ピアスの穴を開けた説がありますが、通常、女性が片耳にピアスの穴を開ける場合は右耳を選ぶものなので、有力ではありません。
現状、採血した説が有力と思われます。耳たぶからの採血は耳朶採血といって、痛みが少なく、また、採血部位が当人には見えずに済むという利点から、微量の採血で十分な場合に用いられます。1970年~1980年代においては、小学校に入学したときに耳朶採血によって血液型検査をしていたそうです。よって、鳩羽つぐも健康診断かなにかを受けたと考えるのが妥当と思います。あるいは、鳩羽つぐは研究対象として監視されている存在で日常的に検査を受けているなどと考えることもできそうです。
カメラが上を向いてしまって手元が映りませんでしたが、音から判断して、おそらく、金魚を飼うための水槽を用意していたのだと思われます。以下、時系列に沿って、音の意味を推測していきます。
ーーー鳩羽つぐが部屋を出るーーー
00:33 カチ → 洗面所の電気をつける音
00:43 ガチャガチャ、ジャー → ヤカンに水を入れる音
00:52 キュ、ガチャガチャ → 水を止めて、ヤカンを置く音
01:00 カチ → 洗面所の電気を消す音
01:11 ガタゴト → ヤカンを部屋のどこかに置く音(カメラが倒れる)
ーーー鳩羽つぐが戻ってくるーーー
01:19 チリン → 水槽を触る音
01:22 ビリビリ、ガサガサ → 小石の入った袋を開ける音
01:40 ジャランジャラン → 小石を水槽に入れる音
01:57 ぐしゃぐしゃ → 小石の入っていた袋を処分する音
ーーー鳩羽つぐが画面左に消え、戻ってくるーーー
02:10 ゴトン、ガラン → ヤカンを机に置く音
02:17 ジョボボボ → ヤカンから水を水槽にそそぐ音
02:26 カラン → ヤカンと水槽がぶつかる音
ーーー鳩羽つぐが画面左に消えるーーー
02:31 ガタン → ヤカンを部屋のどこかに置く音
ーーー鳩羽つぐ再登場ーーー
02:36 ガサガサ → 金魚の入った袋を開く音
02:54 チョポチョポ → 金魚を水槽に投入する音
どうやら鳩羽つぐは洗面所でヤカン(あるいは陶器製のポッド)に水を入れて、そのヤカンを部屋に持ってきて、水槽に水を注いだようです。洗面所で水槽に直接、水を入れてしまえばいいようにも思いますが、運んでいる最中に水がこぼれることを恐れたのかもしれません。
この場面、よく見ると鳩羽つぐは大きい袋と小さい袋を持っていて、小さい袋には水と金魚らしきものが入っています。水槽の中にいる大量の金魚の中から一匹選んで、その選んだ1匹を「この子」と表現していたと考えていいでしょう。