宮崎県宮崎市にある宮崎ひでじビールが、イギリスで開催された世界最高峰のビールコンテスト「ワールド・ビア・アワード2024」において、見事2つの賞を受賞しました。

一つは、故・生賴範義（おおらいのりよし）氏とのコラボレーションラベルを施した「バーレイワイン」が、スタイル別本選で世界一に輝いたことです。バーレイワインは「大麦のワイン」とも呼ばれる、濃厚でフルーティーな味わいが特徴のビール。熟成香も楽しめる、高度な技術と衛生管理が求められるスタイルです。ひでじビールは2015年から毎年バーレイワインの醸造に取り組んでおり、3年連続で「カントリーウィナー」を受賞していましたが、スタイル別世界一は今回が初となります。

もう一つの受賞は、宮崎県産麦芽100％を使用した「YAHAZU」が、国内予選で日本一に輝いたことです。ミュンヘンスタイル・ヘレス・ラガー部門でカントリーウィナーを受賞し、2年連続の国内最高賞となりました。宮崎県では、ほとんど栽培実績のなかったビール用大麦の栽培を生産者と共に挑戦し、製麦技術の研究を重ねてきた結果が実を結んだ形です。

今回の受賞は、ひでじビールが掲げる「BREW LOCAL」「地域と共に」という理念を体現した結果と言えるでしょう。宮崎の食文化やクラフトマンシップを世界に発信し、地元振興にも貢献する素晴らしい成果となりました。

さらに、宮崎にゆかりのある「宮崎グレープフルーツHazy IPA」も国内予選でブロンドメダルを受賞。3品目全てで受賞を果たし、ひでじビールのビール造りの高い技術力と品質の高さを証明しました。

生賴範義氏は、宮崎にアトリエを構え、「ゴジラ」「スターウォーズ」などの映画ポスターや雑誌の挿絵などを手がけた伝説的なイラストレーターです。ひでじビールは、生賴氏のクラフトマンシップに共感し、その作品を通じて、今の世代に改めてその価値と魅力を伝えたいという思いから、コラボレーションラベルを制作しています。今回のバーレイワインのラベルには、SF作家・平井和正氏の「幻魔大戦」に登場する「戦士ベガ」のイラストが使用されています。

今回の受賞を機に、ひでじビールのクラフトビールを通じて、生賴範義氏の作品や宮崎の食文化、そしてクラフトマンシップの魅力が、より多くの人に知られることを期待したいところです。

【受賞ビール情報】
・生賴バーレイワイン：スタイル別世界一
・YAHAZU：国内予選 日本一
・宮崎グレープフルーツHazy IPA：国内予選 ブロンドメダル

【販売情報】
・生賴バーレイワイン：ひでじビール醸造所売店、県内観光地、県内外ひでじビール瓶ビール取扱店の一部
・YAHAZU：宮崎県内の一部飲食店で取り扱い中

ひでじビールは、今後も地域に根ざしたビール造りを続け、宮崎の魅力を世界に発信していくことを目指しています。

宮崎ひでじビールが、世界最高峰のビールコンテスト「ワールド・ビア・アワード2024」で2冠を達成したことは、日本のクラフトビール業界にとって大きな喜びであり、宮崎県の食文化や地域の魅力を世界に発信する素晴らしい成果と言えるでしょう。

特に、故・生賴範義氏とのコラボレーションによる「バーレイワイン」が世界一に輝いたことは、大きな注目を集めるに値します。生賴氏は、宮崎を拠点に活躍した伝説的なイラストレーターであり、その作品は国内外で高い評価を受けています。ひでじビールが、生賴氏のクラフトマンシップに敬意を表し、その作品をラベルに採用したことは、単なるコラボレーションを超えた、深い想いが込められていると感じます。

また、宮崎県産麦芽100％の「YAHAZU」が国内予選で日本一に輝いたことも素晴らしい成果です。宮崎県では、ビール用大麦の栽培が盛んではなく、ひでじビールが生産者と共に挑戦し、製麦技術を確立してきた努力の結晶と言えるでしょう。この受賞は、地域に根ざした取り組みが、世界レベルで評価されたことを示しており、今後の宮崎の農業や食文化の発展にも繋がる可能性を秘めていると思います。

さらに、「宮崎グレープフルーツHazy IPA」も国内予選で受賞したことは、ひでじビールのビール造りの幅広さと技術力の高さを示しています。宮崎県産の素材を生かしたビール造りは、地域の魅力を最大限に引き出すものであり、今後も新たな商品開発や地域との連携が期待されます。

今回の受賞は、ひでじビールが目指す「BREW LOCAL」「地域と共に」という理念が、明確に示されたものと言えるでしょう。今後も、ひでじビールが宮崎の食文化や地域の魅力を世界に発信し続け、日本のクラフトビール業界を牽引していくことを期待しています。

今回の受賞は、クラフトビール愛好家だけでなく、宮崎県民にとっても大きな誇りとなるでしょう。ひでじビールの今後の活躍に期待し、宮崎の食文化や地域の魅力を、世界に発信し続けてほしいと思います。