カレーライス物価高騰！7月は1食342円、コメ高騰で最高値更新
7月のカレーライス物価は1食342円と、過去10年で最高値を更新しました。コメの価格高騰が大きな要因です。8月は1食350円を超える可能性も。値上がりはしばらく続く見込みです。
カレーライス物価高騰！7月は1食342円、コメ高騰で最高値更新
家庭の味として愛されるカレーライス。その調理費用が、過去最高値を更新する値上がりを続けています。帝国データバンクが独自に算出した「カレーライス物価」は、2024年7月に1食342円となり、2015年以降の10年間で最高値を記録しました。
この値上がりの主な原因は、カレーの材料として欠かせないコメの価格急騰です。7月のコメ価格は、1食あたり101円と過去10年で最高値を記録しました。これは、前年同月比で14円の上昇です。また、天候不順の影響で、ジャガイモなどの野菜類も平年に比べて高値で推移し、カレーライス物価の上昇に拍車をかけています。
帝国データバンクが発表した「カレーライス物価指数」は、2024年7月で124.8を記録しました。これは、前年同月比で14.7％の上昇となり、14カ月連続のプラスとなっています。10％を超える上昇幅は2015年以降初めてで、カレーライス物価の急騰ぶりが明らかになりました。
東京都区部の物価動向を基に予想した8月のカレーライス物価は、1食350円を超える見通しです。農林水産省が発表した9月分の野菜価格動向では、ジャガイモとタマネギが「平年を上回って推移」となっています。一方、ニンジンは値下がりが予想されますが、ジャガイモとタマネギの高値が続くことから、カレーライス物価は当面の間、値上がり局面が続く見込みです。
カレーライスは、手軽に作れて、家族みんなが大好きな、日本人のソウルフードと言えるでしょう。しかし、今回の調査結果を見る限り、そのカレーライスが、私たちにとって手の届きにくい存在になりつつあると感じます。コメの価格高騰は、私たちの食生活に大きな影響を与えており、今後も値上がり傾向が続く可能性も懸念されます。
カレーライスに限らず、食費全体の高騰は、家計への負担を増大させ、特に子育て世帯や低所得世帯にとっては深刻な問題です。政府は、食料価格の高騰対策として、様々な政策を検討する必要があるでしょう。国民の食生活を守るため、具体的な対策を講じることが重要です。
今回の調査結果を受け、私たちは、日々の食生活を見直す必要があるかもしれません。無駄をなくす、節約を心がける、そして、地元の食材を積極的に活用するなど、工夫することで、少しでも家計の負担を減らすことができるのではないでしょうか。
