はどちらも牝馬限定戦でした。エアグルーヴは牡馬も出場する天皇賞(秋)での勝利を含んでいるので価値が高いです。天皇賞(秋)を勝った1997年には牝馬としては27年ぶりに年度代表馬に選ばれました。別称は「女帝」。ヒシアマゾンとは直接対決が無かったので、どっちが強いのかについては意見の割れるところです。

16位:セイウンスカイ

出典:3話
性別:牡
誕生:1995年
通算:13戦7勝
G1:2勝
G2:3勝
G3:0勝
他 :2勝
ウマ娘では普段はぼんやりしているけど本当は策略家でけっこう強いキャラとして描かれています。史実でも大体そんな感じです。血統が悪く、全然期待されていなかったのですが、巧妙な作戦で皐月賞と菊花賞を勝ち、一気に評価が上がりました。ただ、その後はG1レースに勝つことはなく、スペシャルウィークの世代では4番手という位置づけです。スペシャルウィークにとってみれば、中ボスのような存在。

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17位:サイレンススズカ

出典:OP
性別:牡
誕生:1994年
通算:16戦9勝
G1:1勝
G2:3勝
G3:1勝
他 :4勝
「あれ、ウマ娘では超強い先輩として描かれているのに実績は大したことない…?」と思った人が多いはず。なぜそうなっているかというと、覚醒して6連勝して、さあ7連勝というところでレース中に骨折して予後不良となってしまったためです。現在でも中距離の最強馬として名前が挙がることが多く、故障がなければどれだけの成績を残していただろうと惜しまれる存在です。スペシャルウィークと戦ったことはありませんが、エルコンドルパサー、グラスワンダーとは毎日王冠で戦っており、きっちり勝っています。

18位:キングヘイロー

出典:1話
性別:牡
誕生:1995年
通算:27戦6勝
G1:1勝
G2:1勝
G3:2勝
他 :2勝
当時の馬の中ではぶっちぎりの良血馬で、デビューから3連勝したため、期待されていました。しかし、スペシャルウィークやセイウンスカイ、グラスワンダーといった同世代のライバルが強くて勝てず、なかなかG1優勝に手が届きませんでした。それでもめげずにひたすらレースに出走し続け、ついに21戦目の高松宮記念でG1初優勝!ウマ娘ではプライド高いお嬢様という見た目なので想像しづらいと思いますが、これから先、苦労して挫折を乗り越えていくことになるのです。

19位:フジキセキ

出典:OP
性別:牡
誕生:1992年
通算:4戦4勝
G1:1勝
G2:1勝
G3:0勝
他 :2勝
ウマ娘では最強チームのリギルに所属しています。そのわりに成績がしょぼいわけですが、それはデビューして1年も経たないうちに屈腱炎を発症して引退してしまったためです。持っていた素質は凄まじく、出たレースはすべて楽勝でした。故障しなければ3冠馬になっていたと言われ、「幻の3冠馬」と呼ばれました。

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