津原泰水氏が、幻冬舎から出版されている「日本国紀」(百田尚樹著)を批判したことで、同出版社から自身の作品を出版できなくなった
『日本国紀』を批判する作家の本は売らない、ということらしい
作家・百田尚樹さんの著書「日本国紀」(幻冬舎)を批判する投稿をツイッターでしたことで、「幻冬舎から刊行予定だった文庫本を出せなくなった」と作家の津原泰水(やすみ)さん(54)が訴えている。
新聞の「係争中事案は両論併記」の原則上、再反論は載せづらかったのですが、幻冬舎の回答の概要を伝えると、津原さんは「なんでそんなうそをつくのか……。私から出版中止を申し入れてはいないし、その証拠もある」と絶句していました。 #毎日新聞
— 大村 健一 (@k_oomura) May 16, 2019
mainichi.jp/articles/20190…
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日刊スポーツの記事は、ただのツイッターからの拾いものの組合せです。僕はいっさい関わっていませんし、記事にするとの連絡も受けていません。完全に無断であり、きわめて迷惑に感じています。タイトルに百田尚樹さんのお名前を持ってくるのも不適切なミスリードだと思います。以上、表明致します。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 15, 2019
作家津原泰水氏が、幻冬舎から出版されている「日本国紀」(百田尚樹著)を批判したことで、同出版社から自身の作品を出版できなくなったとし、「違法な圧力」だと訴えた。
津原氏は、かねて「日本国紀」の著作権侵害を指摘してきたが、14日にツイッターで「正月あけ、担当を通じ、『日本国紀』販売のモチベーションを下げている者の著作に営業部は協力できない、と通達されました」とし、出版予定だった自身の文庫が出せなくなったことを明かした。
幻冬舎側の対応に「まあ違法な圧力ですよ」とし、「念のため付記しておきますが、僕は『日本国紀』の内容も趣旨も批判していません。それはご自由。僕が批判したのはウェブからのパクリであり、同じ幻冬舎から本を出す作家の立場から、世間に謝罪すべき(ならば浮かぶ瀬もある)と提言した。百田氏にもそうコメントしました。何故か返事は無いままです」と経緯を説明した。
引用元:www.nikkansports.com(引用元へはこちらから)
やり取りの大半はメール。「会社に来て、いろいろ考えてみましたが、『ヒッキーヒッキーシェイク』を幻冬舎文庫に入れさせていただくことについて、諦めざるを得ないと思いました」と1月8日15時54分受信の担当メールに残っています。これを読み、僕の方から袂を分かったと感じる人はいないでしょう。 twitter.com/k_oomura/statu…
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
遡って9時27分「年末から電話に出ていただけないのでメールを差し上げました。文庫ゲラについてのお尋ねもあったのですが、同時に、津原さんのツイッターについても…… 社内でも『どうしてここまで?』と白い目で見られ、ついに私も肩身が狭く居心地悪くなってきました」とのメール。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
久々に携帯電話を確認しましたら、びっしりと着信履歴。で、折返した。出勤中だったみたいで駅にいらっしゃるような背景音。誰が文句を云っているのか、僕にどうしてほしいのかを問いました。ごにょごにょと誤魔化すので何度も問いました。前者についてのみ「営業部長」との回答を引き出しました。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
要求を云えないんですよ、云えば違法だから。「そうですねえ……まあなんとか」と甘え声を出すばかり。「営業が協力できないって、幻冬舎文庫に入れても死蔵される、無駄弾ってことだよね? それ背任じゃないの?」とは云いましたね。遅刻すると可哀相なので、ちゃんと考えてくれと早めに切りました。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
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喋ったのは20分くらい? 電話の時間は短く感じるので30分くらいだったかも。会社からまた連絡があると思っていたので、電話を持ち歩いていたんだけど、それきりかかってこなくて、気が付くとメールが入っていた。その要件が冒頭の引用。お読みのように取材への回答とは正反対で、彼が決めています。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
正直、僕は、拙作を厚遇するから黙ってくれ、或いは『日本国紀』の支援のまわってくれ、とでも云われるのか? それはそれで面白い、と思っていました。例えば『ガリバー旅行記』のように見立てて、虚実綯い交ぜに楽しむ方法を作品として発表するとかね、電話を待ちながらそこまで考えていました。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
だから18時41分、彼への返信にこう書いています。「出版中止にあたっての、なんらかの条件提示、遵守事項の確認があるのかと思ったけど、何も無いって、ちょっと笑ってしまうというか」
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
「これで僕は幻冬舎とは無関係な存在なので、『日本国紀』について黙っている道義はないし、『版元が変わりました』ってだけで読者には何が起きたか判ってしまう。幻冬舎、何がしたかったんだろう? としか。もうレッドパージそのもの」
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
この時点から僕はメールに相手の文面を残し、幻冬舎文庫版『ヒッキーヒッキーシェイク』関係者とエージェントにこっそりBCCしています。証拠を残しとかないと、何されるか判んないと思ったから。カバーの画家、装丁家、解説者、全員が僕の人脈、僕のお膳立てですよ。いい加減にしろっていうか。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
以上を固く黙っていたことで、僕が幻冬舎の面々を恨むどころか庇っていたこと、広くご理解いただけたかと思います。出版界の信頼にかけての批判行為をプロレス呼ばわりされなければ、たぶん全部、ずっと黙っていましたし、新聞で大嘘をつかれなければ、こうしてメールの一端を出したりもしなかった。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
業務メールなので全文公開して構わないのかもしれませんが、今のところ、証拠保持を含め僕に虚言がないことと、相手の問答無用ぶりさえ伝わればよいので、他は伏せて。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
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受け取ったときの僕の顔も残っていました。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
( ゚Ω゚)
まじ他の作家諸氏に問いたいんだけど、正月早々、こんなメール受け取ったことありますか? ゲラ、せっつかれて直してんだぜ?
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
@hayama01 最初、津原には「おまえがウンコ食おうが知ったこっちゃない」という素敵な言葉云々と書かれていると誤読し、非道いなあと思いながら読み返してみたら逆でした。客観的に非道いと自分で立証してしまったことを告白し、ご寛容に感謝すると同時に、暴言を心よりお詫び申し上げます。
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) May 16, 2019
幻冬舎は、津原泰水さんのツイッターでの発言を元に、彼の本の出版(単行本の文庫化)をやめたらしい。
— akita_komachi (@antiMulti) May 16, 2019
幻冬舎はツイッター発言を出版の可否の判断材料にしているようだ。
百田尚樹さんや有本香さんのツイッターでの発言の数々は、出版停止基準には当たらないと、幻冬舎は判断しているということ。
津原泰水さんの件についてだが、TwitterなどSNSで発信するツールがあることによって救われてるんだと思う。今まで同じやり方で何人潰されたのか想像に難くない。
— 🦀朝倉かりー同志@宇宙イケス🐟 (@syabuchu2) May 15, 2019
@tsuharayasumi どこまで失礼な編集担当者…頷 twitter.com/tsuharayasumi/…
— Taku (@taku00243) May 16, 2019
津原泰水氏と幻冬舎の問題、もし訴訟になれば津原氏を支援します。この問題は、佐藤浩市氏インタビュー炎上よりもはるかに深刻。 twitter.com/tsuharayasumi/…
— Tomo (@Tomo42293463) May 16, 2019
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