星野源が約7年半ぶりにエッセイ集『いのちの車窓から 2』を刊行することが決定した。本書は、2017年から2023年までの雑誌連載「いのちの車窓から」の原稿に加え、書き下ろし作品4篇を含む計27篇を収録。カバーイラストは、角川文庫版『いのちの車窓から』と同じく、ビョン・ヨングン氏が担当している。
第1巻が刊行された2017年、星野源はドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や楽曲『恋』の大ヒットにより、大きな注目を集めていた。しかし、その一方で、周囲の変化に戸惑い、心の内側に虚無感を感じていたという。本書では、そんな心の葛藤やコロナ禍での日々、創作活動の裏側、大切な人との別れや新しい出会いなど、星野源自身の心の内側を率直に表現している。
本書のタイトルである「いのちの車窓から」は、連載開始当時、星野源が自身の視点を「窓の内側」と捉え、そこから「窓の外側」の世界を綴っていたことに由来する。しかし、今回の第2巻では、「自身」へと向き合うことで、より洗練された筆致に進化している。
星野源自身は、本書について「日頃伝えきれない感触が、エッセイでは書けるような気がします。この本には7年間に起きた出来事や出会った人、その時々の自分の心の感触が記録されています。個人的にですが、単行本用に書き下ろした4つの新作が好きなので、ぜひ手に取って読んでいただけたら嬉しいです。」とコメントしている。
『いのちの車窓から 2』は、2024年9月30日に発売予定。価格は1,540円（本体1,400円+税）。発売を記念して、2024年10月1日には星野源本人によるトークイベントも開催される。
星野源のエッセイ集『いのちの車窓から』の第2巻刊行は、ファンにとって待望のニュースだろう。第1巻から約7年半という年月を経て、星野源はどのように変化したのか、そして、どんな言葉で自身の心の内側を表現しているのか、非常に興味深い。
本書では、コロナ禍での生活や創作活動の裏側、そして、心の奥底に潜む虚無感まで赤裸々に綴られているという。星野源は、俳優、音楽家、文筆家として多岐にわたる活動をしているが、そのどれもが自身の内面から生まれたものだと感じている。
だからこそ、彼が自身の言葉で表現したエッセイは、多くの人の共感を呼ぶのではないだろうか。本書を通して、星野源の新たな一面を発見できるかもしれない。
