2024年03月18日更新
ウマ娘 umamusume 競馬

【ウマ娘 プリティーダービー】5話の元ネタ・小ネタの考察まとめ

アニメ『ウマ娘』5話に登場した、史実由来のネタや、気づきづらい小ネタをまとめました。「マルゼンスキーとスペシャルウィークは祖父と孫の関係」「史実でもG1レースで1位同着があった」「ウイニングライブにいた黒髪女子の元ネタはボールドエンペラー」などなど。

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ダービーでの各馬の人気

出典:5話
セイウンスカイ「皐月賞勝ったのに3番人気かあ」

どうやら、エルコンドルパサーが1番人気で、スペシャルウィークが2番人気だった模様。史実ではエルコンドルパサーがいないので、セイウンスカイが2番人気だったのかなと思った人も多いと思いますが、
スペシャルウィーク 1番人気 2.0倍
キングヘイロー 2番人気 3.9倍
セイウンスカイ 3番人気 4.9倍

残念ながら史実でもセイウンスカイは3番人気でした。これは血統や騎手の面で、セイウンスカイがキングヘイローとスペシャルウィークに劣っていたためと思われます。スペシャルウィークは武豊騎手。当時から大人気でした。キングヘイローは福永祐一騎手。まだ若いものの、天才騎手の息子ということで期待されていました。

あと、セイウンスカイのトレーナーがエルコンドルパサー、スペシャルウィークのトレーナーと比較して若いのは、史実においてセイウンスカイの引き取り手がなかなか見つからず、免許を取得したばかりの新米調‌教師が引き取ったことが元ネタと思われます。

広告のキャッチコピー

出典:5話
街中に張られていたポスターには、「才能だけでは勝てない」「ウマ娘の夢がここにある」というキャッチコピーが入っていました。

調べたところ、スペシャルウィークたちが出走した1998年の日本ダービーの広告に入っていたキャッチコピーが「才能だけでは勝てない、努力だけでは勝てない、運だけでは勝てない。」で、1998年のJRA全体のキャッチコピーが「キミの夢はここにある」だったと判明しました。

マルゼンスキーとスペシャルウィークの関係

出典:5話
マルゼンスキーが現れただけでスペシャルウィークは顔を赤くし、「綺麗でしかもかっこいい」と絶賛してました。

これは史実において、マルゼンスキーがスペシャルウィークの母方の祖父であることが元ネタと思われます。

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出典:5話
つまり、史実通りであれば、スペシャルウィークを産んだお母ちゃんのお父さんがマルゼンスキーということになります。

チームのメンバー名

出典:5話
メジロマックイーンが見ていた学園内のチーム名簿。ほとんどのキャラ名は、実在する馬の名前をもじったものになっていました。

ジハードインジエア → エアジハード
バラノキシ → ローゼンカバリー
オウカナミキキング → サクラナミキオー

メジロマックイーンが読んでた本

出典:5話
今回、メジロマックイーンが読んでいた雑誌の表紙には「雨が印象的な映画20選」と書かれていました。

これには2つの元ネタがあります。1つはメジロマックイーンが雨のレースが得意だったから。もう1つはメジロマックイーンという名前の由来がアメリカの俳優スティーブ・マックイーンだから。

メジロマックイーンとゴールドシップの関係

出典:5話
今回、ゴールドシップはなにかとメジロマックイーンに絡んでいることが判明。

これは、史実においてメジロマックイーンがゴールドシップの母方の祖父であることが元ネタです。残念ながら、ゴールドシップが生まれたときにはすでにメジロマックイーンは亡くなっていたので、史実では両者に絡みはありませんでした。
出典:ja.wikipedia.org
左がゴールドシップで、右がメジロマックイーンです。見た目はそっくり。持久力に優れていたところも共通しています。

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目潰しの元ネタ?

出典:5話
今回、ゴールドシップは無駄にメジロマックイーンに絡んで、集中的に目を攻撃されていましたが…。
出典:keibam.biz
2015年の天皇賞(春)でゲート入りを猛烈に嫌がり、目隠しされてしまったことが元ネタなのかもしれません。ちなみにそのレースではゴールドシップが1着でした。

サイレンススズカのダービー

出典:5話
サイレンススズカ「ダービーは9着だったわ。私には距離(2400m)が長かったし、うまく限界を引き出せなくて」

9着だったのも、距離が合わなかったのも史実通り。「限界を引き出せなくて」は作戦ミスを指している?
《サイレンススズカ》

東京優駿では抑えて走ることに執着したことが裏目に出たのか終始折り合いを欠き、直線で進路が狭くなったことも響き、サニーブライアンの9着に敗れた。このレースの反省から、陣営は抑える競馬を捨てて逃げに活路を見出すことになった。

距離適性は1800mから2200mまでという見方があるが、

引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)

ダービーは運が大事?

