石丸伸二&古舘伊知郎がABEMA「FOR JAPAN」でメディアの課題を議論!
ABEMAで放送中の「FOR JAPANー日本を経営せよー」で、石丸伸二氏と古舘伊知郎氏が番組初共演。10月期は「ニッポンのメディアの大問題」をテーマに、スポンサーの責任や報道のあり方などを議論。石丸氏はメディアのネガキャンやスポンサーへの責任などを指摘し、話題を集めています。
石丸伸二&古舘伊知郎がABEMA「FOR JAPAN」でメディアの課題を議論!スポンサーの責任や報道のあり方を徹底解剖
ABEMAの番組「FOR JAPANー日本を経営せよー」の10月期は、「ニッポンのメディアの大問題」をテーマに、熱い議論が繰り広げられました。
この番組は、結果を出している経営者たちが集まり、日本の課題について語り合う実験的なトーク番組です。MCは古舘伊知郎氏、アシスタントは平井理央氏が務め、10月期には広島県安芸高田市の元市長・石丸伸二氏と谷本有香氏がゲストとして登場。
古舘氏は、メディアとスポンサーの関係性について、スポンサーの意向に沿って報道が歪められる現状を指摘しました。長年の経験から、スポンサーの思惑やイメージを優先し、代理店が忖度しながら制作が行われているケースを目の当たりにしてきたと語りました。
一方、石丸氏はメディアの印象操作について、自身の経験を踏まえながら苦言を呈しました。特に、ネットメディア戦略と称される自身の活動について、「ただ、使えるものは使っただけ」と、メディアが作り出す過剰な解釈に疑問を呈しました。
公開収録では、様々な角度からメディアの問題点が浮き彫りになりました。株式会社KOTONA代表取締役の山崎晶久氏は、民放局の報道番組がバラエティ化し、CMまたぎで重要な情報が軽視されている現状を指摘しました。
石丸氏は、スポンサーの役割について、「腐敗ではなく、発酵してほしい」と表現。スポンサーがメディアに対して有益な作用をもたらすことで、視聴者にとっても有益な情報が提供されると主張しました。また、企業献金問題についても、企業側の責任を問う声が上がり、石丸氏は都知事選報道を例に、スポンサーの責任を強調しました。
さらに、日本のメディアが海外の経済情報を遮断し、経済発展に繋がる話題よりも視聴率を重視する傾向についても議論されました。石丸氏は、岸田首相へのメディアのネガキャンについて言及し、功績を評価する報道が少ない現状に疑問を呈しました。
Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏は、メディアの役割について、「叩く」役割も担っていることを認めつつも、功罪の両面を伝える双方向的なメディアの必要性を訴えました。また、平井理央氏は、かつて政治記者を志す同期が、権力に対して批判的な視点を持っていた経験を共有し、それがリーダー育成を阻害する可能性も示唆しました。
収録後に行われた石丸氏へのインタビューでは、番組出演への意気込みや古舘氏、平井氏への印象などが語られました。石丸氏は、古舘氏との初共演に緊張を感じながらも、自身の経験と持ち得るものを最大限に活かして議論に臨んだと語りました。また、メディアの未来について、視聴者からのフィードバックが重要だと訴え、マスメディアの存在意義を再認識する必要性を強調しました。
「FOR JAPANー日本を経営せよー」は、毎週金曜日にABEMA SPECIALチャンネルで放送されています。日本の課題を解決するためのヒントが詰まった、興味深い内容となっています。
ABEMA「FOR JAPANー日本を経営せよー」は、日本の現状を様々な角度から分析し、改善策を模索する貴重な番組です。特に、10月期に焦点を当てた「ニッポンのメディアの大問題」は、現代社会において非常に重要なテーマであり、多くの視聴者に考えさせられる内容でした。
石丸伸二氏と古舘伊知郎氏という、異色の組み合わせによる議論は、非常に興味深く、番組全体を引き締める役割を果たしていました。石丸氏の率直で時に痛烈な意見は、メディアの現状に対する問題意識を改めて浮き彫りにし、古舘氏の鋭い突っ込みと豊富な経験に基づいた解説は、議論を深める上で欠かせないものだったと感じました。
番組では、スポンサーとメディアの関係性、報道のあり方、そしてメディアの未来など、様々な問題点が提起されました。特に、スポンサーの意向に左右される報道や、ネガティブな情報ばかりに偏った報道といった問題は、視聴者にとっても身近な問題であると言えるでしょう。
石丸氏が指摘した、メディアの「叩く」ことに偏った姿勢や、リーダーの功績を軽視する傾向は、メディアのあり方について深く考えさせられるものでした。メディアは、社会に影響を与える大きな力を持っている一方で、その力を誤用すれば、社会に悪影響を及ぼす可能性も秘めていることを改めて認識しました。
一方、Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏や、平井理央氏の発言は、メディアの未来に対する希望を示唆していました。双方向的なコミュニケーションを重視し、視聴者との接点を増やすことで、より多面的でバランスの取れた情報発信が可能になるという考え方は、メディアのあり方を再構築する上で重要なヒントになると思います。
番組の中で、石丸氏は視聴者に向けて、「メディアにフィードバックをしてほしい」と訴えていました。視聴者が積極的にメディアに意見を伝え、メディアのあり方に影響を与えることが重要だと感じました。メディアは、視聴者にとってより良いものになる可能性を秘めている一方で、現状に安住せず、常に改善を追求していく必要があるでしょう。
この番組は、メディアに対する批判にとどまらず、より良いメディアのあり方について、視聴者と共に考えるきっかけを与えてくれました。今後のメディアの進化に期待するとともに、視聴者一人ひとりがメディアと向き合い、より良い社会の実現に貢献していくことが重要だと感じました。