2017年05月12日更新
月がきれい 文学 考察

【月がきれい】各話サブタイトルの元ネタと思われる文学作品まとめ!本編ともちょっとリンクしてる!

2話のサブタイ『一握の砂』は石川啄木の歌集。おそらく、2話で茜の芋マスコットがポケットから滑り落ちた様子と、握った砂がこぼれ落ちる様子を重ねているのだと思われます。他の回についても、本編と元ネタ作品の間に何かしら関連性を見出すことができます。内容は随時更新、現在6話まで対応。

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6話『走れメロス』 → 太宰治の小説

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この作品のあらすじを簡単に説明すると、

「暴君に反逆した罪で処刑されることになったメロスが妹の結婚式に出席するために、親友に身代わりになってもらう。結婚式に出席した後、メロスは処刑場に全力疾走する。親友を裏切ることなく処刑場に現れたメロスを見て、暴君が改心してハッピーエンド」

出典:www.amazon.co.jp
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茜が陸上の大会で走ったから、『走れメロス』が選ばれたというのも勿論あると思います。が、今までも茜が走る回はあったわけで、今回『走れメロス』が選ばれたのは、恋人を失うリスクを承知の上で友情を大切にしようとした茜の姿が、命を失う覚悟で親友を守ろうとしたメロスの姿と似ていたからではないかと思います。

出典:6話

5話『こころ』 → 夏目漱石の小説

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5話で小太郎が通っている塾の先生が解説していたように、明治時代の男女の三角関係のお話です。大雑把にあらすじを説明すると、

主人公(先生)とその親友Kが同じ女性(お嬢さん)を好きになる。Kは先生にお嬢さんを好きになったと打ち明けるが、先生はKに内緒でお嬢さんとの結婚を決めてしまう。結果、Kがショックを受けて自殺。

出典:www.amazon.co.jp
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小太郎に茜をとられたと気づいた比良くんがショックを受けて転校でもするのかと思ったのですが違いました。K役は千夏で、お嬢さん役が小太郎、先生役が茜でした。

茜がこのまま千夏に小太郎との関係を内緒にしていると、元ネタ小説のような悲劇が起きてしまいそうですが、どうなるんでしょうか。

出典:5話

4話『通り雨』 → 宮本百合子の小説

『通り雨』で検索しても有名な作品がヒットしないため、元ネタは何だろうと気になっていた人も多いはず。ですが、なんと2017年5月4日に開催された一挙上映イベントで、宮本百合子の小説が元ネタだと明かされました!

小説の内容を調べても全く情報が見つからなかったので実際に読んでみたところ、「家の庭で畳の取替え作業をしていたところ、雨が降ってきたため、畳を家の中に避難させないといけなくなり面倒なことになるが、最後には雨が止む」という日常の一コマを描いたような話でした。

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4話は、雨が降ってきて会えなくなりかけて大ピンチと思ったけど、交際できることになって雨も止んで全然セーフ、という展開でした。ほぼ元ネタ通りの展開だったと言えるのでは?

出典:4話

3話『月に吠える』 → 萩原朔太郎の詩集

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この詩集の中に『月に吠える』という詩はないのですが、月に吠える犬が登場する詩はあります。そして、月に吠える犬がどういう存在なのかについては、この詩集の序文で次のように説明されています。

***********************
月に吠える、それは正しく君の悲しい心である。冬になつて私のところの白い小犬もいよいよ吠える。

月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。疾患する犬の心に、月は青白い幽霊のやうな不吉の謎である。
***********************

出典:ameblo.jp
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月明かりの下で茜に告白した小太郎が、"月に吠える犬"のような存在だったということなのでしょう。小太郎は元ネタの犬のように病んでいたわけではないので、関連度はちょっと低そうですが、まあでも、小太郎にも「他の男に茜をとられてしまうかも」という不安や焦りみたいな気持ちはあったのでは?

出典:3話

2話『一握の砂』 → 石川啄木の歌集

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歌集タイトルの元になったと思われる詩は下記の通り。

***********************
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指のあひだより落つ
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この詩の意味は↓

出典:d.hatena.ne.jp
主体性のない砂のように、社会の流れに押し流されるこの自分の悲しさよ。掴まえた幸福も、気を緩めると砂と同じように逃げていく。
引用元:blogs.yahoo.co.jp(引用元へはこちらから)

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