親子で歴史に触れる!戦国武将も愛した名品「付藻茄子」復元パズル体験イベント
静嘉堂文庫美術館とヨンブンノサンがコラボし、親子で国宝級の茶器「付藻茄子」を鑑賞できるワークショップを開催。歴史クイズや復元パズルを通して、子どもたちの知的好奇心と創造性を育みます。貴重な体験を通じて、日本の文化や歴史への理解を深めましょう。
親子で歴史に触れる!戦国武将も愛した名品「付藻茄子」復元パズル体験イベント
静嘉堂文庫美術館と、アート知育玩具やイベントを企画・運営するヨンブンノサンが、親子向けに特別なコラボイベントを開催します。
10月27日(日)、東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館で開かれるこのイベントでは、国宝級の茶器「付藻茄子」を親子で鑑賞する貴重な機会が提供されます。
「付藻茄子」は、足利義満や織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、数々の戦国武将に愛されてきた名品です。茄子型の茶入れは、本能寺で焼失し、大坂夏の陣でさらに破損してしまいましたが、その後、家康の命を受けた塗師の藤重親子によって修復されました。長い歴史の中で幾度となく危機を乗り越え、大切に受け継がれてきた小さな文化財です。
イベントでは、実物の「付藻茄子」を間近で鑑賞できるだけでなく、信長や秀吉、家康など、戦国武将たちがなぜ「付藻茄子」を愛したのか、クイズ形式でその歴史を紐解いていきます。さらに、ワークショップ限定の「付藻茄子」復元パズルを通して、修復技術を疑似体験できるのも魅力です。バラバラになった「付藻茄子」のパーツを探し集め、組み合わせることで、子どもたちは創造力を刺激されながら、歴史への理解を深めることができます。
イベントの最後には、静嘉堂文庫美術館の学芸員が「付藻茄子」の魅力について解説。専門家の視点から、茶器の歴史や文化的な価値について学ぶことができます。
イベントは、小学4年生以上の子どもと保護者のペアを対象に、15組30名限定で開催されます。参加費は1ペア5,000円(税込)で、親子入場券と制作キットが含まれています。
ヨンブンノサン代表の丸山琴さんは、美術鑑賞を通し、子どもたちの感性を育むことを目指し、2017年に同社を創業しました。ゴッホの絵画をモチーフにしたぬりえ『ヨンブンノサン』の開発や販売、ワークショップの開催などを通して、多くの子どもたちにアートの魅力を伝えています。
静嘉堂文庫美術館は、三菱の創業者である岩崎家によって設立された美術館です。国宝や重要文化財を含む、貴重な東洋古美術品や古典籍を所蔵しています。2022年に丸の内へ移転し、JR東京駅から徒歩5分というアクセス抜群の場所に生まれ変わりました。
このイベントは、親子で貴重な文化に触れ、歴史を学び、創造性を育む絶好の機会となるでしょう。興味のある方は、お早めに申し込んでみてください。
【イベント概要】
日時:2024年10月27日(日)午前10時~(9時45分集合、所要時間約60分)
場所:静嘉堂文庫美術館(東京都千代田区丸の内2丁目1-1 1F)
参加費:1ペア5,000円(税込)
対象:小学4年生以上の子どもと保護者のペア
定員:15組30名
申込方法:https://www.e-tix.jp/seikado/
問合せ先:toiawase@seikado.or.jp
静嘉堂文庫美術館とヨンブンノサンがコラボした親子向けイベントは、単なるワークショップを超えた、貴重な体験の場を提供していると感じました。
普段なかなか触れることのない国宝級の茶器「付藻茄子」を間近で鑑賞できることは、子どもたちにとって、教科書や博物館で見るのとは全く異なる、特別な体験になるでしょう。歴史的な背景や文化的な価値を理解しながら、実際に目で見て、手で触れて、五感で感じ取ることができることは、記憶に残りやすく、学びを深める上で非常に有効です。
特に、ワークショップで使用する「付藻茄子」復元パズルは、子どもたちの創造性を刺激するだけでなく、歴史に対する興味関心を高めるのに役立つ工夫が凝らされています。バラバラになったパズルを組み合わせていく過程で、歴史上の出来事や修復技術について自然と学ぶことができる点は、教育的な側面からも非常に優れていると感じました。
また、静嘉堂文庫美術館の学芸員による解説は、子どもたちの理解を深めるだけでなく、歴史や文化への興味をさらに広げるきっかけになるでしょう。専門家の視点から「付藻茄子」の魅力を紐解いてもらうことで、単なる美術品ではなく、歴史や文化を繋ぐ重要な存在であることを実感できるはずです。
さらに、イベントの開催場所である静嘉堂文庫美術館は、JR東京駅から徒歩5分のアクセス抜群の場所にあり、気軽に足を運べるのも魅力です。美術館の美しい空間で、親子で特別な時間を過ごすことができるのは、心に残る思い出となるでしょう。
このイベントは、子どもたちに日本の歴史や文化への興味関心を育み、創造性を刺激するだけでなく、親子で貴重な体験を共有できる素晴らしい機会です。参加することで、子どもたちの知的好奇心や探求心を育み、将来の学びや成長に繋がる可能性を秘めていると感じます。
静嘉堂文庫美術館とヨンブンノサンの連携は、文化と教育の融合という点で、非常に意義深い取り組みと言えるでしょう。今後もこのような、子どもたちの可能性を広げるイベントが開催されることを期待しています。