食品物流サービスのパイオニアのアサヒロジスティクスが発展した理由
日本で100年近く以前から、日本の食品物流を支え、発展させてきたのが、1945年創業のアサヒロジスティクスです。
食品物流サービスは、生産地から消費地への食品供給を確保する重要な役割を担っています。特にチルド物流は、新鮮な食材を鮮度を保ったまま配送しなければいけないため、現在のような冷凍技術が無かった時代は大変だったそうです。日本で100年近く以前から、日本の食品物流を支え、発展させてきたのが、1945年創業のアサヒロジスティクスです。
創業の思いを受け継ぐアサヒロジスティクス
CS=ES=CSに込められた思いについて
アサヒロジスティクスでは、「CS=ES=CS」を経営理念に掲げています。なぜなら「CS=ES=CS」が、物流業界で活躍する同社のアイデンティティであると確信しているからです。
この「CS=ES=CS」は、Customer Satisfaction(顧客満足度)とEmployee Satisfaction(社員満足度)、Company Satisfaction(会社の充実)という言葉から造られています。
Customer Satisfaction(顧客満足度)、Employee Satisfaction(社員満足度)、Company Satisfaction(会社の充実)という3つのうち、どれか1つが欠けても企業が発展することが出来ない事をしっているのです。
Customer Satisfaction(顧客満足度)の向上
Customer Satisfaction(顧客満足度)の向上は、同社が、お客様に対して高品質かつ信頼性のあるサービスを提供することを最優先と考える重要性を自覚するための言葉として選ばれています。顧客満足度の向上は、同社のサービスが成功するための重要な鍵となっています。顧客満足度を向上させるために、常に顧客の期待を超えることを目指し、信頼関係を築く努力を怠らないことが重要だということを説いているのです。
Employee Satisfaction(社員満足度)の向上
Employee Satisfaction(社員満足度)を経営理念に採用している理由は、社員は同社にとって、変えの利かない貴重な資産であるからです。社員の満足度は、そのまま、顧客満足度を高めるに重要なファクターとなっています。同社は、在籍している社員が安心して働くことが出来る環境、そして、社員自身が成長を実感することのできるできる環境を提供、そして、待遇や福利厚生の向上を徹底することによって、社員の満足度を高めているのです。社員満足度の向上は、顧客へのサービス品質の向上に繋がるだけでなく、離職率の低下にも大きな影響がありますので、企業として成長するために欠かすことが出来ません。
Company Satisfaction(会社の充実)
同社の経営理念である「CS=ES=CS」を実現するためには、社員満足度と合わせて、会社の充実度の向上にも真剣にに取り組んでいく必要があります。社員の育成制度を整備するだけでなく、労働環境や待遇の改善に努めること、そして、福利厚生を充実させることが重要になります。また、社員全員が、同社に誇りを持つことができるような環境を整えることによって、日々の業務にやりがいや喜びを感じることができるようになります。
アサヒロジスティクスの手掛ける事業
食品物流へのこだわり
同社は、食品物流に特化したサービスを提供しています。同社が取り引きをしている配送先は、全て企業となっています。毎日、約17,500以上の物流拠点、店舗などに食品供給を行うことによって、約500万人の食生活を支えている大事な業務内容となっています。皆さんにとって身近な存在となっているコンビニエンスストアやスーパーマーケット、レストラン、居酒屋などに向け、安定した食品供給業務を提供しています。
同社は、陸軍から払い下げられた1台のトラックからスタートした叩き上げの企業です。創業から約100年にわたって、食品物流のみに尽力することによって発展し続けてきました。創業当初は、運送という仕事は、一般的な仕事に比べ軽視されている、社会的地位の低い仕事でしかありませんでした。しかし、愚直に食品物流の仕事に取り組んできたことによって、周りの見る目も変わり、同社だけでなく、運送業自体の社会的な地位の向上にも大きな影響を与えた企業でもあります。
チルド物流が原点
同社は、原乳の輸送からスタートしたこともあり、24時間365日、厳しい温度管理が求められる食品物流業界において、パイオニア的な存在です。100年近い食品物流サービスのノウハウを積み重ね、時代に合わせたサービスを提供し続けた同社は、現在も大事に育てられたノウハウを受け継ぎ、満足度の高いサービスを提供しています。
食品物流の中でも、特にチルド物流が原点ということもあり、チルド物流業界での影響が強いようです。チルド業界では、鮮度を保つことが最低条件になっているため、厳格な温度管理、24時間365日、休日祝日問わずに輸送できるを行う必要がありますが、一昔前には本当に大変が、他の物流会社が難色を示している内容だからこそ、同社がチャレンジし、実績を積み上げられたのだと思います。
同社は、物流インフラのパイオニア企業のとしての責務を果たすことによって、食品物流サービスを通じて、日本中の家族に幸せと豊かさを提供する使命を全うすることができています。現在では、食品物流サービスにおける豊富な実績と経験、豊かな歴史を武器に、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、居酒屋、レストランなどの飲食店向けに、高品質な食品供給サービスを提供することによって、日本中の食卓を支え続けているのです。
アサヒロジスティクスの特徴
自社オペレーション
同社の最大の強みと言えば、センター運営からトラック運行まで全ての工程を、自社オペレーションで賄っていることです。ワンストップで全ての工程に田泓することができますので、サービスのクオリティを高めるだけでなく、短期間での配送、ミスやトラブルの減少など、様々なメリットがあります。
