「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」は、空飛ぶクルマを利用者視点からとらえることを目指し、地域創生や観光を担う人材育成など、大学生や高校生の視点を交えて進める研究室を造った。
・創設目的
「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」は、空飛ぶクルマを利用者視点から捉え、次代を担う若者とSDGs思考で未来の空を構想する未来系シンクタンクを目指しています。研究室で生まれる提案を広く発信することで社会受容性の向上を図るとともに、研究室に関わった若者を空飛ぶクルマ産業を担う人材として兵庫から輩出することを狙いとしています。
・取組内容
①バーチャルラボ運営
「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」の関係者と空飛ぶクルマのステークホルダー間のコミュニケーション、そこに集まる情報や議論される知識・アイデアの共有等の機能をもつ仮想空間を構築し、兵庫県における空飛ぶクルマの社会実装を後押しするバーチャルラボを運営します。
②大学生選抜「空飛ぶクルマゼミ」
兵庫県在住・在学かつ観光、地方創生に興味のある大学生の中から、空飛ぶクルマの活用に興味のある大学生を選抜し、インカレゼミ形式で、空飛ぶクルマに関連する基礎的な知識を習得すると同時に、具体的なプロジェクトのインターンシップ、観光や地方創生の観点からの空飛ぶクルマの社会実装に関わる調査・研究を実施します。
③観光甲子園内「空飛ぶクルマ部門」
全国の高等学校をネットワークして開催する兵庫発の観光コンテスト「観光甲子園」内に「空飛ぶクルマ部門」を新設。若者視点で各地の社会課題解決や観光活性化の事業構想アイデアを競っていただきます。予選、準決勝のプロセスを経て2023年2月に決勝大会を開催し、グランプリ、準グランプリチームを決定します。
空飛ぶクルマはもう、夢のような話ではありません。
2019年には内閣府の「成長戦略」ポータルサイトに【新たな交通手段】として、AIの自動運転などを含めたサービスを今後充実させていくことを発表している。
(以下、成長戦略ポータルサイトより抜粋)
地域住民や旅行者一人一人の移動ニーズに効率的に対応するためには、AI等により個々人が様々な交通手段の最適な組み合わせを選択できる新たな交通サービス(MaaS)を、自動運転などの新技術と組み合わせ、地方公共交通の維持・活性化を図っていく必要がある。
特に、人口減少地域では、交通サービスと物流、医療・健康、買物といった他サービスを組み合わせることで、地域課題の解決も可能となる。
さらに、こうした変化を支える新技術の社会実装を進める。具体的には、自動運転、小型無人機(ドローン)等様々なモビリティに係る制度改革、データ連携の強化に取り組むとともに、高齢者の交通事故に関する安全対策を強力に推進する。
株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩)は2018年に設立し、「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」を開発しています。
国内の空飛ぶクルマ事業化は、2025年を目指しており、これは同年に大阪府で開催される「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が大きな要因とされている。
経済産業省と国土交通省では「空の移動革命に向けた官民協議会」を設置。
同様に大阪府では大阪・関西万博に向けて「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を設置し、具体的な行動計画を取りまとめ、積極的な意見交換や検討会を進めている。