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出典:5話
マルゼンスキーが「ダービーは、速さとスタミナはもちろんだけど、もっとも幸運なウマ娘が勝つと言われているのよ」と言っていましたが、現実でも「皐月賞は最も速い馬が勝つ。ダービーは最も運のいい馬が勝つ。菊花賞は最も強い馬が勝つ」という格言のようなものが存在します。ただ、古い格言で現代には当てはまらないという意見も。
皐月賞⇒きっちりとローテーションどおりに、3月のトライアルをこなし、当日のレースで、上手く流れに乗れた馬が勝つ。2歳時の実績よりも3歳になって成長著しい馬に注目のレースである。

ダービー⇒昔は最も運の良い馬が勝つ、と言われていたが、この根拠は、現在のようにフルゲートが18頭に制限される前のこと。現在のように有力馬が多頭数による不利を受けない頭数になってからは、その能力を充分に発揮できるようになった結果、ダービーは最も強い馬が勝つ、といっても過言ではないと思う。

菊花賞⇒昔は最も強い馬が勝つ、といわれていたが、その根拠は3000mの距離で争われるため、ダービーのように多頭数による不利にみまわれて、有力馬が負けるようなことはないことからでたこと。現在では最も強い馬というよりも、晩生のステイヤー血統の馬が勝つ、と言うべきである。

引用元:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)

"絶対"を見せろ

出典:5話
シンボリルドルフ「レースに絶対は無いと言われる。硬くなるのも無理はない。だがしかし、王者になるウマ娘に甘い言葉は必要ない。エルコンドルパサー、絶対を見せろ!」

このセリフの元ネタは、シンボリルドルフの調‌教師だった野平祐二氏の「競馬には絶対はないがシンボリルドルフには絶対がある」という言葉です。ジャパンカップのCMでも使われました。
出展:Youtube

【競馬CM】2013年JRA G1レースCM ジャパンカップ シンボリルドルフ

キングヘイローの暴走

出典:5話
ダービーでは、序盤からキングヘイローが先頭に立つ展開になりました。しかし、リギルの面々は「冷静さを欠いているな」「舞い上がるのも無理はない」と辛口の評価でした。

これは史実通りの描写です。キングヘイローの気性の荒さと、福永騎手の経験不足が組み合わさった結果、起きてしまった事故ということのよう。
普段と違う逃げになり福永祐一騎手がまったく制御できずに14着と大敗

本人によれば、キングヘイローでの初出場の時は当日だけでなく何日も前から興奮状態で、本場場からスタート前の輪乗りの時に目の前が真っ白で何もわからなくなったと告白しています。スタート後も記憶が無いそうです。終わってからレースを見て、こんな事にってって感じだったそうです。

引用元:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)

解説は武豊さん(本物)

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ダービーの実況

出典:5話
実況「スペシャルウィーク、スペシャルウィークがやってきたあ!残り400mを切ったあ!おおっと!スペシャルウィークがセイウンスカイに……並ばない、並ばない!あっという間にかわした!」

この展開も実況も史実通りです。実況は三宅正治アナでした。
その後ろから 間を割ってスペシャルウィークやってきた! 間を割ってスペシャルウィーク!
スペシャルウィークとそしてセイウンスカイか!あっという間に、 並ばない!並ばない!
あっという間にかわした!
引用元:aimar.s18.xrea.com(引用元へはこちらから)

エルコンドルパサーの作戦

出典:5話
ダービーでのエルコンドルパサーはずっとスペシャルウィークの後方で待機して、最後の直線でスペシャルウィークが先頭になったところでスパートをかけるという作戦をとっていました。
これは、NHKマイルカップまでエルコンドルパサーに乗っていた的場均騎手の戦法を再現したものと思われます。的場均騎手は特定の馬をマークする戦法を得意としており、NHKマイルカップ後はグラスワンダーに騎乗し、武豊氏が騎乗するスペシャルウィークをマーク戦法で苦しめました。ダービーでスペシャルウィークに騎乗していたのは武豊氏でしたから、的場均騎手がエルコンドルパサーに乗ってダービーに出走していたとすれば、アニメのような戦い方をしていただろうという感じです

G1レースで同着

出典:5話
写真判定の末、スペシャルウィークとエルコンドルパサーの同着という結果になりました。

G1レースで同着になるなんてことがあるの?と思ってしまうところですが、史実でも…。
出典:gigazine.net
2010年の優駿牝馬(オークス)でアパパネとサンテミリオンが同着で共に1位になっています。

とはいえ、G1レースの写真判定ではわずか1cmの差すらも検出するので(1996年スプリンターズS)、同着はめったに発生するものではありません。現在までG1レースで1位同着が発生したのはこのレースのみとなっています。

