明石家さんまが8日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、宮迫博之と霜降り明星・粗品の間で起こっている〝バトル〟について言及しました。

リスナーから見解を求められたさんまは、「あれ、どういうケンカか知らんねんけども、俺は最初2人組んで〝狙い〟でやってると思ったのよ」と述べ、当初は二人が再生回数を伸ばすための戦略としてバトルを演じていると思ったと語りました。「『もうやめます』って宮迫言いよってんやろ？『負けでいいです』とか言いよったから、『あ、やっぱりこいつら2人組んどんのや』と思って」と、二人のやり取りをユーチューブ上のパフォーマンスと見なしていたそうです。

しかし、さんまは続けて「けども、（バトルが）マジやったらわれわれ世代、芸能界では考えられない」と述べ、「後輩が先輩を（けなす）という。『吉本じゃない』って言ったって、お笑い芸人は先輩・後輩やからな。縦やからな。だから、先輩に対してああいうことを言うのは本当は間違いやねんけども」と、芸能界の伝統的な縦社会において、後輩が先輩を批判することの問題点を指摘しました。

一方で、さんまはまだ二人の思惑がはかりかねているようで、「どっちかの戦略やと思うねん、俺は。粗品、ほかとも（バトルを）やっとるよね。そういう戦法やよな、粗品の。だから、そういうのが伸びんやろ？　再生回数」と考察し、特に粗品がこのようなバトルを通じて再生回数を稼ぐ戦略をとっているのではないかと推測しています。

また、さんまは「今度、粗品に会うたら聞いてみようと思ってんねん、どういう意図で。『現にこうなんです』とか『こうです』というので、俺が言うなら言うで言ってあげようと。粗品も仲間なんで、どっちも仲間なんで、その仲間同士が…というのが」と述べ、今後粗品に直接話を聞く意向を示しました。

最後にさんまは「こういうの性格あると思うねんけど、俺とか（この日アシスタントだった）ミキティの旦那とか（村上）ショージとか、あんまり人の悪口を言える？　言える立場じゃないというか、そこまで人の悪口を言うほど自信がないというのか。だから、そのへんやね。個人に自信がないのかな。人に対して『面白くないわい』とか。俺も言わないし」と述べ、自身や他の芸人があまり他人を批判しない理由についても触れました。

この発言に対し、SNS上では様々な反応が寄せられました。「アホ過ぎて茶番だと分からない」という批判的な声や、「宮迫と一緒に動画やってるヒカルとかいうユーチューバーが、前に明石家さんまに自身のユーチューブchに出て欲しいとお願いしてたけどテレビや芸能人に憧れてんかな」というコメントも見られました。

また、「粗品は宮迫好きすぎだろ。絡んでも何のメリットもないじゃん」という意見や、「お笑い芸人というか吉本なそんな縦なのは」というコメントもあり、芸能界の縦社会の厳しさを改めて認識する声もありました。

さんまの発言を受け、今後の宮迫博之と粗品の動向に注目が集まっています。