2018年05月01日更新

『ウマ娘プリティーダービー』でモブがよく言う「無理～」の意味や由来を調査

アニメ『ウマ娘』ではレースでモブキャラが追い抜かれるときに、決まり文句のように「無理ー（むりー）」と言います。あまりに多用されているため、気になってる人も多いと思うので、「無理ー」というフレーズの意味や、採用された経緯を調べてみました。PAワークスの趣味かと思いきや、実は監督の趣味だったと判明。

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『無理～』とは

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『無理～』はレース終盤に主人公に追い抜かれてしまったキャラがよく言うセリフ。

モブキャラ限定のセリフかと思われていましたが…。

出典：3話

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6話では大食い対決のときにスーパークリークが「無理～」と発言。この世界では誰でも使う言葉のようです。

この「無理」というフレーズがウマ娘ではあまりにもよく出てくるので、ネットでは「可愛い」「なんか元ネタあるの？」「リアル競馬でも馬が無理と言っているように見えるようになった」などと話題になっています。

出典：6話

『無理～』は実際の競馬の「いっぱいになる」を表現している？

一杯（いっぱい）：余力を出しきった結果、バテて失速すること。「４コーナーで一杯になった」などという。
引用元：www.jra.go.jp（引用元へはこちらから）

ゴール前、特に四コーナー回ったところぐらいから逃げ馬がスパートするどころか後ろにズルズル下がり始めたら
「ああ、もう一杯だね。」

よく人間でも余力がなければ「もう、一杯一杯…」って言いますが、これと同じです。
引用元：specialweek.hateblo.jp（引用元へはこちらから）

変な言葉を連呼させるのはPAワークスの趣味？

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2011年にPAワークスが作ったアニメ『花咲くいろは』では「ホビロン」という謎フレーズを多用するキャラが登場。

ホビロン：ほんとにびっくりするほど論外の略

出典：twitter.com

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2014年にPAワークスが作ったアニメ『SHIROBAKO』では「万策尽きた」というフレーズがよく使われ、アニメ流行語大賞にノミネートされたりもしました。

出典：matome.naver.jp

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2016年にPAワークスが作ったアニメ『サクラクエスト』では「だんないよ」という富山方言を多用するキャラが登場。

だんないよ：問題ないという意味

ウマ娘もPAワークスが作ってるので、いつものノリで何となく「無理～」と言わせてるだけ？

出典：twitter.com

監督の趣味だったと発覚

2018年4月28日に放送されたAbemaTVのウマ娘特番で、こんな会話がありました。石原氏と伊藤氏はウマ娘のプロデューサー、和氣さんと藤井さんは声優さんです。

和氣：なんで「無理」なんですか？
石原：あれは監督が大好きだから
伊藤：及川監督の真骨頂としか
藤井：監督のこだわりなんですね？
石原：あそこは絶対、監督が…。何度も僕と伊藤さんが「いやそこは」「そこはやめましょう」って言ったり

どうやら、及川監督の趣味で「無理」が多用されているようです。伊藤Pと石原Pは止めようとしたけど、止めきれなかった模様。

及川監督は今季、『ヒナまつり』というアニメの監督もやっています。

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『ヒナまつり』では、敵がやられるときに「あいったー」というセリフを多用します。たぶん、及川監督はそういうコミカルな表現が好きなのではないでしょうか。

出典：twitter.com

【まとめ】

アニメ『ウマ娘』に出てくる「無理～」というセリフは、及川監督が趣味で入れているものです。たぶん、実際の競馬で力を出し切った馬が失速していく現象を表しているのだと思われます。ウマ娘を作っているのは、変なセリフを入れることで有名なPAワークスですが、「無理～」についてはPAワークスは関係ないっぽいです。

以上、『無理～』の由来解説でした！ほかにもウマ娘の記事をいろいろ作っています！