奥飛騨温泉郷産「高原山椒」の収穫シーズン到来!豊かな香りと辛味、しびれを堪能
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷で育つ「高原山椒」。その独特の香りと辛味、しびれのバランスが魅力です。収穫作業の様子や特徴、購入方法についてご紹介します。
奥飛騨温泉郷産「高原山椒」の収穫シーズン到来!豊かな香りと辛味、しびれを堪能
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷の豊かな自然の中で育つ「高原山椒」。その特徴は、他の品種とは異なる、柑橘系の爽やかな香りが際立つことです。口に含むと、上品な香りに続いて、ほどよい辛さと心地よいしびれがやってきます。
奥飛騨温泉郷村上にある有限会社飛騨山椒では、8月5日から、加工品の原料となる高原山椒の収穫作業が本格化しました。収穫は一房ずつ丁寧に手摘みで行われ、その後は、屋内で影干し、天日干しと、じっくりと時間をかけて乾燥させていきます。乾燥機を使うと仕上がりが綺麗になりますが、独特の香りが飛んでしまうため、すべて手作業で行うこだわりようです。
約3ヘクタールの畑での収穫作業は、8月16日頃まで続けられ、約3トンの収穫を見込んでいるそうです。同社の内藤一彦社長は、「今年も香り、辛さ、しびれの三拍子が揃って良い山椒ができました。ウナギはもちろん、焼き鳥やピザなどにも合うのでオススメです。」と自信をのぞかせます。
「高原山椒」は、高山市の「メイド・バイ飛騨高山」に認証されており、道の駅奥飛騨温泉郷上宝、飛騨高山アンテナショップまるっとプラザ、(有)飛騨山椒の店舗または公式ホームページで購入できます。ぜひ、その奥深い香りと味わいを体験してみてください。
「メイド・バイ飛騨高山」は、飛騨高山のブランディングを進めるための認証制度で、飛騨高山の風土と文化を継承し、経済活性化を図ることを目的としています。毎年、市内外の有識者で構成される認証委員会で審査が行われ、独自性と信頼性の高い地場産品が認証されます。
奥飛騨温泉郷産の「高原山椒」の収穫作業を取材し、その品質へのこだわりを感じました。丁寧に手摘みされ、時間をかけて乾燥される工程は、まさに「匠の技」と言えるでしょう。
実際に試食させていただきましたが、一口食べると、鼻腔を突き抜けるような爽やかな香りが印象的でした。一般的な山椒とは異なる、上品で奥深い香りが特徴です。辛味と痺れもちょうどよく、料理の味を引き立て、後味もスッキリとさせてくれます。
「高原山椒」は、地元ではウナギや焼き鳥などに使われることが多いそうですが、ピザやパスタなど、洋食にも合うそうです。ぜひ、色々な料理で試して、その魅力を味わってみてください。
また、今回の取材を通して、飛騨高山の「メイド・バイ飛騨高山」認証制度について知ることができました。地元の伝統を守りながら、新しい文化を生み出す取り組みは、とても素晴らしいと思いました。