共同通信が意味不明な記事を掲載した。「吉田茂元総理の国葬も法的根拠がなく、自民党が社会党を説得していた」という記事だが、そもそも今回の国葬で法的根拠に挙げられているのは『内閣府設置法』。この法律が施行されたのは2001年だ。共同通信はこんな記事を掲載しなければならないほど切羽詰まっているのか?
目次
佐藤栄作総理(当時)が1967年に吉田茂元首相の国葬を閣議決定する際、法的根拠がないとして野党第1党の社会党を説得するよう自民党の園田直衆院副議長に指示していたことが分かった。
引用元:news.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)
園田氏は秘密裏に社会党幹部と交渉し内諾を得た。衆院職員として園田氏の秘書を務めた平野貞夫元参院議員(86)が3日までの共同通信社の取材に対し、当時の経緯を明らかにした。
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岸田文雄総理は安倍晋三元総理の銃撃事件から6日後の7月14日、国葬実施を表明した。野党からは、国会への説明がないまま国葬実施の判断に踏み切ったことに反発が出ており、実施決定の手続きが妥当だったかも焦点となりそうだ。
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内閣府設置法(読み)ナイカクフセッチホウ
内閣府の設置、任務・所掌事務、組織に関する事項について定めた法律。平成13年(2001)施行。
[補説]平成13年(2001)の中央省庁等改革に伴い、内閣機能の強化を目的として新設された内閣府は、各省より一段高いところから総合調整を行う行政機関として位置づけられ、国家行政組織法の適用から除外されている。
引用元:kotobank.jp(引用元へはこちらから)
岸田総理は7月14日の記者会見で、内閣府設置法において、内閣府の所掌事務として定められている「国の儀式」として、閣議決定をすれば実施可能との見解を示した。法的根拠については、事前に内閣法制局と検討したことも強調した。
たしかに、内閣府設置法には、所掌事務を定めた第4条第3項第33号に「国の儀式並びに内閣の行う儀式及び行事に関する事務に関すること(他省の所掌に属するものを除く。)」との規定がある。
「国葬」とは明記されていないが、「国の儀式」の一種として行い得るということだ。岸田総理は儀式であることを強調するためか、「国葬儀」という言葉を繰り返し使っていた。
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「国葬儀、いわゆる国葬についてですが、これは、費用負担については国の儀式として実施するものであり、その全額が国費による支弁となるものであると考えています。そして、国会の審議等が必要なのかという質問につきましては、国の儀式を内閣が行うことについては、平成13年1月6日施行の内閣府設置法において、内閣府の所掌事務として、国の儀式に関する事務に関すること、これが明記されています。よって、国の儀式として行う国葬儀については、閣議決定を根拠として、行政が国を代表して行い得るものであると考えます。これにつきましては、内閣法制局ともしっかり調整をした上で判断しているところです。こうした形で、閣議決定を根拠として国葬儀を行うことができると政府としては判断をしております。」
※2022年7月14日 岸田内閣総理大臣記者会見
引用元:www.kantei.go.jp(引用元へはこちらから)
たしかに、「国葬」と明記された法律は存在しない。ただ、「国葬」と明文で規定した法律があるかどうかと、政府がそうした儀式を実施するための法的根拠があるかどうか(適法かどうか)は、別問題だ。
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例えば、毎年8月、政府主催で終戦の日に行う「全国戦没者追悼式」も、明文の法律規定があるわけではない。これも閣議決定により行われている。東日本大震災の追悼式も閣議決定により行われている。これらに一つ一つ、明文の法律規定はあるのか、との議論は聞かれない。誰も開催自体に異論がないためだ。
引用元:news.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)
野党やマスコミは岸田総理に国葬儀の法的根拠を何度もしつこく訊ねているが、内閣法制局は文書を提示し、明確に回答しており、未だに法的根拠がないとか言ってる野党やマスコミは、知っているのに知らんぷりをしているか、アホかのどちらかだと思う。 https://t.co/sWAamfarXE
— さいたか (@saitoutakao523) Aug 31, 2022
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佐藤栄作元総理の国葬を見送ったのは、法的根拠を欠いていたことに加え、立法府の一角を担う野党が反対するなか内閣法制局が「三権の了承が必要」との見解を示したためだった。その8年前、吉田茂元総理の国葬を実施する際は、野党を説得して内諾を得ていた。幅広い合意形成が求められる国葬をめぐり、共通するのは野党への配慮だ。岸田政権の判断と大きく異なる。
引用元:www.asahi.com(引用元へはこちらから)
8月27、28日に実施した朝日新聞の全国世論調査(電話)で、9月27日に実施される安倍晋三元首相の国葬について尋ねると、「賛成」は41%で、「反対」は50%でした。
男性は賛成45%、反対47%とほぼ並んだのに対し、女性は賛成37%、反対53%と差がありました。
年代別でも違いがあり、18~29歳は64%:30%と賛成が倍以上だったのに対し、60代以上では逆に3割:6割と反対が倍になりました。
引用元:withnews.jp(引用元へはこちらから)
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ジャーナリストの佐々木俊尚と、衆議院議員の平将明が9月2日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。安倍元総理の国葬について解説した。
引用元:news.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)
平)20歳くらいの人からすれば、小学4~5年生くらいのときに総理が安倍さんになり、それ以来ずっと安倍さんだった。「日本の総理イコール安倍総理」という印象も強いと思うのです。
飯田)若い人からすれば。
平)そういった意味では、意外と安倍さんに対して、我々が驚くくらいの思いを若い人の方が持っているのです。ですから閉会中審査で岸田総理の口から、「なぜ国葬を行うのか」をしっかり伝えることが大事だと思います。弔意を強制するようなことは、当然ながらありません。
引用元:news.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)
佐々木)「世代間の違いが何に起因するのか」という記事を、高橋洋一さんが先日、書かれていました。同じように旧統一教会の対応に関しても、政府の対応を評価するのは若い人が多く、70代くらいになるとすごく下がるのです。
飯田)70代になると評価が下がる。
佐々木)もしかすると新聞、テレビ、ワイドショーの影響ではないかと言うのです。確かに10代~20代はほとんどテレビを観ていないし、新聞も読んでいません。
飯田)そうですね。
佐々木)70代などになると、新聞やテレビにどっぷりの世代ですから。その差が世論の違い、世代間対立の違いに表れてきているのではないかという話もあります。
引用元:news.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)
佐々木)慶應大学に田中辰雄先生という、計量経済学を専門とする方がいます。その先生が60~70代の新聞・テレビ世代は、新聞やテレビの情報は「だいたい確からしい」と考え、ネットから流れてきた情報も同じように「正しい」と信じ込んでしまうところがある。だから陰謀論などにはまりやすいのだと言うのです。
飯田)信じてしまう。
佐々木)いまの10代~20代はSNSが子どものころからあるので、嘘も交えてさまざまな情報が流れてくることを前提にしている。意外と極端な情報が入っても、あまり真に受けず、「左右両方の情報を見て考える」という所作が身に付いているのではないかと指摘されていました。
飯田)ある種のリテラシーがある。
佐々木)そうなのですよね。時代が変化してインターネットが当たり前、SNSが当たり前の時代になればなるほど、もう少しバランスの取れた世論に変わっていくのではないかという期待もあります。
引用元:news.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)
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半世紀前の話を岸田政権叩きに利用するとか、正気の沙汰じゃないぞ…