国産有機そばが新登場!自然派Styleから「国産有機そば」誕生の背景と取り組み
自然派Styleから、国産有機そば粉と国産有機小麦粉を使用した「国産有機そば」が登場。国産有機原料にこだわった開発秘話や、有機加工食品コンソーシアムとの連携、そしてコープ自然派の取り組みまで、その背景と魅力に迫ります。
国産有機そばが新登場!自然派Styleから「国産有機そば」誕生の背景と取り組み
2024年9月16日より、生活協同組合コープ自然派のプライベートブランド「自然派Style」から、国産有機そばが新登場しました。
この商品は、希少価値の高い国産有機そば粉と国産有機小麦粉をブレンドした、まさに国産にこだわった有機そばです。開発の背景には、国産有機商品の拡充を図る中で、有機原料であっても海外産が多いという現状があったことが挙げられます。開発担当者は、日常的に使ってもらえるそばを目指し、茹でやすさや風味、食感にも徹底的にこだわり、国産有機そば粉と国産有機小麦粉を5割ずつ使用した「5割そば」を開発しました。
製造は、そば粉の製粉から製麺までを一貫して行う有限会社本田商店が担っています。同社では、自社でそば粉を製粉し、翌日に製麺することで、挽きたての風味を最大限に保っています。さらに、「挽きぐるみ製法」という製粉方法を採用することで、そばの3つの層(1番粉、2番粉、3番粉)を混ぜ合わせることで、それぞれの層が持つ甘み、上品さ、香り、色を活かした、風味と食感を兼ね備えたそばを実現しました。
「自然派Style」は、子どもたちに安全で安心できる食品を提供したいという想いから、2009年にコープ自然派が立ち上げたプライベートブランドです。組合員の声を参考に、日常生活に欠かせない加工食品を中心に商品ラインアップを拡充しています。現在では、「生協ネットワーク21」に加盟する8つの生協と2つの事業連合と連携し、商品開発や販売を行っています。
国産有機の拡大を目指し、コープ自然派事業連合は2023年4月に『一般社団法人 日本有機加工食品コンソーシアム(JOPF)』を設立しました。このコンソーシアムは、農家、企業、団体が連携し、国産有機加工食品の創出を促進するプラットフォームです。今回の「自然派Style国産有機そば」も、このコンソーシアムを通じて国産有機のそばの実と小麦を調達し、商品化に繋がりました。国産オーガニックを推進する動きは、様々な主体が連携し、着実に広がりを見せています。
コープ自然派は、生産者との信頼関係を築き、自然と共存する暮らしを追求する生活協同組合です。四国・関西エリアで事業を展開し、厳しい独自基準を設けて、国産原料にこだわり、食品添加物を極力使用しない商品や、有機・環境保全型農業で育まれた野菜などを提供しています。有機農業の普及にも積極的に取り組み、誰もが有機農産物を食べられる社会を目指しています。
「自然派Style国産有機そば」は、コープ自然派5生協(2府8県)で販売されています。国産有機素材へのこだわり、そして安全・安心な食品への想いが詰まったこのそばを、ぜひ一度味わってみてください。
自然派Styleから発売された「国産有機そば」は、国産有機素材への強いこだわりを感じられる商品です。開発の背景にある、国産有機原料の現状や、日常的に使いやすいそばを作りたいという開発担当者の思いを知り、その情熱に感銘を受けました。
特に、そば粉の製粉から製麺までを一貫して行う本田商店の取り組みは、風味を最大限に引き出すための工夫が凝らされており、商品の品質の高さを物語っています。挽きたての風味と、挽きぐるみ製法による食感の良さも魅力的です。
また、コープ自然派が掲げる「子どもたちに安心・安全なものを食べさせたい」という理念は、消費者の共感を呼ぶとともに、食品の安全性を重視する現代社会において重要なメッセージだと感じます。国産有機の拡大を目指す取り組みや、日本有機加工食品コンソーシアムとの連携は、業界全体を活性化させる力強い動きと言えるでしょう。
さらに、コープ自然派が展開する有機農業の普及活動は、持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たしていると感じます。生産者との顔の見える関係を大切にし、自然と共存する暮らしを追求する姿勢は、現代社会において見習うべき点が多いと感じました。
今回の「国産有機そば」は、単なる食品というだけでなく、国産有機の重要性、安全・安心な食品への意識、そして持続可能な社会への貢献といった、様々なメッセージを私たちに伝えていると感じます。消費者がこれらのメッセージを理解し、国産有機製品を選ぶことで、生産者や社会全体を支えることができるのではないでしょうか。
「国産有機そば」を通して、私たち一人ひとりが食の大切さ、そして未来への責任を改めて考える機会になることを願っています。