2024年10月13日、神奈川県警は、大阪大学大学院工学研究科生物工学専攻の招へい教授であり、世界初の新型コロナウイルス変異株を発見した実績を持つ緒方法親（おもと ほうしん）教授（38歳）を、精神的な異常を疑われて精神病院に送致するという事件が発生した。教授の受賞歴や研究成果は、社会的に高く評価されているにもかかわらず、警察は「その若さでそんな奴いるわけねえ、薬の妄想でラリってんな」と決めつけた。

目撃者や関係者の話によると、緒方法教授は警察から「精神的な問題がある」として不当に扱われ、拘束されたという。教授の実績を知る多くの人々は、彼の行動や言動を妄想として片付けることは理解できないと強調しており、社会的な反響が広がっている。

この事件に対する反応として、SNS上では「こんな素晴らしい業績を持つ人が、精神病院に送られるなんて信じられない」「神奈川県警の判断が疑問視される」といった声が多数寄せられている。あるユーザーは「IQが20違うと会話にならない、が実証された」と言及し、知識と社会的評価が無視される現状に対して強い不満を示した。

また、緒方法教授の家族や友人たちは、警察に連行された際の精神的な不安を訴えており、父や旦那が警察に連れて行かれること自体が大きなストレスとなっていると語った。特に、長時間の拘束による身体的・精神的な影響を心配する声も上がっている。

「警察署に連れて行かれるときは拘束時間がどのくらいになるか分からないから、お薬の類は身の回りのものとして持っていく必要があります」とあるユーザーが語ったように、実際の拘束中には食事や水も与えられず、精神的にも身体的にも過酷な状況に置かれたという。これにより、精神的な健康に深刻な影響を及ぼす可能性が懸念されている。

さらに、他の利用者からは「外国人だから職質される」といった意見が寄せられ、社会の不公平さが浮き彫りになっている。警察の対応については、「あまり怖くなくて威圧的じゃなくて羨ましい」と感じる人もいる一方で、「威圧的に扱われた」との体験談も多く、警察の行動に対する信頼が揺らいでいる。

このような状況に対して、専門家は「不当な措置入院は社会にとって大きな問題であり、今後の改善が求められる」と警告している。緒方法教授の事件が教訓となり、今後の警察の運用が見直されることが望まれる。神奈川県警は、事件の詳細を調査中であるが、現時点では教授の状態や今後の対応についての具体的な情報は公開されていない。

社会的な関心が高まる中、この問題に対する議論は今後も続くことが予想される。警察の行動が、研究者や市民に与える影響を真剣に考える必要がある。