2024年8月20日、都内で行われた『歴史探偵「光る君へコラボスペシャル2 源氏物語」』の取材会に、大河ドラマ「光る君へ」で一条天皇役を演じた塩野瑛久が出席した。
塩野は、この日「光る君へ」の撮影がクランクアップを迎えたことを明かし、初めての経験となる大河ドラマへの思いを語った。撮影期間はあっという間だったと振り返りながらも、一条天皇役として悩みながらも懸命に演じた日々を「濃い時間だった」と表現した。
「光る君へ」の制作統括を務める内田ゆきチーフプロデューサーは、塩野がオーディションで一条天皇役に抜擢されたことを紹介した上で、役の難しさについて言及。一条天皇は他の貴族とは異なる難しさがあり、寵愛した定子(高畑充希)と、後に現れる彰子(役名未発表)に対して、どちらも魅力的に演じられるようにと塩野に伝えたことを明かした。
内田は、塩野がその要望に応え、撮影を重ねるごとに役者として成長していったと絶賛。特に、共演者やスタッフから「一条天皇といえば塩野さんだよね」と言われるほど、役柄に魅力を与えられたことに対し、感謝の気持ちを伝えた。塩野は内田の言葉に感激し、「泣いちゃう」と呟きながら笑顔を見せた。
塩野は、役作りについて「気になることは徹底的に調べた」と語り、衣装を着てセットに入ったことで初めて気付くことや感じることも大きかったと語った。撮影を通して、役者としての成長を感じることができた貴重な経験になったのではないだろうか。
塩野瑛久は、大河ドラマ「光る君へ」で、歴史上重要な人物である一条天皇という難しい役柄を見事に演じきった。初めての大河ドラマへの挑戦であり、役作りには相当な努力を重ねたことがうかがえる。内田ゆきチーフプロデューサーの言葉からも、塩野の演技に対する評価の高さがわかる。撮影を通して、役者としての成長を感じられたという塩野の言葉は、今後の活躍を期待させるものだ。
「光る君へ」は、紫式部の生涯を描く物語であり、一条天皇はその中で重要な役割を担っている。塩野は、歴史上の天皇という存在を、現代の視聴者にどのように伝えたのか。今後の放送で、塩野の演技がどのように作品に貢献しているのか、注目していきたい。