メ~テレ(名古屋テレビ放送株式会社)は、2024年11月に日韓合作ドラマ「彼女のいない時間」(全4話)を放送することを発表しました。
本作は、メ~テレと韓国の製作会社PH E&Mが共同製作したドラマで、主演に韓国版『花より男子~Boys Over Flowers』で日本でも大ブレイクしたキム・ヒョンジュンを迎え、韓国と日本・名古屋で撮影が行われました。
日韓合作ドラマとして、両国のキャスト・スタッフが手を組み、主演に韓国俳優、セリフは日本語と韓国語、撮影場所は韓国と日本など、全てを日韓ミックスで制作しました。キム・ヒョンジュンは本作が日本作品初出演となり、日本語での演技にも挑戦しています。
日韓両国の強みを融合したドラマ、そしてキム・ヒョンジュンの新しい挑戦にご注目ください。
最愛の妻を事故で喪った主人公ウンテは、そのショックで妻の記憶を失ってしまいます。人生に絶望するウンテでしたが、妻の記憶をとり戻すため最後の旅へ。その旅の途中、奇跡的な出会いによって彼は生きる意味を見つめ直すというストーリーです。
ドラマでは、主人公が記憶をとり戻すきっかけとして、フィルムカメラが重要なアイテムとなります。撮ったその場では見ることができないというフィルムならではの“時間”が、主人公を救うことになるのです。
撮影は韓国の江原道(カンウォンド)や名古屋で行われました。韓国の現地スタッフが探し出した場所や風景は、オールロケ―ション撮影ならではの空気感に満ちています。日本では、名古屋のランドマークに加え、意外と知られていない“画になる”場所でも撮影を実施し、日韓の見応えあるロケ場所も、是非お楽しみください。
キム・ヒョンジュンは、本作について「決して明るく楽しい物語ではありませんが、このドラマの持つ空気感やどこか懐かしい雰囲気を感じとっていただければ幸いです。また韓国江原道(カンウォンド)の素晴らしい景色や、日本の名古屋で撮影した、皆様にはお馴染みの場所も劇中で楽しんでいただけると思います。日本の視聴者の皆様とお目にかかれるのを楽しみにしています!」とコメントしています。
「彼女のいない時間」は、最愛の人を失った悲しみと、そこから立ち直ろうとする男の心の旅を描いたドラマです。キム・ヒョンジュンの繊細な演技と、韓国と日本の美しい風景が織りなす映像美は、観る人の心を揺さぶる力を持っていると感じました。
特に印象的だったのは、フィルムカメラが主人公の記憶を呼び覚ますという演出です。現代社会ではデジタルカメラが主流ですが、フィルムカメラは時間と空間を凝縮した、独特の温かさとノスタルジックな雰囲気を持っています。その特性が、主人公の心の奥底に眠る記憶を呼び覚ます象徴として、効果的に使われていると感じました。
また、韓国の江原道や日本の名古屋の美しい風景は、ドラマの世界観をさらに豊かにしています。韓国の伝統的な街並みと、現代的な都市風景が混在する名古屋の風景は、それぞれの土地の魅力を存分に感じることができ、旅に出た気分にさせてくれます。
「彼女のいない時間」は、単なるラブストーリーではなく、人生の意味や記憶の大切さを問いかける作品です。キム・ヒョンジュンが演じる主人公の心の葛藤と成長、そして美しい風景の数々を、ぜひご堪能ください。