2024年8月15日、大会9日目には2回戦の残り4試合が行われます。各試合の注目ポイントをお届けします。

第1試合: 中京大中京 vs 神村学園

愛知の中京大中京高校と鹿児島の神村学園が対戦します。中京大中京は、1回戦で4番・杉浦正悦選手を含む4選手が複数安打を記録し、チーム全体で11本のヒットを打って逆転勝ちを収めました。もし2回戦で勝利すれば、夏の甲子園での通算勝利数が歴代最多の80勝となります。対する神村学園は、1回戦で4本の長打を含む10安打を放ち、後半に得点を重ねて勝利。特に、センバツでホームランを記録した4番・正林輝大選手がノーヒットでしたが、その状態が回復すれば打線がさらに勢いを増すでしょう。

第2試合: 岡山学芸館 vs 掛川西

岡山学芸館高校と静岡の掛川西高校が対戦します。岡山学芸館は、1回戦でエースの沖田幸大投手が8回までフォアボールを1つだけに抑え、コントロールの良さが光りました。9回には丹羽知則投手がリリーフで無失点に抑え、1点差で勝利。継投のタイミングが今後の鍵となりそうです。掛川西は、1回戦で同点の7回に4番・堀口泰徳選手のタイムリーヒットを含む集中打で勝ち越し、15本のヒットで8点を挙げて60年ぶりの甲子園勝利を達成しました。地元からの大応援団が選手たちを支えました。

第3試合: 早稲田実 vs 鶴岡東

西東京の早稲田実業と山形の鶴岡東高校が対戦します。早稲田実業は1回戦で、キャプテンの宇野真仁朗選手が逆転のタイムリーツーベースを含む3安打、3打点の活躍を見せました。一方、鶴岡東は1回戦でエース・櫻井椿稀投手が完投し、打撃でも決勝の2点タイムリーを放つなど、投打でチームを勝利に導きました。主力選手の活躍が試合の勝敗を分けるポイントになるでしょう。

第4試合: 大社 vs 創成館

島根の大社高校と長崎の創成館高校が対戦します。大社は1回戦でセンバツ準優勝の報徳学園に競り勝ち、63年ぶりの甲子園勝利を挙げました。エース・馬庭優太投手が9回1失点で完投し、俊足の1番・藤原佑選手が2本のヒットを打ちましたが、試合中に右脇腹がつり、藤原選手は熱中症で途中交代。投打の軸となる2人の回復具合が試合のカギです。創成館は、エース・村田昊徽投手が変化球で打たせて取るピッチングを見せ、守備も好プレーで応え、1対0で完封勝ちを収めました。打線は5安打を記録し、送りバントや犠牲フライを駆使して勝利を目指します。

これらの試合では、それぞれのチームの強みがぶつかり合うため、見応えのある激戦が期待されます。各チームの戦術や選手のパフォーマンスに注目です。