東急ホテルズが、本坊酒造のマルス駒ヶ岳蒸溜所とタッグを組み、オリジナルウイスキー「シングルモルト駒ヶ岳 スペシャルエディション五島(以下、『五島』)」を開発しました。2024年11月1日より、全国12ホテルと東急百貨店にて販売開始となります。
このウイスキーは、東急ホテルズが掲げる「食の東急ホテルズ」の新たな取り組みとして誕生しました。創業以来、料理へのこだわりを大切にしてきた同社は、今回のプロジェクトで「日本の風土を活かした本物のウイスキーづくり」を目指し、本坊酒造の高い技術力に協力を仰ぎました。
『五島』のベースとなるのは、数々の賞を受賞している本坊酒造のモルト原酒「駒ヶ岳」。プロジェクトメンバーは、長野県にあるマルス駒ヶ岳蒸溜所を訪れ、数ある原酒の中から、華やかな香りと幅広いシーンに合うアメリカンホワイトオークの新樽で9年間熟成された原酒を厳選しました。BELLUSTAR TOKYOのビバレッジディレクターである吉田茂樹氏は、食前、食中、食後など、様々なシーンで楽しめるウイスキーであることを重視したと語っています。
厳選された原酒は、2015年に蒸留され、中央アルプス山系の雄大な自然の中でじっくりと熟成されました。赤いベリー系フルーツやドライフィグ、アッサムティーを思わせる繊細なアロマと、穀物由来の甘み、木の香りが絶妙に調和した、シングルモルト・シングルカスクの逸品です。ストレートやロックはもちろん、ソーダ割りでも香りが立つため、食事とのペアリングにも最適です。
『五島』は、東急ホテルズ12ホテルのバーでショット販売やボトルキープ、東急百貨店のECサイトと各店舗の和洋酒売場で購入できます。東急ホテルズは、今後もお客様に喜んでいただける商品の開発を続けていくとしています。本坊酒造も、このコラボレーションを喜び、厳選された逸品を楽しんでほしいとコメントしています。
販売価格は、東急ホテルズではショット2,900円、ボトルキープ58,000円(一部ホテルのみ)。東急百貨店での販売価格は、各店舗にお問い合わせください。
東急ホテルズが手掛けるオリジナルウイスキー「五島」は、単なるホテルオリジナル商品という枠を超えた、贅沢で感動的な体験を提供する一品だと感じました。本坊酒造のマルス駒ヶ岳蒸溜所の協力、そしてホテル側の「お客さまに寄り添う」というコンセプトが、このウイスキーのクオリティの高さを物語っています。
原酒の選定に際し、ホテルのバーでの提供シーンを想定し、様々なシチュエーションに合うものを厳選したという点に、東急ホテルズの高いホスピタリティが感じられます。単に美味しいウイスキーを作るだけでなく、お客様がどのような状況で飲むのかを想像し、そのニーズに合わせた商品開発を行う姿勢は、他のホテルにはない強みと言えるでしょう。
「赤いベリー系フルーツやドライフィグ、アッサムティーを感じさせる繊細なアロマ」という表現からも、単なるアルコール飲料ではなく、五感を満たす芸術作品のような存在感を伺えます。ソーダ割りでも香りが立つという点も、幅広い層に受け入れられる要素として魅力的です。
価格設定についても、ショットとボトルキープの両方用意されている点は、お客様のニーズに合わせた柔軟な対応を示しており、好感が持てます。また、東急百貨店での販売も予定されているため、ホテルに宿泊しない人でも購入できる機会が設けられているのも、戦略的かつ消費者の利便性を考慮した配慮と言えます。
全体として、「五島」は、東急ホテルズの高いサービス精神と、本坊酒造の卓越したウイスキー製造技術が融合した、まさに「至高の一杯」と言えるでしょう。このウイスキーを片手に、特別な時間を過ごす贅沢を、多くの人に味わってほしいと感じます。 東急ホテルズが今後、どのような商品を生み出していくのかにも、期待が高まります。