熊本で激突!丸山九段vs広瀬九段、早稲田大学出身棋士の真剣勝負!JT杯二回戦第三局
将棋日本シリーズJTプロ公式戦熊本大会で、丸山忠久九段と広瀬章人九段が激突。両者とも早稲田大学出身という因縁の対決に注目が集まります。ABEMAで生中継される熱戦を、解説陣と共に楽しみましょう。
熊本で激突!丸山九段vs広瀬九段、早稲田大学出身棋士の真剣勝負!JT杯二回戦第三局
熊本県上益城郡で開催された「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(JT杯)二回戦第三局では、一回戦で菅井竜也八段を破った丸山忠久九段と、9回目の出場となる広瀬章人九段が激突しました。
グランメッセ熊本で行われたこの対局は、事前抽選で選ばれた観戦者や「テーブルマークこども大会」参加者の前で公開され、熱気に包まれました。さらに、ABEMAでは15時25分から生中継され、多くの人がこの熱戦を見守りました。
両者の対戦成績は、広瀬九段が9勝3敗と大きく勝ち越しています。過去にはJT杯で対戦し、千日手指し直しで広瀬九段が勝利した経験も。また、2021年のABEMAトーナメントでは、広瀬九段がリーダーとして丸山九段を指名し、「チーム早稲田」を結成した仲でもあります。
早稲田大学出身の先輩と後輩という関係性もあり、互いにリスペクトを感じさせる対局となりました。戦型予想は、丸山九段の得意戦法である角換わり腰掛け銀が最有力ですが、広瀬九段が早繰り銀や右玉といった変化球で応じる可能性も秘めています。まさに、観る者を魅了する真正面からの勝負に注目が集まりました。
対局を盛り上げたのは、解説陣の存在も大きいです。将棋界唯一の双子棋士である畠山鎮八段が解説を務め、居飛車党ならではの攻め将棋のポイントをわかりやすく解説しました。畠山八段は関西奨励会の幹事を長く務め、関西出身の多くの棋士を指導してきた経験を持つ、まさに熱血漢です。
JT杯は、こどもから大人まで、将棋を自由に楽しめる場を提供することを目指しています。JTグループは、将棋の魅力を伝え、将棋を愛するすべての人を応援しています。
今回の熊本大会は、早稲田大学出身の棋士同士の対決という点でも注目されましたが、白熱した戦いと、それを盛り上げる解説陣、そして将棋の魅力を伝えるJT杯の理念が一体となり、記憶に残る大会となりました。
丸山九段と広瀬九段、早稲田大学出身の棋士同士の対決は、まさに世代を超えた真剣勝負でした。両者の過去の対戦成績や、ABEMAトーナメントでのチーム結成など、対局前から興味深いエピソードが満載で、観戦者も期待に胸を膨らませたことでしょう。
対局は、予想通り角換わり腰掛け銀が展開されたのでしょうか。それとも、広瀬九段が変化球を仕掛けたのでしょうか。結果はどうあれ、互いに一歩も引かない、まさに真正面からのぶつかり合いは、観戦者にとって最高のエンターテイメントになったはずです。
解説陣も、この対局を盛り上げる上で重要な役割を果たしました。畠山鎮八段の熱のこもった解説は、将棋に詳しくない人でも、その面白さを理解できるものであったと思います。攻め将棋のポイントをわかりやすく説明することで、観戦者はより深く対局に入り込むことができたのではないでしょうか。
JT杯は、将棋を広く普及させ、多くの人に楽しんでもらうことを目的とした大会です。今回の熊本大会は、その理念を体現した、素晴らしいイベントだったと言えるでしょう。こどもから大人まで、誰もが将棋の魅力に触れ、その楽しさを実感できたのではないでしょうか。
将棋界の未来を担う若手棋士の活躍はもちろんのこと、ベテラン棋士の深みのある戦いも、将棋の魅力の一つです。今回のJT杯二回戦第三局は、まさにその魅力を凝縮したような対局だったと思います。今後も、JT杯のような、多くの人が楽しめる将棋イベントが開催されることを期待しています。