廃棄寸前の着物を再生!シルクシャンプー「KINUITO」がクラウドファンディングで目標額870%達成
着用できなくなった着物をアップサイクルした、革新的な固形シャンプー「KINUITO」。着物から抽出した高濃度のシルクエキス配合で、髪に潤いと輝きを与えます。クラウドファンディングで目標額を大幅に超え、注目を集める新製品の誕生秘話と魅力に迫ります。
廃棄寸前の着物を再生!シルクシャンプー「KINUITO」がクラウドファンディングで目標額870%達成
着物をアップサイクルし、再生シルクを配合した画期的な固形シャンプー「KINUITO(きぬいと)」が、クラウドファンディングで大きな成功を収めました。レクストホールディングス株式会社が米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で実施したプロジェクトは、目標金額50万円に対して、439万7850円という驚異的な資金調達に成功。目標額の約870%を達成したことで、多くの人々の期待の高さが伺えます。
KINUITOは、着用できなくなった着物を素材として活用。着物から抽出した高濃度のシルクエキスを配合することで、髪に潤いを与え、健やかな状態に導くシャンプーバーです。一般的な液体シャンプーとは異なり、水分含有量が約15%と低いため、成分が凝縮されており、長持ちするのも特徴です。また、軽量でコンパクトなため、旅行や出張にも最適です。さらに、紙製パッケージを採用することで、環境への負荷も軽減しています。
KINUITOの開発背景には、国内に推定8億枚も存在すると言われる、着用困難な状態の着物を有効活用したいという思いがあります。着物の素材であるシルクは、人間の髪の毛とアミノ酸組成が似ており、毛髪補修や保湿効果に優れていることが知られています。KINUITOでは、シルクの特性を最大限に活かすため、「水溶性フィブロイン」を採用。加水分解シルクよりも高い効果が期待できる成分です。
ブランド名は「絹糸」を意味し、着物の伝統を受け継ぎ、次の世代へとつなぐ想いが込められています。また、ブランドロゴは、蚕の繭から絹糸、そして人の髪へと続くストーリーを表現。繭のシルエットと「K」をモチーフにした流れるような曲線で、上品で洗練されたイメージを醸し出しています。
KINUITOは、ホワイトティーの香りが特徴で、バスタイムをリフレッシュできる空間へと変えてくれます。日本の伝統と自然の恵みを融合させた、新しいヘアケア体験を提供する製品として、注目を集めています。
今回のクラウドファンディングの成功は、KINUITOが社会から大きな期待を受けていることを示しています。今後、国内発売を予定しているKINUITOは、持続可能な社会の実現に貢献するだけでなく、人々の美しさと健康をサポートする存在となることが期待されます。
廃棄される運命にあった着物を再生し、新たな価値を生み出すシャンプー「KINUITO」。その革新的な試みと、環境への配慮、そして製品としての魅力は、多くの人々の心を掴み、クラウドファンディングの大成功に繋がったと言えるでしょう。
KINUITOの最大の魅力は、何と言ってもその原料である「着物」にあります。日本の伝統文化である着物、特に絹織物は、その美しさだけでなく、優れた機能性も持ち合わせています。しかし、時代とともに着用機会が減少し、多くの着物が保管されたまま、あるいは廃棄されてしまうという現状がありました。KINUITOは、そうした着物をアップサイクルすることで、資源の有効活用を実現し、サステナビリティという現代社会が求める価値観にも応えています。
また、シルクエキスを配合したシャンプーバーという製品自体も、従来の液体シャンプーに比べて環境負荷が低く、機能性も高いという点で魅力的です。成分が凝縮されているため、少量で効果が期待できる上、持ち運びにも便利で、旅行や出張が多い人にも最適です。さらに、ホワイトティーの香りなど、五感を刺激する工夫も施されている点は、ユーザーにとって嬉しいポイントでしょう。
今回のクラウドファンディングの成功は、KINUITOが単なるシャンプーではなく、環境問題や社会問題にも積極的に取り組むブランドであることを示しています。企業が社会貢献とビジネスを両立させる取り組みは、現代社会においてますます重要になってきており、KINUITOはその好例と言えるでしょう。
KINUITOの今後の展開にも期待が高まります。シャンプーだけでなく、他の製品にも再生シルクを応用した商品を展開していくという計画は、非常に興味深く、持続可能な社会の実現に大きく貢献する可能性を秘めています。また、今回のクラウドファンディングを通じて、多くの人がKINUITOというブランドに共感し、関心を寄せていることから、今後の市場での成功も期待できます。
KINUITOは、単なる商品ではなく、日本の伝統文化を継承し、環境問題にも積極的に取り組む、新しい時代のブランドとして、今後ますます注目を集めていくことでしょう。