早稲田大学を9浪した男性が、駿台予備校で東大受験生に向けてスピーチを行ったことが大きな話題となっています。6月29日、この男性が自身の経験を語るために登壇し、受験生たちに向けてメッセージを送りましたが、その内容に対する反響は賛否両論となっています。

「駿台には『チューター』は存在せず、『クラス担任』と呼ぶんだ」と、あるユーザーは駿台予備校のシステムについての知識を披露しつつ、男性のスピーチが予想外の方向に進んだことに驚きを示しました。また、「感動のお話しかと思ったらリアルな意見でした！学生にこのように思われのはどうなのかなと思いました」との意見もあり、学生たちの反応に疑問を持つ声も上がっています。

男性のスピーチ内容について、「これから受験を控えてる子たちに『浪人してもなんとかなる』って言ったんですか？ここにいる子たちは、みんな合格を目指して予備校に通ってるわけですよ。まだ夏期講習も始まってない時期からそんな縁起でもない話を聞きたくないでしょう」との批判も見られました。特に駿台予備校の選択生にとって、現役合格を目指すことが最優先であるため、このようなメッセージは受け入れがたいという意見が多く見受けられました。

一方で、「今は理三以外は二浪まで！と、いう雰囲気だそうですが、人生の先輩として、教育関連に携わる者として有意なお話をされた事と思います」との意見もあり、浪人生活の経験談が何らかの教訓を与えたと評価する声もあります。

「双方にとって地獄の時間」と評するユーザーもおり、スピーチの内容が受験生にとってあまり歓迎されなかったことが伺えます。また、「駿台もなぜこんなことをしたんだろう」という疑問の声も上がり、予備校側の判断にも疑問が呈されています。

一部のユーザーは、「浪人生たちはいい迷惑だっただろうな」とコメントし、受験生にとっては貴重な勉強時間を奪われたとの見解を示しました。「これが価値ある公演だと理解できるほど生徒たちは多分まだ大人じゃない」との意見もあり、若い受験生にとっては経験を活かすことが難しいとする見解もありました。

駿台予備校は今後、このようなスピーチをどのように評価し、受験生に対するメッセージをどのように届けるべきか、慎重な対応が求められています。