2024年03月21日更新
藤井聡太 shogi 将棋

八冠への道!藤井聡太の各タイトル戦の進出状況まとめ【将棋】

藤井聡太くんに八大タイトル戦制覇(八冠)の期待が集まっています。そこで、タイトル戦ごとに彼の現在の進出状況をまとめてみました。番勝負の開催が迫っているタイトル戦から順番に説明し、スケジュール感を掴めるようにしています。現在のタイトルホルダーの一覧も。最終更新2019年2月25日。

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注意

この記事は2019年2月25日時点の情報で作成したものです。
それ以降、内容を更新していないので、どんどん情報は古くなっていっています。

藤井聡太の八大タイトル戦進出状況まとめ

番勝負の開催が迫っているものから順に列挙。×マークで敗退を、○マークで勝ち進んでいることを表しています。名人戦は昇級の可能性があるうちは○マーク。

第04期 叡王戦 × 本戦1回戦で斎藤慎太郎王座に敗れる
第77期 名人戦 ○ C級1組で8勝1敗
第90期 棋聖戦 ○ 二次予選決勝に進出中
第60期 王位戦 × 予選2回戦で山崎隆之八段に敗れる
第67期 王座戦 ○ 本戦1回戦に進出中(シード)
第32期 竜王戦 ○ 4組2回戦進出中
第69期 王将戦 ○ 一次予選3回戦に進出中
第45期 棋王戦 ○ 予選準決勝に進出中

八大タイトル戦の開催スケジュール

各タイトル戦はおおよそ、「予選 → 本戦 → 番勝負」という3段階構成になっています。各タイトル戦の番勝負の日程は以下のように、できるだけ重ならないように設定されていて、

叡王戦:3月~5月
名人戦:4月~7月
棋聖戦:6月~8月
王位戦:7月~9月
王座戦:9月~10月
竜王戦:10月~12月
王将戦:1月~3月
棋王戦:2月~3月

どんな季節でも何らかのタイトル戦の番勝負が開催されるようになっています。

番勝負に出場する挑戦者を決めるまでの予選・本戦の内容はタイトル戦ごとに異なります。1年かけてリーグ戦をやって決めるタイトル戦もあれば、トーナメント形式で半年ぐらいで決めるタイトル戦もあります。

藤井聡太が八冠を制覇するのは最速でも2022年

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名人戦以外のタイトル戦はデビューしたばかりの棋士でも、勝ち続ければ、番勝負の挑戦者になることができます。つまり、理論上はデビューしてすぐに七冠になれるということです。

しかし、名人戦だけはデビューしたばかりの棋士が挑戦することは絶対にできないようになっています。名人を獲得するには、その前に地道に勝ち続けて所属クラスを上げていく必要があり、最速でも5年かかります。

藤井聡太くんの場合は2017年から名人戦に参加しているので、名人獲得は最速でも2022年となります。どれだけ他のタイトル戦で活躍しようと、それまでは八冠制覇はお預けです。

現在のタイトルホルダー紹介

竜王 → 広瀬章人
名人 → 佐藤天彦
王位・棋聖 → 豊島将之
棋王・王将 → 渡辺明
叡王 → 高見泰地
王座 → 斎藤慎太郎

タイトル戦ごとの特徴

各タイトル戦は、番勝負が1日で終わる1日制か、2日連続で行われる2日制かの2種類に分けることができます。

1日制:叡王戦、王座戦、棋王戦、棋聖戦
2日制:竜王戦、名人戦、王位戦、王将戦

2日制のタイトル戦の番勝負はすべて7番勝負です。一方、1日制のタイトル戦の番勝負は叡王戦のみ7番勝負で、それ以外は5番勝負となっています。棋士によって1日制と2日制のどちらが得意かは異なっており、例えば、羽生さんは1日制を非常に得意にしていることで有名です。藤井くんの2日制に対する適性は未知数です。

以下、特に面白い特徴を持っているタイトル戦の紹介。

竜王戦:本戦トーナメントが歪な形

出典:www.shogi.or.jp
竜王戦は現在、最高の賞金額が設定されているタイトル戦です。それでいて、デビューしたばかりの棋士でもタイトル獲得の可能性があり、夢のあるタイトル戦と言えます。

しかし、このトーナメント表を見ても分かるように、所属クラスが下の棋士は非常に不利な扱いを受けるようになっています。所属クラスを地道に上げてシードを得てからトーナメントに参加しないと、なかなか挑戦者にはなれません。

名人戦:棋士のプライドをかけた戦い

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名人戦はA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組という5クラス制になっていて、クラスごとに順位戦と呼ばれるリーグ戦をやって昇級者、降級者を決めるシステムになっています。名人に挑戦できるのはA級の棋士だけです。

順位戦はたとえ下位のクラスであっても決して楽な戦いではありません。なぜなら、順位戦のクラスは棋士の実力を表す重要な指標であり、全棋士が少しでもクラスを上げるために全力を出してくるからです。また、伝統と格式ある名人というタイトルに憧れる棋士は多く、昇級者争いは壮絶なものがあります。順位戦は持ち時間が6時間と長いため、激闘が深夜まで続くことも珍しくありません。
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棋王戦:1回負けてもいい本戦トーナメント

出典:www.shogi.or.jp
これが棋王戦の本戦トーナメント。ベスト4まで進出すると、1度負けても敗者復活戦に回れるのが特徴です。敗者復活戦を勝ち抜くことができれば挑戦者決定戦に進出できます。実力のある人が安定して勝ち上がりやすいタイトル戦と言えます。

1度も負けてない人と、1度負けた人が挑戦者決定戦をやるなんて不公平と思う人もいるかもしれません。しかし、挑戦者決定戦は本戦を勝ち抜いた人が1勝すればOKなのに対して、復活してきた人は2勝必要という変則的な形式になっているため、公平さは保たれていると言えます。

叡王戦:持ち時間が変わる番勝負

叡王戦では7番勝負の対局ごとに持ち時間が変わるシステムになっています。内訳は下記の通り。

持ち時間6時間:1局
持ち時間5時間:2局
持ち時間3時間:2局
持ち時間1時間:2局

様々な持ち時間に柔軟に対応できる人が有利な番勝負と言えます。

王将戦:過酷なリーグ戦

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トーナメント形式で予選をやった後、予選を勝ち抜いた人とシード者の合計7人でリーグ戦をやって、挑戦者を決めるのが特徴です。リーグ戦の参加者はトップレベルの棋士ばかりになる傾向があり、名人戦の最上位リーグであるA級より過酷とも言われます。

藤井聡太、過去のタイトル戦結果

《2017年度》
第30期 竜王戦 × 本戦2回戦で佐々木勇気六段に敗れる
第67期 王将戦 × 一次予選決勝で菅井竜也七段に敗れる
第43期 棋王戦 × 本戦2回戦で豊島将之八段に敗れる

《2018年度》
第03期 叡王戦 × 本戦1回戦で深浦康市九段に敗れる
第76期 名人戦 ○ C級2組で10勝0敗、C級1組への昇級決定
第89期 棋聖戦 × 一次予選の決勝で大橋貴洸四段に敗れる
第59期 王位戦 × 予選の準決勝で大橋貴洸四段に敗れる
第66期 王座戦 × 本戦準決勝で斎藤慎太郎七段に敗れる
第31期 竜王戦 × 本戦2回戦で増田康宏六段に敗れる
第68期 王将戦 × 一次予選3回戦で井上慶太九段に敗れる
第44期 棋王戦 × 本戦2回戦で菅井竜也王位に敗れる

以上です。ほかにも、藤井聡太のまとめを作っています!

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