岐阜県白川村の深山豆富店は、食品としての再利用率が低い「おから」にスポットライトを当て、全国の豆腐店が作る「おから」を使ったスイーツを集めたクラウドファンディング『おからdaおやつ』をCampfireにて実施します。
深山豆富店は、2021年9月に白川郷で一度は閉店した豆富店を引き継いだことから、豆腐作りに携わるようになり、おからの存在に改めて注目しました。豆腐作りでは、豆富には使わない膨大なおからが発生し、その処理に頭を悩ませていたそうです。そこで、おからの活用方法を模索し、「白川郷おからのまめなクッキー」や「おキャロットケーキ」を開発。その美味しさに衝撃を受け、おからスイーツの可能性を感じたのです。
しかし、日本豆腐協会によると、全国で作られる66万トンのおからのうち、食用として再利用されているのはわずか1%。残りの90%は、肥料や飼料、産業廃棄物となっています。おからは、本来美味しく食べられるのに、保存の手間や費用がかかるため、食用として再利用される割合が低いという現状がありました。
深山豆富店は、この現状を打開するため、おからの食用としての利用率向上を目指し、今回のクラウドファンディングを立ち上げました。おからスイーツの魅力を多くの人に知ってもらい、新たな食文化を創造することで、おからの価値を高めたいと考えています。
今回のクラウドファンディングには、深山豆富店の想いに共感し、おからを使ったスイーツ作りに情熱を注ぐ全国の豆腐店、カフェ、パテシエ、デザイナーなどが参加しています。各店のこだわりが詰まったリターン品は、どれも魅力的で、おからスイーツの世界を広げてくれるでしょう。
例えば、茨城県「とうふやたかはし」の「日本一のおからドーナツ」、宮城県「はらからおから」の「おからのほろほろクッキー」、京都府「musubi-cafe」の「老舗京豆腐店のしっとりおからとバナナの米粉パウンドケーキ」など、バラエティ豊かなラインナップが揃っています。
深山豆富店の担当者は、「おからがこんなに美味しいスイーツに変身するとは驚きでした。しかもヘルシーで罪悪感なく食べられるので、ぜひ多くの人に味わってほしいです。」とコメントしています。
『おからdaおやつ』は、おからの可能性を最大限に引き出し、新たな食文化を創造するプロジェクトです。おからスイーツを通して、食の楽しみを広げ、健康的な食生活を促進していくことを目指しています。
今回の深山豆富店のクラウドファンディングは、単なるスイーツの販売ではなく、おからという食材の可能性を広げ、食文化を豊かにする取り組みだと感じました。
食品としての再利用率が低いおからを、美味しく、楽しく、そして健康的なスイーツとして再定義することで、新たな価値を生み出す試みは、非常に意義深いものです。
プロジェクトに参加している各店のこだわりが詰まったリターン品は、どれも魅力的で、おからスイーツの世界観を広げてくれます。特に、老舗の豆腐店やパティシエが作る、伝統的な技法と現代的な発想が融合したスイーツは、まさに「おからスイーツの革命」という言葉がぴったりです。
深山豆富店の担当者の方のコメントにあるように、おからがこんなに美味しいスイーツに変身するとは驚きです。しかも、ヘルシーで罪悪感なく食べられるので、まさに「一石二鳥」と言えるでしょう。
このプロジェクトを通じて、多くの人が「おから」という食材の潜在能力に気づき、食生活の中に積極的に取り入れてくれることを期待しています。また、おからを使ったスイーツの開発がさらに進展し、新たな食文化が生まれることを期待しています。