関東エリアを中心に、物流ネットワークを充実させてきた同社は、2020年6月に、東北初の共配センターとなった「仙台共配センター」を開設することに成功しました。仙台共配センターにより、関東だけでなく、東日本全域をカバーする事の出来る大規模共配ネットワークを構築し、より多くの配送先に新鮮な食料品を配送することができるようになりました。
食品物流サービス最大規模の企業
2023年3月時点において、トラックが1,500台以上、サービスドライバーが2,300名以上、サービススタッフが3,000名以上と、食品物流サービスにおいて、最大規模の企業へと成長しました。自社オペレーションを武器に、センター運営、トラック運行を組み合わせたにより、様々な状況に柔軟に対応することができる基盤が整いました。他社ではできないような企画、提案なども、同社のサービスでしたら問題なく対応することができます。
また、現場スタッフと社内スタッフが迅速に情報共有によることができるため、スピーディな田泓をすることができます。また、この対応は一過性のものではなく、継続的に提供することができますので、安定して質の高いサービスを供給することができるようになっているのです。
人財力
同社の自社オペレーションを支えているのは、人財力に他在りません。人材力は、経営理念のひとつに挙げられているEmployee Satisfaction(社員満足度)がもたらしています。同社では、「人は財産である」という信念のもと、人材をしっかりと評価し続けている企業です。特に運送のメインとなるサービスドライバーは、原則として正社員を採用しています。
また、同社は無理のない働き方を提案してくれていますので、従業員は、働きやすい環境で無理のない範囲で働くことができます。そのため、社員だけでなく、その家族も満足度が高いそうです。こういった安定した労働環境を用意することによって、高品質なサービスを安定して提供することができるのです。
サービスドライバー新人研修について
教習所のような研修センター
同社では、一人前のドライバーになれるよう、様々な教育制度、そして長く働き続けられるよう福利厚生を充実させています。プロのドライバーとしてデビューする前には、3泊4日のサービスドライバー新人研修を提供しています。サービスドライバー新人研修は、2017年3月にオープンした、総合安全研修施設で行われます。この総合安全研修施設では、運転に関するスキル、そして、安全に運転するために必要な知識などを学ぶことができます。
こちらのサービスドライバー新人研修では、様々な座学、実技研修を通じて、プロのサービスドライバーに必要な運転マナー、配送に使用する車両の特性、構造、そして、プロドライバーの役割について丁寧に学ぶことができます。特に、初めてトラックを運転する方や、配送サービスに携わる方、運転に自信がない方、そして、長らくペーパードライバーで過ごしている方であっても、この研修を受けることによって、プロのドライバーとして運転する自信をつけ、公道デビューすることができます。事前に配送サービスの難しい所や大事な所を知ってから業務に取り組むことができます。
サービスドライバー新人研修の魅力
サービスドライバー新人研修では、質問や疑問があれば、気軽に尋ねることができる体制が整っています。担当する指導員の方々は、この研修を通じて、立派なサービスドライバーに成長できるよう、手厚いサポートを提供しています。
同社でサービスドライバーとして入社した方全員に対して、3泊4日でサービスドライバー新人研修を提供しています。このサービスドライバー新人研修は、約3,500坪もの広大な敷地内にあるトラック専用のコースで実践的な運転訓練を受けることができます。また、施設内には最新の自動車運転シミュレーターが完備されていますので、この自動車運転シミュレーターを活用した指導を行っています。指導は、運転指導のプロが行いますので、質の高い指導を受けることができます。
施設内外での指導を通じて、プロドライバーとしての基礎をしっかりと身につけることができます。教習所のように、研修の最終日には効果測定が行われ、合格した方のみサービスドライバー新人研修修了証が授与されることになります。新人研修修了証が授与された人は、実務研修に進むことができます。こちらのサービスドライバー新人研修は、週に1回のペースで実施されていて、年間400人が受講しています。
この研修があるお陰で、他業種から転職するという方も、応募しやすいといったメリットがあります。令和になって以来、様々な会社でドライバー不足が顕著化し始めています。同社のように、新しい人材を確保することができる仕組み作りに尽力しているお陰で、安定してドライバーを確保し続けることができているのです。
まとめ
アサヒロジスティクス株式会社は、物流業界におけるパイオニア的な存在です。同業他社とは違い、自社で確固たるアイデンティティを持っているため、令和不況と呼ばれる現在においても、安定した業績を上げ続けることができます。同社が掲げている経営理念の「CS=ES=CS」を通じて、顧客に対しても、社員に対しても良い関係を築くことができています。
また、同社は食品物流を通じて、日本経済の発展に働き掛けています。東日本全域にある企業や飲食店に、新鮮な食品を安定して供給することによって、日本を元気にしているのです。また、全くドライバー経験のない方であっても、積極的に正社員として雇用を行いつつ、研修によって一人前のドライバーに育て上げているのです。そのため、新型コロナウイルスによって、正社員になることのできない人達の生活を安定させることにも尽力しているため、日本中の企業だけでなく、家庭にも、幸せや安定、そして豊かさを届け続けているのです。
会社概要
会社名 アサヒロジスティクス株式会社
代表者名 横塚 元樹
社員数 6,575名(2023年3月末現在)
資本金 7,800万円
アクセス 大宮駅から徒歩6分
公式サイトURL https://www.asahilogistics.co.jp/