生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(生活クラブ)は、日本大学芸術学部(日藝)との産学連携プロジェクトを2024年度も継続します。
2023年度は、生活クラブの提携生産者による「せっけん運動」を学生が取材し、「水は借り物」という新たな視点を得て、動画や冊子作品を発表しました。
2024年度は「食料自給」をテーマに、学生たちは長野県内の生活クラブ生産者を訪問し、国内自給の課題や取り組みを直接体験します。生産者へのインタビューや写真・動画撮影を通して学びを深め、企画立案から広報物の制作までを行い、生活クラブ内外に発信します。
プロジェクトを通して、学生たちは食料自給の重要性、持続可能な農業の必要性、環境保全への意識を育むとともに、これからの日本の食について深く考える機会を得ます。
生活クラブは、食を通して地域社会の活性化を図り、環境問題や社会問題にも積極的に取り組んでいます。食料自給率向上への取り組みや、持続可能な社会の実現に向けて、日藝との産学連携プロジェクトは重要な役割を果たすと期待されます。
生活クラブと日藝の産学連携プロジェクトは、単に学生が知識を学ぶ場にとどまらず、社会課題解決への意識を育む貴重な機会となっています。学生たちが生産現場で得た経験は、将来、社会人として活躍する上で大きな財産になるでしょう。
特に、2023年度の「水は借り物」というキャッチフレーズは、環境問題への意識を高める上で非常に効果的です。学生たちの創意工夫によって生まれたこのメッセージは、多くの人々に共感を呼び、生活クラブの「水を守るせっけん運動」をさらに推進していく力となるでしょう。
本プロジェクトは、生活クラブと日藝双方の強みを活かした取り組みであり、今後の展開にも期待が高まります。学生たちの熱意と創造性を糧に、食料自給の未来がより明るいものとなることを願っています。