北村局長の退任報道が「外務省によるデマ」だったことが徐々に広まりつつある。その背景には「局長ポストは外務省のもの」という外務官僚の”おごり”が関係しているようだ。しかし、元々外務省だった局長ポストに警察庁出身者が就いたのか?それは外務省が”外交ベタ”だったからに他ならない。
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佐藤:北村さんのことは、みんな「おまわりさん」というイメージで見ているんだけれど、そういうふうに見たらダメです。この人はもう「日本のCIA長官」、それくらいに見たほうがいい。CIA──アメリカ中央情報局、イギリスのMI6──秘密情報部、ロシアの対外諜報庁、イスラエルのモサド──諜報特務庁、こういうところのトップとのカウンターパートで、裏外交の専門家です。
邦丸:ははあ。事実上、日本のCIA長官と考えていいんですね。
佐藤:そうです。それで英語が抜群にできて、フランス語も抜群にできる。能力もすごく高い。だから外務省は今回、大敗なんですよ。NSC、国家安全保障局長は外務省の指定席だと思っていたから、ヤキモチでおもしろくなくて、みんな北村さんの悪口を言っているんですけど。
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佐藤:「あんな外交・安全保障がわからないヤツに外交なんかできるはずない」「ああ、お友だち人事だね」「日本の外交の先が思いやられる」……こういうようなことばかり話している。
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2019年9月13日、内閣情報官だった北村滋氏が国家安全保障局長に就任したとき、一部の外務官僚は「北村は外交の素人なのでこの仕事をする基準に達していない」という情報を流した。あれから5カ月近く経ったが、(2020年1月)現在、そのような批判はまったく聞かれない。北村氏が外交において、成果を出しているからだ。
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まず中国との関係で、北村氏は成果を出した。19年12月6日、北京市内で北村氏は中国の王岐山国家副主席、楊潔篪(ようけつち)共産党政治局員とそれぞれ会談した。〈9月に局長に就任した北村氏の初訪中となり、年末に控える安倍晋三首相の訪中や来春の習近平国家主席の国賓訪日に向けて、必要な準備を進めることを確認した。/王氏は、「習主席も北村局長の訪中を重視しており、私に直接、会見するよう指示があった。習主席の訪日が成功すれば、中日関係に大きな意義がある」とあいさつ。北村氏は「日中関係は極めて緊密なものになっている。安倍首相訪中、習主席訪日に向けた課題を話し合いたい」と応じた〉(19年12月7日付朝日新聞朝刊)。
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「そもそも論」で言えば、外務省の「不作為」が問題であったとされることが多い。外務省が事態を静観していたことで、2014年11月の発生段階の身代金目的の誘拐という「邦人保護」事案から、翌2015年1月の人質殺害予告という「国際テロ」事件へと、「最悪の事態」(官邸スタッフ)を招いたと言われるのだ。
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後藤健二さんの事件においても、前年に発足したばかりのNSSは官邸内での対策会議では、「終始無言であった」(官邸スタッフ)という。会議をリードしたのは、杉田官房副長官以下、西村泰彦内閣危機管理監、北村情報官、そして当時警察庁外事情報部長だった瀧澤氏の面々だった。
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外務省出身で初代局長を務めた谷内正太郎氏は退任した。谷内氏は、ロシアとトラブルを起こしたことがある。〈プーチン氏側近のパトルシェフ安全保障会議書記は2016年11月、日ロ首脳会談を前に谷内正太郎・国家安全保障局長と会談した際、56年宣言を履行して2島を引き渡したら「米軍基地は置かれるのか」と質問。
谷内氏が「可能性はある」と回答したことで、交渉が行き詰まった〉(18年11月16日「朝日新聞」朝刊)。
このとき外務官僚が「谷内さんはそんな発言はしていない。パトルシェフが嘘をついている」という情報操作を行い、それがロシア側に伝わって、ロシア要人は「谷内氏は信用できない」と警戒するようになった。このときにロシアとの信頼関係を取り戻したのが北村氏だった。
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国際テロ情報ユニット自体トップの国際情報統括官には外務官僚を戴くものの、その下は警察庁、防衛省、内調等の出向組で構成されている。しかも「外交官の肩書きで、どこの国の情報機関や軍が対応してくれるのか。インテリジェンスもイロハもわかっていない」(自衛隊幹部)と、政府部内での評価は低い。
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官邸の警察官僚出身者のインテリジェンス専門家から見ると、その分野における外務省の能力には疑問符が付くし、にもかかわらず、菅政権が発足したここへきて、彼らが勢力拡大を狙っていることに、強い違和感を抱いている、というわけだ。
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警察出身で優秀な北村局長を妬んだ外務官僚たちの陰口。
そんな様子が佐藤氏によって暴露されている。