7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会（通称：夏の甲子園）は、初日の試合に続き、大会2日目には3試合が予定されています。今回は、注目の対戦カードと選手たちのデータをご紹介します。

【第1試合 大阪桐蔭（大阪）対興南（沖縄）】

初戦の大阪桐蔭（大阪）は、2年ぶり13回目の出場を果たしました。大阪桐蔭は、プロ注目の右腕・平嶋桂知選手を筆頭に、センバツでランニングホームランを記録した俊足巧打の境亮陽選手を擁し、さらに森陽樹選手や徳丸快晴選手といった注目選手も揃っています。昨年度のセンバツで注目を集めたスター軍団の大阪桐蔭が、初戦からどのような戦いを繰り広げるのか、多くのファンが注目しています。

対する興南（沖縄）は、2年ぶり14回目の出場となります。興南は2010年に春夏連覇を達成した沖縄の名門で、過去には島袋洋奨（元ソフトバンク）や大城滉二（オリックス）などの著名選手を輩出しました。今回は最速149kmのサウスポー・田崎颯士選手が中心となり、6年ぶりの甲子園勝利を目指しています。沖縄の誇りをかけた戦いに期待が高まります。

【第2試合 明豊（大分）対小松大谷（石川）】

第2試合では、明豊（大分）と小松大谷（石川）が対戦します。明豊は4年連続で出場し、これまでの出場回数は10回を数えます。主なOBには今宮健太選手（ソフトバンク）があり、史上初の大分大会4連覇を達成した絶対王者です。その強みは、U18代表候補の木村留偉選手や石田智能選手を擁する高い攻撃力にあります。明豊の打線は1試合平均8.8得点という圧倒的な数字を誇り、相手投手陣に立ち向かうその攻撃力に注目が集まります。

一方の小松大谷は3年ぶり3回目の出場を果たしました。主なOBには大谷輝龍選手（ロッテ）がいます。石川大会では5試合で5失点のみという堅守を誇り、高いレベルの投手陣と守備力が光ります。小松大谷は、甲子園初勝利を狙い、また能登半島地震から立ち直ろうとする人々に勇気と希望を届けたいと意気込んでいます。

【第3試合 京都国際（京都）対札幌日大（南北海道）】

第3試合では、京都国際（京都）と札幌日大（南北海道）が対戦します。京都国際は2年ぶり3回目の出場で、主なOBには曽根海成選手（広島）がいます。春の近畿大会では天理高校や智弁和歌山高校といった強豪校を破り、初優勝を達成した京都国際。年々実力をつけており、特に注目されるのはセンバツでも登板したエース・中崎琉生選手です。

対する札幌日大は、夏の甲子園初出場を果たしました。エース左腕・小熊梓龍選手は、直球と変化球を巧みに織り交ぜた投球術が特徴で、プロ注目の選手です。初出場の勢いを活かし、甲子園初勝利を狙っています。

この日も各チームの激闘が予想され、どの試合も見逃せません。高校球児たちの熱い戦いに、ぜひご注目ください。