果たして“台風の目”になるのか──。7月7日に投開票が行われる東京都知事選挙に、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏（41）が立候補を表明しました。6月15日に行われたボランティア説明会には、少なくとも約1000人が会場に押し寄せ、その熱気がSNS上でも話題となっています。後援会はX（旧Twitter）で盛況ぶりを報告し、「風を感じざるをえません」と記しました。

説明会の様子を伝える動画もネット上に投稿されており、司会進行を務めたのは選挙プランナーとして知られる藤川晋之助氏（70）。藤川氏は大阪市議を2期務め、東京維新の会事務局長などを歴任した経歴を持ちます。

藤川氏は大勢の聴衆を前に自己紹介し、「ウィキペディアには『選挙の神様』と書いてある」と冗談を飛ばし、会場を沸かせました。また、「あの有名なドトールコーヒーの鳥羽会長から電話いただいて、会長が『いい男がいる。選挙を手伝ってくれ』と言われて」石丸氏のサポートをすることになったと説明しました。

ドトールコーヒーの創業者として知られる鳥羽博道氏（86）は、石丸氏が安芸高田市長時代に配信したYouTube動画を見て感動し、手紙を送ったことをきっかけに親交を持つようになったといいます。鳥羽氏は1962年にドトールコーヒーを創業し、2000年には東証一部（現・東証プライム）に上場。2006年に名誉会長に就任し、現在は経営の第一線からは退いているものの、ドトール・日レスホールディングスの大株主としてその影響力を持ち続けています。

SNS上では、石丸氏の立候補に対してさまざまな意見が飛び交っています。「なんで蓮舫なんだよ。食われるのはどう見ても小池の方だろ」と予想する声もあれば、「この人知らなかったんだけど、何をやった人？」と疑問を持つ声もあります。また、「金持ちジジイの操り人形」との批判も見受けられますが、石丸氏の挑戦に期待を寄せる声も少なくありません。

一方で、「東京で外国人参政権を推し進めて公務員の国籍条項撤廃されて乗っ取られるまでがセット」と懸念する声や、「ドトールに媚び売った投稿をわざわざしてたのか」と疑問視する声もあります。

「どうせ当選しないけど石丸に投票しとくかな。あっでも冥土の土産に中松に投票でもいいかも」という声や、「蓮舫より小池票食うだろ」と予測する声もあり、都知事選に対する期待や関心が高まっています。

石丸氏の立候補に対する支持と批判が交錯する中、選挙戦はますます熱を帯びていくことでしょう。果たして、石丸氏は“台風の目”となり、都知事選に新たな風を吹き込むことができるのでしょうか。注目が集まる選挙戦の行方を見守りたいと思います。