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1位同着が発生した場合もちゃんと配当金は支払われます。すなわち、今回のレースならば、エルコンドルパサーの単勝馬券を勝った人も、スペシャルウィークの単勝馬券を勝った人も当たり扱いになります。それだと、運営側が一方的に損をするのでは?と思ってしまいますが、同着が起きた場合の配当金は同着がなかった場合の配当金の半分程度になるので、運営は特に損はしません。

実際、2010年のオークスでは、実際に支払われた倍率は以下のように元々の倍率の約半分になっていました。

アパパネ 3.8倍だったが2.1倍で払い戻し
サンテミリオン 8.5倍だったが3.8倍で払い戻し

同着になるのも納得のタイム

史実のダービーでスペシャルウィークが出したタイムは2分25秒8でした。ダービーは東京競馬場、2400mの芝という条件。同じ条件でエルコンドルパサーが出たレースとしては、ジャパンカップがあります。ダービーが1998年6月7日でジャパンカップが1998年11月29日ですから時期もある程度一致しています。さてではそのジャパンカップでエルコンドルパサーが出したタイムはというと、2分25秒9。そう、わずか0.1秒しかスペシャルウィークと違わなかったのです。そんな二人が同じレースに出れば、同着になるのもおかしくはありません。
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サイレンススズカの乱入

出典:5話
ゴール直後、サイレンススズカは観客席からジャンプして、コースに乱入していました。

レース終了後にそういうことをやった事例は見つけられませんでしたが、レース中に似たようなことをやった人は見つかりました。
出典:blog.livedoor.jp
1969年の日本ダービー。ゴール前の直線でハクエイホウ、ダイシンボルガード、ミノルの3頭による争いになりました。そのとき、なんと、ダイシンボルガードの厩務員の石田健一氏が「俺の馬だ」と叫びながら、コースに乱入したのです!この人はレース後、厳重注意処分を受けました。

同着で熱い抱擁

出典:5話
同着と分かった後、スペシャルウィークとエルコンドルパサーはがっしりと抱き合っていました。

これは、2010年のオークスで1位同着となった馬の騎手二人がとったリアクションが元ネタと思われます。
出典:www.youtube.com
こんな感じで、勝利騎手インタビューで「おめでとう!」と叫んで、がっしりと抱き合っていました。左が蛯名正義騎手、右が横山典弘騎手。

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武豊騎手が初めてダービーで勝利

《スペシャルウィーク》
ダービーは圧巻だった。直線坂下で抜け出すと差が開く一方。5馬身差での圧勝。誰がどうみても楽勝だったのだが、武豊騎手だけはそう思わなかったらしく、物凄い勢いでゴールまで追い続けており、鞭を落としてしまったほどだった。ゴール後のガッツポーズも珍しく何度も何度も繰り返している。
引用元:dic.nicovideo.jp(引用元へはこちらから)

広がった着差

出典:5話
1位だったエルコンドルパサーとスペシャルウィークに対して、3位の馬は7馬身差という結果でした。

史実ではどうだったかというと、
出典:db.netkeiba.com
スペシャルウィークが2位に5馬身差つけての勝利でした。馬番が一致しているので、アニメで3位だった馬は史実で2位だったボールドエンペラーと見ていいでしょう。

なぜアニメと史実でボールドエンペラーとスペシャルウィークの着差が広がったのか?それはエルコンドルパサーと競ったことで、よりスペシャルウィークの力が引き出されたからだと考えられます。

ウィニングライブにいたウマ娘

出典:5話
「セイウンスカイでもキングヘイローでもないし、誰、この子?」と思ってしまった人も多いと思いますが、さきほど説明したようにこの子は3位になったボールドエンペラーです。真っ黒い毛だったのが特徴で、しっかり黒髪女子として再現されています。

史実ではボールドエンペラーは14番人気。スペシャルウィークとボールドエンペラーの連勝馬券は131倍の万馬券でした。実はその万馬券を予想していた人がいました。それは競馬予想家の清水成駿氏。以下、その予想コメント。
◎はボールドエンペラーとする。
皐月賞をテープが擦り切れるまで見たところ味のある競馬をしている馬がいた。
ボールドエンペラーだ。
ダービーにおいてここまで評価が落ちるのは評論家、トラックマンの責任もある。
皐月賞一戦で見限るのは早計、穴は過去のレースの本質を見抜いた者のみが与えられる神からのギフト。
きさらぎ賞ではダービーの主役スペシャルウィークの2着。地力はある。
対抗はスペシャルウィークで鉄板。
ダービーくらい一点でしとめたいものである。
たまには女房に帯の札束を渡すのも悪くはあるまい。
引用元:haronbouchannel.com(引用元へはこちらから)

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