2024年03月18日更新
将棋 shogi 藤井聡太

歴史に残る圧倒的な強さ!藤井聡太の輝かしい記録まとめ!

藤井聡太が達成した記録のうち、新記録や最年少記録など、価値の高いものだけを厳選してまとめました。それまでの記録を何年ぶりにどのぐらい更新したのかといった補足説明を充実させ、藤井聡太の異常な強さがはっきりと分かるようにしています。記録の並び順は新→古です。最終更新は2018年4月2日。

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2018年4月2日:最年少での将棋大賞記録4部門独占

記録4部門とは勝率一位賞、最多勝利賞、最多対局賞、連勝賞のこと。藤井聡太は2017年度、それら4部門すべてで1位の成績をとりました。

勝率 :83.6%(2位は大橋四段の79.3%)
勝利数:61勝(2位は大橋四段の46勝)
対局数:73局(2位は豊島八段の62局)
連勝数:29連勝(2位も藤井聡太で16連勝)

今まで、4部門独占したのは羽生善治と内藤国雄の2名のみ。最年少記録は1988年度の羽生善治で18歳でした。藤井聡太は15歳での達成ですから、一気に記録を3歳も更新したことになります。羽生善治は「四部門1位は1年間安定をした活躍を維持しないと到達が出来ない記録」と讃えました。

さらに藤井聡太は新人賞、特別賞、名局賞特別賞も受賞。これらも15歳での受賞は史上最年少。特別賞は「最優秀棋士賞と同等の活躍をした」と認められての受賞でした。なお、最優秀棋士賞を受賞したのは羽生善治でした。最優秀棋士と同等の活躍と言うのなら最優秀棋士賞をくれればいいのにと思うところですが、今回は永世七冠を達成した羽生善治が相手だったので、相手が悪すぎたという感じ。

2018年3月15日:中学生初のC級2組全勝1期抜け

出典:www.nikkansports.com
(C級2組最終戦に勝ち、感想戦をする藤井聡太)
C級2組全勝1期抜けを達成した棋士は5人おり、藤井聡太は史上6人目の達成者となりました。しかし、中学生でC級2組全勝1期抜けを達成した棋士は藤井聡太が初です。他の中学生棋士たちはどうだったかというと、C級2組を抜けるまでに、谷川浩司と羽生善治は2期、渡辺明は3期かかりました。加藤一二三は1期抜けですが、1敗してしまっています。才能ある中学生棋士であってもC級2組で全勝するのは難しいのです。藤井聡太は若くして安定している稀有な棋士と言えます。

2018年2月17日:朝日杯優勝により最年少での六段

出典:www.facebook.com
(六段昇段を報じる産経新聞の号外)

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朝日杯優勝は、六段に昇段するための条件の1つである『全棋士参加棋戦優勝』に該当するため六段昇段となりました。このとき藤井聡太は15歳6ヶ月。それまでは、加藤一二三が1956年に順位戦B級2組昇級により達成した16歳3ヶ月での六段昇段が最年少記録でした。それを62年ぶりに更新し、9ヶ月縮めたことになります。若くして全棋士参加のトーナメントを勝ち抜く力があればこそ達成できた記録です。朝日杯決勝で藤井聡太と対戦した広瀬章人は「とんでもない新人」とコメントしました。

2018年2月17日:朝日杯優勝により棋戦優勝の最年少記録を更新

出典:www.hochi.co.jp
(優勝を決め、会場の有楽町朝日ホールでトロフィーを授与された藤井聡太)
このとき藤井聡太は15歳6ヶ月。それまでの一般棋戦優勝の最年少記録は、1955年11月22日に加藤一二三が15歳10か月で成し遂げた『六、五、四段戦』の優勝。それを藤井聡太は63年ぶりに更新し、4ヶ月縮めたことになります。また、それまでの全棋士参加棋戦優勝の最年少記録は、1987年12月5日に羽生善治が17歳2か月で成し遂げた天王戦優勝。それを藤井聡太は31年ぶりに一気に1年4ヶ月も縮めたことになります。

なお、一般棋戦というのはタイトル戦以外のあらゆる棋戦を指す言葉で、若手限定の棋戦なども含みます。一方、全棋士参加棋戦というのは一般棋戦のうち全ての棋士が参加するもののみを指す言葉で、若手限定の棋戦は含みません。藤井聡太はいきなり全棋士参加棋戦で優勝してしまったので、一般棋戦および全棋士参加棋戦の両方の最年少記録を同時に更新することになりました。

2018年2月1日:C級1組昇級により、史上2番目の若さで五段昇段

出典:abematimes.com
(五段昇段を決め、将棋会館でインタビューに応じる藤井聡太)
初参加の順位戦C級2組で無敗のまま9勝目を挙げ、C級1組への昇級が確定。それにより、五段昇段となりました。そのとき、藤井聡太は15歳6カ月。記録更新かと思うところですが、加藤一二三が初参加のC級2組順位戦でC級1組昇級を決め、15歳3カ月で五段昇段したのが最年少記録です。藤井聡太の記録は残念ながら第2位です。藤井聡太のほうがプロデビューが早く、昇段に至る経緯も加藤一二三と同様であるのに、なぜ記録更新できなかったのかというと、加藤一二三の時代においては順位戦への途中参加が可能だったためです。藤井聡太の場合は2016年10月にデビューしましたが、2016年の順位戦には参加できず、2017年の順位戦開始まで待つ必要がありました。

2017年6月26日:デビュー後、無敗で29連勝し、最多連勝記録を更新

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出典:www.daily.co.jp
(29連勝を決め、将棋会館で記者会見する藤井聡太)
それまでの最多連勝記録は神谷広志が1987年8月17日に記録した28連勝でした。藤井聡太はそれを30年ぶりに更新し、1勝伸ばしたことになります。一般的な連勝記録を『デビュー後無敗で』という特殊条件つきで更新するという衝撃的な出来事でした。神谷広志は「凡人がほぼ運だけで作った記録を天才が実力で抜いた」とコメントしました。なお、『デビュー後無敗で』という条件つきでのそれまでの最多連勝記録は松本佳介および近藤正和の10連勝にすぎず、藤井聡太は一気にそれを19勝も伸ばしたことになります。

2016年10月1日:最年少プロデビュー

出典:mainichi.jp
(デビューを決め、将棋会館で記者会見する藤井聡太)
このとき藤井聡太は14歳2か月(中学2年生)。それまでの最年少プロデビュー記録は加藤一二三が1954年8月1日に記録した14歳7か月。62年ぶりに最年少プロデビュー記録を更新。それも一気に5ヶ月縮めるという快挙となりました。加藤一二三は「私の時とは(昇段の)システムが違うが、今の方がライバルが粒ぞろいで勝つのは大変だと思う」と記録更新を讃えました。中学生でプロデビューした棋士はその二人のほかには、谷川浩司、羽生善治、渡辺明のみで、合計5人しかいません。

ほかにも藤井聡太の記事をいろいろ作っています

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記事作成にあたってはWikiやニュース記事など、様々なサイトを参考にしました!

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まとめ作者