有村が「輝く！日本レコード大賞」の司会を担当するのはこれが初めて。また、安住アナは2012年から同番組の総合司会を務めており、今年で11年連続で総合司会を務めることとなる。

同局で行われた会見で、オファーを受けた際の心境を聞かれた有村は「とても光栄に思いました。音楽をやられている方は『レコード大賞』をひとつの目標としてがんばっていらっしゃると思いますし、その場をともに過ごせるのは幸せなことだと思います」とコメント。「さまざまな経験をさせてもらった20代ですが、まだこういった大役をいただける機会があるんだなあと改めて感じました。普段はお芝居の現場を見る機会しかないですが、音楽に関わらせていただくことも好きなので……またお芝居とは異なる表現をこのタイミングで知れることは、自分の中で刺激になると思います」と思いを語る。そんな有村について、安住アナは「今回ひさしぶりにお会いしたんですが、出会ってからは長いんです。立派になられた有村さんと一緒に、こういったステージに立てることがうれしいですね」と感慨深げに語った。

安住紳一郎アナウンサー（左）の話を遮る練習を報道陣の前で披露する有村架純（右）。
安住紳一郎アナウンサー（左）の話を遮る練習を報道陣の前で披露する有村架純（右）。［拡大］

安住アナとタッグを組むことについて、有村は「台本から外れたときの安住さんを見るのが楽しみです。アドリブの応用力を培って、本番に臨みたいと思います」と笑顔で語る。すると、それを聞いた安住アナは「有村さんは『人生の目標は脈拍を上げないこと』という人なので、なかなか興奮した感じを見せないけれど、内面はユーモアたっぷりなんです。“場”を設定するとものすごく面白い人だということは知っているので、私はそれを楽しみにしたいですね。“有村さんの脈拍を上げること”が、今年のメインテーマでございます」と意気込んで会場の笑いを誘った。安住アナは本番当日に向け、有村に「僕の話を遮ってでもコメントすること」をリクエストしているといい、会見の中では2人が実際にその“練習風景”を公開する場面も。会見MCの問いかけに答えようとした安住アナの言葉に被せるように有村が自身の発言で切り込んでゆくと、その絶妙なテンポ感に会見場は大いに盛り上がった。

有村架純
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「お芝居をするときも、音楽を聴いていることが多いんです。そのときどきのシーンに合わせた音楽を聴いているので、常に音楽に助けられています」という有村。放送当日の楽しみについて聞かれると、「新人賞を取られた皆さんがどのような歌声を届けてくださるのかが楽しみです。フレッシュな空間になりそう」と返答。wacci、Mrs. GREEN APPLE、マカロニえんぴつ、SEKAI NO OWARIといったバンド勢にも注目しているといい「最近は非常にストレートな表現をされている歌詞が多いなと思います。誰もが一度は感じたことのある感情が伝わってきますし、そういった部分で皆さんの支持を得られるのかなと感じます」と印象を語る。そして「ずばり、注目アーティストは？」という質問が記者から飛んだ際には、新人賞のOCHA NORMAの名前を挙げ「ハロプロさんらしさがぎゅぎゅっと詰まっていて、ほかのアーティストさんにはない個性を持っている印象です。聴くだけで『ハロプロだな』とわかる、いいグループだなって思います」とその理由を明かした。

大賞発表の封筒がなかなか開けられなかった思い出をジェスチャー付きで話す安住紳一郎アナウンサー。
大賞発表の封筒がなかなか開けられなかった思い出をジェスチャー付きで話す安住紳一郎アナウンサー。［拡大］

一方の安住アナは「（自身が司会を務めた）『音楽の日』での矢沢永吉さんのオーラとステージングに魅せられて、家で『アイ・ラヴ・ユー、OK』を聴いています」と今年の音楽の思い出について振り返りつつ、「男闘呼組のステージがすごく楽しみですね」と、放送当日の楽しみを語った。注目アーティストについても「Adoさんは匿名性が1つの特徴なので、今年はどういうふうに紹介するのか。Da-iCEさんの2年連続（日本レコード大賞）受賞にも期待がかかりますし、マカロニえんぴつも勢いがありますからね。マカロニえんぴつは去年『自分たちが（賞を）取る』と言っていましたからね。そういう勢いのあるアーティストさんをひさびさに見た印象でした」と流れるような語り口でコメント。新人賞については「Tani Yuukiさんは新人と思えないほど堂々としています」と期待を寄せた。

練習を披露し、笑みを浮かべる安住紳一郎アナウンサーと有村架純。
練習を披露し、笑みを浮かべる安住紳一郎アナウンサーと有村架純。［拡大］

最後に安住アナは「アーティストの皆さんの熱気あふれるステージ。その熱を余すところなくお届けしようと思います」と視聴者に向けてのメッセージを伝え、有村も「アーティストの皆さんと同じ熱量で舞台上に立たせていただきます。私も楽しみます」と意気込みを語った。そして会見の締めに、安住アナは「私たち、放送当日は同じものを食べて生放送を乗り切ろうと約束しました。食べるのは……？」と有村に問いかけ、この言葉を合図に2人は「明太子おにぎりです！」と声を合わせた。和やかな雰囲気の中で会見は終了し、安住アナは「どうですか？ この新しい宣伝スタイル！」と、楽しげに報道陣に語りかけていた。
引用元：natalie.mu（引用元へはこちらから）