無料で野菜を要求する客に農家が対応、SNSで議論白熱
7月20日、農家と消費者の間で繰り広げられる野菜の無料提供を巡る議論がSNS上で活発に行われている。農家が育てた野菜を無料で貰おうとする消費者に対し、農家がどのように対応すべきかについて、多くの意見が飛び交った。

「ごめんなさい、これ全部業者さん向けの売り物で、既に納品先決まってるんですよ！」と、無料で貰おうとする客に対する一つの対応策が提案され、嘘も方便という形での対応が議論されている。

ある農家は、「商売の構造分かってない人多すぎてため息出ますなあげたら、買わんやろ、タカるな貧乏人と言いたいけど、言えない農家の立場の弱さよ」と嘆く。さらに、「オバサン側の模範解答は『フードロスになるから、お店と同じ値段で買いとるわ！』が正解」との意見もあり、適切な対応方法についての提案が続く。

一方、「本当です　お店のきゅうり高くて買えない…って言われるとそれも廃棄につながっちゃうよ？って思いますwww」と、消費者の発言がフードロスにつながるという指摘も上がっている。

「ただで貰ってあげる」勢に対しては、「何でこんな上からなんだろうな…と、とても解せぬ事案でした🥲」というコメントも見られ、無料で野菜を貰おうとする行為に対する批判が多い。さらに、「結果的に、ただで貰うと市場に出ているものがフードロスになるし、変なおば以外は誰も幸せにならないヤツですね」との意見もあり、無料提供がもたらす問題点が強調されている。

「廃棄するなら貰ってあげるって言ってるんだか…作った人が『よかったらどうぞ』って言うのは分かるけど、貰ってあげてもいいわよみたいな考えは無いですね…」というコメントからも、消費者の姿勢に対する疑問が投げかけられている。

農家側からの提案としては、「嘘も方便、廃棄するのだとしても『いえ、加工品にするので！』って言った方が面倒が少なくていいですね」と、対応策が提案されている。さらに、「『かご半分1000円でどうですか？』って最近聞いて購入させてもらいました！やっぱり値段提示してきた方がお互い楽ですよね」という具体的な解決策も提示されている。

一方で、「買うって言う選択肢がないからフードロス減らないんですよで。０円食堂の弊害もあると思うの…😒」と、無料提供がフードロスに与える影響についての意見もあり、問題の根深さが浮き彫りになっている。

今回の議論を通じて、農家が直面する現実と消費者の意識のギャップが浮き彫りになった。SNS上での意見交換を通じて、より良い解決策が見出されることが期待される。