大創産業（広島県東広島市）は11日、同社が運営する100円ショップ「ダイソー」で、閉店を知らせる音楽を変更すると発表しました。これまで使用されていた「蛍の光」に代わり、U-NEXTホールディングス傘下のUSENや早稲田大学と共同開発した新たな曲を、同日から全国約2900の直営店で流すことになります。

新曲導入の背景と調査
ダイソーは、訪日外国人の来店が増加している中で、「蛍の光」が閉店を知らせる意味として伝わりにくいという課題に直面していました。USENなどはこの問題を解決するため、一般の男女150人に数種類の音楽を聴いてもらい、感想を尋ねる調査を実施。その結果、「郷愁」「自然」「静か」といった言葉を連想させる音楽が閉店を感じさせると分かりました。ダイソーの販売員や来店客への聞き取り調査も加味し、USENがオリジナル曲「Good Day～閉店の音楽～」を作曲しました。

インバウンド対応の強化
インバウンド需要が増える中、従来の「蛍の光」に閉店の印象を持たない海外客が多く、閉店作業が滞ることが問題となっていました。新たな音楽は、さりげなく閉店時間を伝えながら、快く帰ってもらえることを目指しています。ダイソーやUSENは「新曲が閉店を知らせる効果的な手段となることを期待している」とコメントしています。

SNSでの反応
SNS上では、このニュースに対する様々な反応が見られました。「少なくとも蛍の光で日本人には通じるのに、全く別の曲にしたら誰も閉店とわからんだろ」という懸念や、「外人ははっきり言われないとわかんないところもあるから、蛍の光バックに閉店時間になりますお帰りくださいって言えばいいだけ」という意見も見られます。また、「新しい曲だと外人帰るって何でわかるの？」と疑問を呈する声もあります。

一方で、「救助研修ですが、肋骨を折るくらいの気合いで、元気よく『もしもし亀よ』を歌いながらやれと習いました」というように、前向きな意見や経験に基づいたコメントも見受けられます。「むしろ肋骨折れるぐらいいけ、と教わりましたが…」という声や、「妻は精神科ナースでしたが、肋骨折れるのと、心臓止まって死ぬのどっちがいい？　と言っておりました」という具体的な体験談も寄せられました。

専門家の見解
専門家や医療関係者の間でも議論が交わされています。「続行と習いました。命に関わるデマは何か規制する手段はないのだろうか」と、正確な情報の重要性を強調する声や、「実際やった事ないんだろうね……」と実体験の有無に言及する意見もあります。さらに、「心臓マッサージに禁忌はない生きてりゃ骨は治る」といった命を救うことの重要性を訴えるコメントも見られます。

まとめ
ダイソーの閉店音楽変更は、インバウンド需要の増加に対応するための重要な施策です。SNS上では賛否両論が飛び交っていますが、多くの人々が新たな音楽が閉店を知らせる効果的な手段となることを期待しています。今後も、正確な情報の提供と利用者の声を反映した対応が求められます。