東京日本橋のロイヤルパークホテルでは、2024年11月1日から30日までの期間限定で、特別な秋メニューが登場します。まず注目は、1階のロビーラウンジ「フォンテーヌ」で提供される「昭和ノスタルジックアフタヌーンティー」。
平成生まれには新鮮で、昭和世代には懐かしさを覚える、純喫茶を彷彿とさせるメニューが勢揃い。ミニクリームソーダのウェルカムドリンクで始まり、まるで昭和の家庭を思わせる、ネコと黒電話をモチーフにしたチョコレート細工が目を引きます。細部までこだわった、ショコラティエの遊び心も光る一品でしょう。
その他、スワンシュークリームやフルーツポンチといった当時流行したスイーツ、昔ながらのプリン・ア・ラ・モード、栗を使ったモンブラン、コーヒーゼリーなど、レトロな雰囲気漂うメニューが並びます。セイボリーは、オムライス風ライスサラダや、エビとレモンの爽やかなシュリンプサンドイッチなど、軽食も充実しています。紅茶を含む16種類のフリードリンク付きで、優雅なひとときを過ごせるでしょう。価格は一人7,500円です。
地下1階メインバー「ロイヤルスコッツ」では、「プレミアムラムと秋のフルーツカクテルフェア」を開催。希少なプレミアムラム「バカルディ レゼルバリミターダ」をベースに、柿や栗など秋のフルーツを使った4種類のオリジナルカクテルが楽しめます。柿の甘みとラムの香りが絶妙な「プレミアムラムと柿のフローズンカクテル」、みかんの果肉が食感のアクセントとなる「みかんのカイピフルッタ」、栗の風味とラムの深みが調和した「プレミアムラムと栗のデザートカクテル」、紅葉をイメージした美しいビジュアルの「紅葉ラ・フランスダイキリ」など、秋の夜長にぴったりの逸品です。価格は各3,200円です。
さらに、1階のスイーツ&ベーカリー「粋」では、「さつまいもスイーツ&パン」が登場。さつまいものモンブラン、スイートポテト、さつまいもとリンゴのブリオッシュ、さつまいものバブカなど、さつまいもの優しい甘みを生かした4種類のメニューが用意されています。さつまいもの皮を器にしたスイートポテトなど、パティシエのこだわりが感じられる一品も見逃せません。価格はそれぞれ702円~453円です。
これらのメニューを通して、ロイヤルパークホテルは、東京・日本橋という歴史と現代が融合する街の雰囲気を反映した、粋で洗練されたおもてなしを提供することを目指しているようです。秋の味覚を堪能し、ノスタルジックな雰囲気に浸れる、贅沢な時間を過ごせる機会となるでしょう。
ロイヤルパークホテルの期間限定メニュー、特に「昭和ノスタルジックアフタヌーンティー」は、単なるレトロな演出を超えた、繊細な演出に溢れていました。単に昭和のアイテムを並べたのではなく、クリームソーダやスワンシュークリームといった当時の流行を取り入れつつ、現代的な洗練された味とプレゼンテーションで提供されている点が素晴らしかったです。チョコレート細工のネコと黒電話の遊び心も、大人も楽しめる可愛らしさがありました。
「プレミアムラムと秋のフルーツカクテルフェア」も、高級感のあるラム酒と秋のフルーツの組み合わせが絶妙で、大人向けの落ち着いた雰囲気を演出していました。それぞれのカクテルの個性も際立っていて、秋の夜長にゆっくりと味わいたいと思わせる魅力がありました。特に、紅葉をイメージしたカクテルの美しい見た目には、思わず目を奪われました。
「さつまいもスイーツ&パン」は、さつまいもの風味を最大限に引き出した、シンプルながらも完成度の高いメニューでした。さつまいもの皮を使ったスイートポテトのアイデアは、パティシエの独創性と技量を感じさせました。全体的に、素材の良さを活かした、上品な甘さが印象的でした。
全体を通して、ロイヤルパークホテルのこだわりが感じられる、非常にクオリティの高い期間限定メニューでした。価格帯は高めですが、その価値に見合うだけの満足感を得られると思います。特に、昭和レトロをテーマにしたアフタヌーンティーは、写真映えも抜群で、SNS映えも意識した企画にもなっていると感じました。大切な人との特別な時間、あるいは自分へのご褒美として、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。秋の訪れを五感で楽しむ、忘れられない体験になること間違いありません。