2024年03月10日更新

【Re:ゼロから始める異世界生活】回をまたいだ気づきにくい伏線まとめ【考察】

アニメ『リゼロ』では7話の謎が10話で解けるといったように、回をまたいで伏線が張られていることが多くあります。伏線に気づけると、不自然に見えたキャラの行動に納得できたり、キャラの心理への理解が深まったりして楽しいです。姉様は優しすぎます発言やラジオ体操の謎など最終回25話までの23個の伏線を解説！

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【8】2章でレムがスバルを魔女教関係者と決めつけた理由

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出典：matomame.jp

2章のレムは過去に魔女教徒に襲われたことがあったため、魔女の匂いがするスバルを敵だと認識したと考えることができます。しかし、魔女の匂いがするからと言って、魔女教の関係者と決めつけるのは短絡的という感じもしました。

そのあたりについては、16話を見ると分かってきますが、原作者が詳しく解説してくれています。

エミリアが立候補した時点で、魔女教が活動することは予想されていました。ので、屋敷にいた頃からレムはわりと王選に備えて厳戒態勢。そこにのこのこ現れる魔女臭いジャージ。　#rezeroneko
— 鼠色猫／長月達平 (@nezumiironyanko) Jul 18, 2016

【9】やはり双子！前のループのレムと同じ行動をラムがとっている！

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15話、3章の1ループ目でレムはロズワール邸の小屋の前で倒れていました。小屋の扉を開けたスバルのリアクションから、小屋の中にいたのは村の子どもたちだったと推測できます。レムは子どもたちを守ろうとして魔女教徒たちと戦ったというわけですね。

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その後、15話の2ループ目では、レムとスバルはペテルギウスと戦ってからロズワール邸を訪れていました。そのとき、ラムがいた場所に注目です。小屋の入り口に寄りかかっていたのですが、小屋の形、花壇との位置関係から、1ループ目でレムが守ろうとした小屋と同じ小屋だと判断できます。おそらく、ラムもレムと同様に小屋の中の子供を守ろうとして魔女教徒と戦ったのでしょう。

【10】アナスタシアのクルシュ陣営に関する分析は正確だった！

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16話、アナスタシアがスバルに対し、「クルシュが鉄を集めている」と教えていましたが…

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確かに14話でのクルシュはかなり忙しそうに事務作業をしていました。

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さらに夜にスバルと一緒に飲んだときには次のような会話がありました。

スバル「クルシュさんもずっと忙しそうにしてるよな」

クルシュ「当家では今、ある出来事に際して人と物を集めている最中でな」

どうやらアナスタシアの分析はかなり正確なものだったようです。

【11】白鯨おそるべし！消えてしまったレムのあじさい！

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11話、魔獣を倒してロズワール邸でスバルが目を覚ますシーン。レムが「レムは姉さまの代替品」などとスバルに話し、スバルがそれを否定していました。

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そのシーンの中で、ちょくちょく画面に映っていたのがこのピンクと青の2つのあじさいです。レムとラムの髪色と同じ色で左右対称に置かれていて、いかにもレムとラムを象徴している感じがしました。

さて、このあじさいが17話でどうなったかに注目です。

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スバルが白鯨から命からがら逃れて、ロズワール邸で目を覚ますシーン。一瞬だけ花瓶が映ったのですが、少なくとも青いあじさいは消えてなくなっていました。

今まではレムが花の手入れをしていたが、レムが王都に行ってしまい、ラムが花の手入れをすることになった。しかし、ラムは花の手入れが下手で花をダメにしてしまった。と考えることもできなくはありません。

ですが、青いあじさいがレムを象徴するものだったことを考えると、白鯨によってレムの存在が消されたために、その影響であじさいも消されてしまったと考えるのが妥当でしょう。

原作者のツイートを読むと、記憶を失ったラムが片付けた可能性が高そうです。

@kotowaza2525 あれは描いてませんが、レムの部屋は遡って何もかもが消えたのではなく、ラムが片付けてしまいました。３章中、戻らない妹の部屋で寝起きしていたラムは、あの朝に目覚めて考えます。「なんでこの部屋、誰かの部屋みたいなんだろう？」。
— 鼠色猫／長月達平 (@nezumiironyanko) Aug 15, 2016

かずやん@点字ブロック恐怖症さんのツイート

こちらのツイートを参考に記事を書きました

【12】スバルの本性をばっちり見抜いていたヴィルヘルム

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18話では、自己嫌悪が止まらなくなったスバルがレムの前で次のようなセリフを言っていました。

「あの爺さんは俺のそこんとこをきっちり見抜いてやがった」

「俺はただ、何もやってないわけじゃないんだって。努力してるんだって。そうやって分かりやすいポーズをとって自分を正当化してただけだ」

ではヴィルヘルムが何と言っていたか、14話を振り返ってみましょう。

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「では本日はここまでということにしましょう。いえ、強くなる選択肢を捨てた相手に、強くなるための剣を説くことはあまり意味のないことではと思ったものですから」

確かに、スバルの頑張りが形だけにすぎず、強くなろうという気持ちがないことを見抜いていました。

【13】「未来のお話は笑いながら」にレムがこだわる理由

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18話、スバルから「俺と逃げよう」と誘われたときにレムが言ったセリフは

「未来のお話は笑いながらじゃなきゃダメなんですよ」

でした。スバルが暗い顔をしているのを咎めただけのセリフに見えますが、そうではなくて、もう少し深い意味があります。

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11話、ラムと比較して自分を卑下してばかりのレムにスバルは

「笑いながら肩くんで明日って未来の話をしよう。俺、鬼と笑いながら来年の話をするの夢だったんだよ」

と言い、この言葉のおかげでレムは救われていました。だからこそ、レムは自分を救ってくれた人が自分を救った言葉とは逆の行動をとっているのが耐えられなくて、「未来のお話は笑いながら～」と言ったのです。

【14】一目惚れしていた？地竜とスバルの出会い！

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19話ではスバルがクルシュ家の地竜の中から、一匹の黒い地竜を選ぶシーンがありました。チラッと回想シーンもありましたが、スバルは過去にこの地竜と出会っています。

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二人の出会いは12話でした。ヴィルヘルムとフェリスが竜車でロズワール邸にやってきて、屋敷の前でスバルがヴィルヘルムに遭遇したのですが…。

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そのときに、あの地竜がいました。スバルは地竜に興味ないようでしたが、地竜はスバルをじーっと見ていました。ちなみにこの地竜はメスです。スバルに一目惚れでもしたんでしょうか？

【15】ヴィルヘルムが妻を亡くしていることは随分前から示唆されていた

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19話でヴィルヘルムの妻が先代剣聖のテレシアで、白鯨にやられて亡くなっていることが明らかになりました。

それを知った上で、あらためて12話を振り返ってみると…。

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スバル「御者さんは奥さんは世界一可愛いかもしれない、そう思いながら結婚を申し込んだりしなかったんですか？」

ヴィルヘルム「妻は………。なるほど、あなたの言う通りだ。私も妻が世界一美しいと思っていました」

「妻は…」という長い沈黙、そして、「思っていました」という過去形での説明。12話の時点ですでに妻を亡くしていることが示唆されていたのです。

このときのスバルの言動について原作者がコメントしています。