世界で活躍する絵本作家、刀根里衣さんの展覧会『刀根里衣展「きみのそばに」』が、福井県ふるさと文学館にて開催されています。
刀根さんは、日本人で初めてボローニャ国際イラストレーション賞を受賞した実力派作家です。イタリアでデビュー後、日本をはじめとするアジアやヨーロッパ各国で絵本が出版され、世界中で愛されています。
本展覧会では、刀根さんの代表作である『ねずくんとパパのおるすばん』をはじめ、『ぴっぽのたび』『モカ』シリーズなど、約20冊の絵本の中から厳選された原画が展示されています。
繊細で色彩豊かな筆致によって描かれた原画は、印刷では味わえない魅力が満載。幻想的な絵本の世界に浸ることができます。さらに、スケッチや原画パネル、写真パネル、愛用品なども展示され、刀根さんの創作活動をより深く知ることができます。
展覧会期間中は、ワークショップやサイン会、常設イベントなど、さまざまな企画も開催されます。
7月27日には、刀根さん自身による『ねずくんとパパのおるすばん』の読み聞かせや、オリジナルのトートバッグ作りを体験できるワークショップを開催。ワークショップに参加すると、刀根さんのサインをゲットできるチャンスもあります。
また、常設イベントでは、刀根さんの絵本の世界をさらに楽しめる企画が満載です。コリスくんのかみひこうき作りや、モカとマローネのお手伝いなど、子どもも大人も楽しめる内容となっています。
本展覧会は、北陸新幹線福井・敦賀開業記念と、刀根さんの日本デビュー10周年を記念して開催されています。
夏休み期間中には、家族みんなで楽しめるイベントも多数開催されますので、ぜひ足を運んでみてください。
刀根里衣さんの展覧会は、絵本の世界を深く楽しめるだけでなく、作家自身の創作活動や作品への想いを垣間見ることができる貴重な機会でした。
原画の細部まで見ることができ、印刷では表現しきれない筆致の美しさに感動しました。特に、色彩の豊かさや、キャラクターたちの表情の繊細さに心惹かれました。
ワークショップでは、刀根さんの優しい語り口調に聞き入り、オリジナルのトートバッグ作りにも熱中しました。子どもたちも、自分だけのねずくんを描き、とても喜んでいました。
常設イベントでは、絵本の世界を体感できる企画が盛りだくさんで、大人も子どもも楽しめる内容でした。
本展覧会は、刀根里衣さんの魅力が詰まった、まさにファン必見の展覧会です。絵本好きはもちろん、アートに興味がある方にもおすすめです。
福井県を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。