2018年03月28日更新
将棋 shogi 藤井聡太

藤井聡太 語録(中学生編) 大人でも知らないような言葉ばかり!

ついに中学を卒業した藤井聡太六段ですが、プロデビューしてからの1年半の間に、『望外』『僥倖』『平均への回帰』『白眉』などと、やけに大人っぽい言葉遣いをして周囲を驚かせてくれました。今後、こんな語彙力豊富な中学生は現れないと思うので、全てまとめて語録として残しておこうと思います!全部で11語を収録!

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【1】望外(ぼうがい)

2017年4月4日、デビュー後11連勝を決めて、

藤井四段「(11連勝は)自分の実力からすると望外です。連勝を伸ばせるよう、1局1局指して行きたいです。(今日の対局は)結果は幸いだったが、内容は良くなかったので反省している。まだまだ実力が足りないので、実力を上げて行きたいです。」

引用元:www.shogi.or.jp(引用元へはこちらから)

望外は『望んでいた以上によい結果であること』という意味の言葉。よって、藤井四段の「自分の実力からすると望外」という発言は、「自分はまだ弱く、11連勝などできないと思っていたので、11連勝できたのは想像以上に良い結果です」という意味になります。

負け無しで11連勝もしてしまうと、大人でも慢心してしまいそうなものですが、藤井四段は中学生なのに全然慢心していなかったのです。その後、藤井四段は29連勝という新記録を樹立することになるわけですが、勝っても反省するという謙虚な態度だからこそ、成し遂げられたのだと思います。

【2】茫洋(ぼうよう)

2017年5月2日、デビュー後18連勝中にインタビューを受けて、

藤井四段「序中盤は人間からすると茫洋としていてなかなか捉えづらいですけど、コンピュータは評価値という具体的な数値が出るので、活用して参考にすることでより正確な形勢判断を行えるようになると思います。」

引用元:book.mynavi.jp(引用元へはこちらから)

茫洋は『広々として限りのないさま』を表現する言葉です。藤井四段は「序中盤は茫洋としていて」と言っているわけですが、おそらく、「序中盤の局面はそこから先の変化が無数に考えられるため、有利不利を判断しづらい」という意味だと思います。

実際、将棋の定跡書を読んでいると、端歩の突き合いが入っているかどうかという細かな違いで局面の評価が全然違っていて驚くことがあります。本格的な戦いが始まる前の局面を評価するのは簡単なことではないのです。

個人的には、将棋の局面を評価する話で茫洋という風景や人柄を表現する言葉を持ってきたところが注目ポイントです。後に羽生さんが藤井四段の棋風について「パターン認識能力が非常に高い」と表現するのですが、藤井四段はそういう、局面をイメージで捉えるようなところがあるのだと思います。

【3】僥倖(ぎょうこう)

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2017年6月2日、デビュー後20連勝を決めて、

藤井四段「今日は全体的に苦しい将棋で、20連勝できたのは僥倖としか言いようがない。ここまでこれて、うれしいです」

引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)

僥倖は『偶然に得られた幸運』という意味の言葉。よって、藤井四段の「20連勝できたのは僥倖」という発言は、「自分が強いから20連勝できたのではなく、たまたま幸運が連続して、20連勝できただけ」という意味になります。

確かに将棋はけっこう運の要素が影響しやすいゲームで、終盤に迷った末に適当に「えいやっ」と指した手が好手で運良く勝つなんてこともよくあります。そういった現象を意味する「指運」という言葉もあるほどです。しかし、そうは言っても、20連勝というのは明らかに偶然の範囲を超えています。ある程度、幸運な面があったにしても、強いからこそ勝てたという面も絶対にあったはずです。それなのに藤井四段は僥倖と表現したのですから、恐ろしいほどの謙虚さです。

なお、僥倖といえば、『賭博黙示録カイジ』というギャンブル漫画の主人公がよく使う言葉として有名ですが、藤井四段は漫画はほとんど読んだことが無いようなので、その漫画経由で覚えたわけではなさそうです。

【4】醍醐味(だいごみ)

2017年6月17日、デビュー後27連勝していたとき、インタビューを受けて、

藤井四段「たくさんの候補手があるが、その中で最善手は一つしかない。それを探すのが面白いし、多彩な駒の特性を生かして進めるのも醍醐味の一つ。」

引用元:allatanys.jp(引用元へはこちらから)

醍醐味とは『本当の面白さ、神髄』という意味の言葉。よって、藤井四段は「将棋の本当の面白さはいくつもあるけど、そのひとつは多彩な駒の特性を生かして最善手を考えることだよ」と言っていることになります。

個人的には「駒の特性を生かさないといけないのが将棋の難しいところ」とか「勝つためには駒の特性を活かすのが大事」などと言うのではなくて、醍醐味と表現したのが注目ポイントと思います。藤井四段にとっては将棋は難しいものではなく、面白いものなんですね。そういう意識だからこそ、常に将棋に向き合うことができて、どんどん強くなっていけるのでしょう。

将棋の醍醐味を言葉で説明できているところも、なにげないようで、けっこう凄いことだと思います。将棋を面白いと思っている人は多いでしょうが、それを言葉にして他人に説明せよと言われたらけっこう困るのではないでしょうか。「頭をフル回転させて手を読むのが楽しい」とか「勝つとスカッとするんだよ」などと、他のゲームにも当てはまってしまう回答になるのが普通と思います。その点、藤井四段は「多彩な駒の特性が~」と将棋ならではの面白さを捉えてるわけで、さすがと思います。

【5】冥利(みょうり)

2017年6月21日、28連勝を決めた後、記者会見で「藤井四段の扇子とファイルが売り切れ状態だが、自分でも使っているか?」と聞かれ、

藤井四段「私自身が自分のを使うのは恥ずかしい。もっと将棋に興味をもっていただければ、私も冥利につきるかという感じです」

引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)

冥利は『良い行いの報いとして得られる幸福』という意味です。よって、藤井四段の発言は「私が棋士として頑張ってきたことで、みなさんが将棋に興味を持ってくれたのなら、それは棋士として幸せなことです」みたいな意味になります。

自分のグッズが売り切れてると知れば、普通の中学生ならば舞い上がったり驕り高ぶったりしてもおかしくなさそうなものですが、藤井四段は全然そういう反応はしていなかったのです。一般人の反応に惑わされない、芯の強さみたいなものを感じます。

グッズの売れ行きが良いことを自分自身に関連付けて考えるのではなく、「将棋に興味を持ってもらえた」と将棋界に関連付けて考えるところも凄いです。中学生なのに、将棋界全体を盛り上げていこうという意識を持っているわけです。中学生のコメントと言われるより、連盟の役員のコメントと言われるほうが納得できてしまう気がします。

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